荷物は盗られる

入念に準備しても盗られるものは盗られる

【ドイツ・オーストリア ②】そして紛失

もうりの人生初の旅行記第二弾です。

前回記事はこちらへ。

 

 

パリ、シャルル・ド・ゴール空港

日本から約13時間。

今回の旅の経由地、シャルル・ド・ゴール空港に到着しました。

もう日本語は聞こえません。

 

経由地と言っても、ただ飛行機を乗り換えるだけです。

待ち時間も少なく、すぐにドイツのフランクフルト空港へ出発です。

 

もうりははじめての海外の空港に不安を覚えつつも興奮がとまりません。

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看板の色とか、かわい〜な〜あ。

 

添乗員さん「飛行機、遅れてるみたいです」

 

さいでっか。

まあええがなええがな。気長に待とうぜ。

 

1〜2時間ほどして、配給されるサンドイッチと水。

もうり「ひぇ〜、パリすげ〜!タダでごはんくれるのかよ〜!」

謎の勘違いをかまし、ただただ感動しているもうりのすぐ横では、外国人(わたしもか。)が職員に対して怒鳴り散らしています。

 

もうり「サンドイッチくれたのに何で怒ってるんだろ?足りない?」

愚かにも程があります。

 

 

しかし、5時間も待つと、さすがにおかしいことに気づきます。

一層ざわめきだつ空港内。

夜は22時を過ぎ、床に毛布などを敷いて眠りにつく人々が目につきます。

 

添乗員さん「滑走路が凍って飛べないから、今日はフライトキャンセルですって。

 

え、、、

 

そ、そんなん言われましても、、、、

どうしたら、、、、、、、ええんや、、、、

 

 

極寒のパリへ

ラッキーなことに、空港周辺のホテルを

航空会社が取ってくれました。

 

その際の添乗員さんが言うには、

「こんなこと、今まで無かったです!(普通なら空港のベンチで夜を明かさなければいけないのに、ホテルを取ってもらえるなんて)ラッキーです〜!!」

らしいので、とてもラッキーだったのでしょう。

 

そもそもパリとフランクフルトは、1時間ちょっとで到着する距離。

ラッキーな人間どころか普通の人間ならば、すでにフランクフルトに到着していますね。あはは。ラッキー。

 

 

ラッキーな我々は、空港からホテルへと向かうシャトルバス乗り場で、バスを待つことに。外ですけど。−5℃の。

 

空港職員「いつ来るか分からないけど、乗り遅れたら困るからちゃんと外で待ってて。いつ来るか知らんけどな。

ーー最早我々に抗う権利など残されていないのです。

 

前回のブログでも書きましたが、友人の助言に従い、

  • 荷物になるから、コートは預け入れ荷物に入れたほうがいいよ!
  • 機内はしんどいから、デニムとか御法度だから!

この2つを守っていました。

 

というわけで、わたしは-5℃のパリに対して、

シャツとジャケットとショートパンツ、あと80デニールのタイツ

という軽装備で挑むことになったのです。

 

友人はダウンコートを着て、ニット帽をかぶっていました。

 

 

パリのホテル

極寒のパリ、誰がどう見ても初秋の装いで2時間弱バスを待つわたし及び我がツアー御一行様。

何がどうなったか分かりませんが、結局タクシーでホテルを目指すことになりました。

 

ホテルへは無事到着し、お風呂に入って即時睡眠。

飛行機の経由地で預け入れ荷物を受け取ることはできないので、とりあえずパンツを洗いました。

 

なんというホテルなのかも分かりませんが、とてもきれいでした。友人が言うには、朝食のオレンジジュースが最高にウマかったらしいです。なんというホテルかも知りませんが。

 

 

念願のドイツへ

朝一番の飛行機は定刻どおりに出発し、

無事、フランクフルト空港に到着しました。

 

空港のターンテーブルでスーツケースを待つ一行。

お分かりだと思いますが、待てど暮らせど出て来ず、我々の荷物は、まだパリにあるとのことでした。

 

 

唖然としましたが、ツアー参加者の15名弱、ほぼ全員同じ状況下に置かれているのです。

文句を言っても荷物は来ないし、仕方がないので旅行を楽しみます。

 

本日の教訓

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つづきます。

【ドイツ・オーストリア ①】悪夢のはじまり

 

人生初の海外旅行

ずいぶん昔のことではありますが、いい機会なので写真を探し出し、書いています。

何も覚えていません。ご了承ください。

 

 

大学生。

大いなる偏見が入りますが、

典型的な大学生のすることと言えば勉強。

次いでバイト、そして旅行ですね。

 

20歳。わたしも海を渡ってみたくなりました。

当時ヨーロッパへの絶大な憧れがあったと思われるわたしは

友人にドイツのクリスマスマーケットへ行くことを提案しました。

ドイツやオーストリアのの都市の広場でアドベントに行われるイベント。ドイツ圏ではほぼ全ての都市、小都市で行われる。夜が長く天気の悪い冬のドイツの呼び物として定着している。

出典:クリスマスマーケット - Wikipedia

 

もうり「やばいかわいいらしい」

 

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友人快諾。チョロすぎる。

 

しかも、友人Aは幼少期から年に一度はアロハしている、

海外未経験のわたしにとって最強に頼もしい存在だったのです。

 

こうしてわたしは最強のパーティーを組んで

初めての海外旅行へと駒をすすめていきました。

 

 

はじめての海外旅行準備

 

 12月のドイツの気温をご存知ですか?

最高気温  5℃

最低気温 -5℃

 

調べたら全然寒くなかったので吃驚しました。

しかし、わたしが行った際は、

 

旅行代理店「先週は-20℃を記録しました。真剣に防寒してください。」

 

少なくともこのようなご連絡を3回は頂きました。

ヨーロッパに大寒波がやってきていたようです。

 

寒さにはめっぽう弱いわたしは、

ものすごくあったかそうなコートを買いました。

 

むろん、他にも買わなければいけないものはたくさんあります。

  • 預け荷物用のスーツケース (60ℓくらい)
  • コンセントの変換プラグ/変圧器
  • スリッパ(海外のホテルにはスリッパが置いていないらしい)
  • カイロ(だって-20℃)
  • ヒートテック補充(だって-20℃)
  • 旅行用の歯ブラシ
  • 旅行用のシャンプー

……アンド・ソー・オン。

 

と、いうわけで買いました。

 

それに加えて、パスポートを作りました。

パスポートって、作るだけで2万円弱かかるんですね。

 

出発前から大きな出費が続き、

メンタルはボコボコだったことでしょう。

 

 

旅立ちの日

ついにやってきました。

関西空港発、パリ経由、フランクフルト行き。

忘れもしません。エールフランス利用。

 

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友人から、

  • 荷物になるから、コートは預け入れ荷物に入れたほうがいいよ!
  • 機内はしんどいから、デニムとか御法度だから!

などという忠告を受けていましたので、

従順に応じるもうり当時20歳。

 

無知とは怖いものです。

旅慣れた友人が神のようの思えます。

海外旅行保険のすゝめ

 

海外旅行保険に入ろう

 

*保険会社の者ではないので、

こういうのがあるってことを知ってほしくて書いております。

間違ってる部分もあると思うので、気になった所は調べてみてください、、

 

 

このブログの要である盗難

稀にあるロストバゲージ*1

旅行中の医療費、、、

 

なんとなくそんな感じのヤバいやつが起こったときに、わたしたちの味方になってくれるものが、海外旅行保険です。

 

全然高く無いので、絶対入ったほうがいいとおもいます。

ネットで簡単に、安く入れます。

(詳しくは、“海外旅行保険”で検索)

 

わたしは人生初の海外旅行でこれに入っていなかったため、

とても悔しい思いをしました。

 

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見てください、この悲痛な表情。めっちゃ楽しそう。

 

初めて乗る国際線に胸を躍らせ、長時間のフライトに耐え、たどり着いたドイツ・オーストリア

ロストバゲージにあい、全4泊6日の行程(たぶん)を

オールスッピンで過ごし、

毎晩パンツを洗ってはドライヤーで乾かす、

うら若き乙女には大変な苦行を強いられた旅行でした。

 

現地でパンツ買えよな。

 

それはさておき、

バックパッカーのようなガッツのある骨太な旅がしたい!

というかたはもう知りませんが、

ちゃんと化粧をして、

健康で文化的な最低限度の生活を営みたい!とお望みのかたは

保険に入るメリットが医療費以外にもあります。

 

 

なぜ入るのか?

  • 荷物が盗まれたとき、すごいお金くれる
  • ロストバゲージしたとき、すごいお金くれる

 

お金をくれます。

 

最重要事項ですね。

これで心置きなくパンツもファンデーションも買えます。

ちゃんと眉毛のある旅行ができますね。

 

入った保険のプランにもよりますが、

10万円とか、20万円とかの上限はあれど、めっちゃお金くれます。

 

もちろん、それ相当の物が盗まれたり、

無くなったりしたことが証明できればですが、

めちゃめちゃ厳しいわけでもないので、嘘さえ書かなければ、だいたいくれます。

 

ロストバゲージに関しては、

一応航空会社にも補償制度はあるみたいです。

ただ、結構いい加減な感じらしいので、あまり期待しないほうがよさそうです。

(わたしは上述の初海外旅行の際、緊急で必要になったコート代を請求したら返ってきました。うれぴ)

 

 

クレジットカード付帯の海外旅行保険

クレジットカード、持ってますよね。

持って無ければこの章は読飛ばしてください。1ミリも役に立ちません。

 

持っているかた!おめでとうございます。

あなたのクレジットカードには、海外旅行保険がついているかもしれません

そうすれば、わざわざ保険会社が提供する海外旅行保険に入る必要がない、かもしれません

 

まわりくどいですね。

簡潔に説明すると、

  1. 保険がついてないカードもある
  2. カードに保険がついていても、その補償内容がクソ

 

1の場合は、潔く諦めて、保険会社の保険に入ってください。

2の場合は、ご自身で保険会社の保険と比較し、

  • 『この補償内容じゃわたしこわぁい...』→ 保険会社の保険に入ってください。
  • 『十分じゃあん!』→ そのクレジットカード付帯の海外旅行保険を利用してください。

 

『十分じゃあん!』党のみなさま、気をつけてほしいことがあります。

そのカードの海外旅行保険にも、

  • 自動付帯
  • 利用付帯

の2種類があります。

 

自動付帯だったかた。

おめでとうございます!持ってるだけで適用される最強カードです!

 

利用付帯だったかた。

現地で使えば適用される、とか、

旅行にいくまでの交通費をクレジット支払いすればで適用される、とか

カードによって条件が違うので調べてから旅立ちましょう。

 

 

そんな感じで、保険入るだけでもうめっちゃめんどい。

海外旅行って面倒くさいことだらけですね。

それでも行きたくなってしまうのは、病気か何かなんでしょう。

 

強めのお薬、出しておきますね。

 

 

*1:空港で預けた荷物が無くなったりして、予定した到着地で受け取れないこと。もっとひどいと一生受け取れなくてつらい

荷物は盗られる

 

旅行ブログです

 

はじめまして。

アラサー真っ只中、生きる希望は年に1度の旅行。

典型的なOLの趣味を持ったアラサー中のアラサー、もうりです。

 

 

このたび、せっかくなので

①今まで行った旅行の備忘録として、

また、皆様に

②どれだけ入念に荷物を準備しても、盗られるときは盗られるので、

盗られたときに、あまりダメージを喰らわない方法をお知らせしたく

このブログを開設いたしました。

 

結局は自己責任。泣いても笑ってもそれが旅行。

荷物を準備する暇があれば、どんな困難にも打ち勝つ、強靭な精神力を手に入れるべく日々鍛錬に励め。

 

そんなストイックな記事を書いていきます。

 

などという冗談はさておいて、このブログは主に旅行後に書くことを前提としておりますが、気が向いたときに何年も前の紀行文を載せたりします。ほぼ記憶が無いので、写真だけでも見ていただければ幸いです。

 

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もうりの海外旅行歴

2009;ドイツ・オーストリア(荷物は無くなった)

2010;韓国

2011;パリ

2012;韓国・ニューヨーク

2013;台北・ハワイ

2014;モロッコ(荷物は盗られた)

2015;バンコクカンボジア

2016;ハノイポルトガル

2017;ロンドン・香港

2018;台北・イタリア

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皆様のタメになる記事がかけるようにがんばります(29歳・OL)