荷物は盗られる

入念に準備しても盗られるものは盗られる

【2016 ポルトガル ⑪】ポルトガルのおみやげ

2016年、アラサー女のボッチ旅〜ポルトガル編〜第11弾です。

今回は、みんな大すき!スーパーマーケットについて書きます。自分用、友達用関係なくお土産探すのに最高ですよね。スーパー。だいすき。とは言え1つしか行ってないので、そんなに書くことも無いんですけど。そしてこれにて漸くポルトガル編最終回です。うぃ〜。

 

もくじ

リスボンのスーパーマーケット

一日10時間は軽く歩いていたので「歩いてりゃ どっかにあるだろ 食材店(字余り)」と、心の中でくそみたいな川柳を詠む程度には余裕を持っておりましたが、意外とスーパーが無かったので、地球の歩き方にお世話になりました。

 

El Corte Inglés

ここ、スペイン大手のデパートらしいのですが【駅直結・程よく中心地から近い・遅くまでやってる・土日もやってる・食料品スペースが広い・雑貨も見られる】と、なんとも便利そうなところだったのでこちらを選びました。

デパートなので、一通り揃います。化粧品のカウンターもだいたい揃っていて、日本の免税店で買うよりも安いブランドも多かったです。yslは少なくともやすかった。

食料品は対象外ですが、生活雑貨や化粧品、服飾品などはタックスフリーの手続きを纏めて行ってもらえるので、便利です。タックスリファウンドの手続きカウンター、めっちゃ分かりにくいところにあるので、聞きまくってください。聞きまくっても迷った。

El Corte Inglés(エル コルテ イングレス)

地下鉄São Sebastião駅直結

Av. António Augusto de Aguiar 31, 1069-413 Lisboa 無休

月〜木)10:00〜22:00 金・土)10:00〜23:30 日)10:00〜20:00

 

おみやげ

スーパーで買うことのできるポルトガル土産の定番として【ワイン・塩・オリーブオイル・缶詰・ジンジャーニャ】があるみたいです。

El Corte Inglésには、スーパーとは別に、何というか高級食材店?成城石井的な?食材を集めたコーナーもあるので「ちょびっとだけいいお土産」を買える点も良き。スーパーのよこっちょにあります。

 

・ワイン

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ポルトガルに行くまで、ビーニョ・ヴェルデ*1というワインを全く知らなかったので、この銘柄も全然知らなかったのですが、大衆向けのビーニョヴェルデならこの「カザル・ガルシア」がおすすめだそうです。

ここ、El Corte Inglésには、普通のワイン売り場とは別に、ポルトガル産アルコールコーナーが設けられていて、英語の話せるスタッフさんが、一緒にワインを選んでくれます。むっちゃ優しい。このカザル・ガルシアは日本でも買えるみたいです(帰国後みかけた)。El Corte Inglésでは4€くらいで買った気がします。冷やして飲むとうまい。昼から飲みたい味。

 

 ・塩

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海に近い国なので、塩事業もさかんらしいです。買ったのは粗塩や、その粗塩とハーブがミックスされたものなのですが、おいしい塩が安く手に入る上に、小さなサイズのものも売られているので、料理がすきなひとへのお土産としてもおすすめです。写真のものだと、蓋に使われている【コルク】もポルトガルでは有名なものらしく、コルクで作られた絵はがき、服、鍋敷きなどなど、「え、こんなものまで、、」と軽く引くレベルにはコルク製品が売られておりました。

ちなみに写真の塩は、スーパーではたぶん売られておりません。欲しいかたは バイロ・アルト編でご紹介した雑貨店、A Vida Portuguestaで買ってください。濡れた手だと摘めないので不便ですがオシャレです。オシャレと不便は常に隣り合わせですね。

 

・オリーブオイル

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これは缶に入ったオリーブオイルですが、瓶入りのものやらいろいろありました。この何なんですかね?ピエロ?寝坊してナイトキャップを脱ぎ忘れたビジネスマン?が描かれたパッケージに惹かれて購入しましたが、ちゃんとおいしかったです。缶入りだと、開封後密閉保管ができず不便だということも学びました。ワンアップ!買うとき気づけよな。オシャレは不便か!

 

・ジンジャーニャ

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パケ買いですわ、パケ買い。なぁんて可愛いんでしょう。シールが剥がれないように気をつけて洗いまあす。ジンジャーニャも、他にも何種類かあります。

 

他にも、パスタの乾麺が異常に安かったり、生ハムコーナーが異常に広い上にそこに一番人が密集していたり「あー、ヨーロッパにいるんだなぁ」と感じられるラインナップで、お買い物がとても楽しいスーパーでした。ホステル同室のカナダ人バックパッカーに「やれやれ、何をそんなに買ったんだ」と呆れられましたが、呆れられてもいい!わたしはスーパーがすきなんだ!!!!!!ほっといてくれ!!!!!!

 

・ベイキングパウダー

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写真;http://blog.supplybunny.com/tag/baking/

パケ買い第二弾。これ、どちゃくそかわいくないっすか、、、缶の中に缶の絵があって、また缶の中に、、と、マトリョーシカ形式のパッケージに一目惚れしてしまいました。無駄に古きよきアメリカンなデザインだなー、って思ってたらおもっきしUSAブランドでした。凡ミス。がはは。よくあるよくある。お菓子作りが趣味の友人にあげましたが、ちゃんと膨らむか分かりません。カワイイは正義だ!

 

・スーパー以外 ①【服】

現地の服を見るのもすきなので探索していたのですが、Amitieというブランドがすごくツボでした。かわいいし、zaraより安い、、9月でしたが、100€でコートが買えてしまったので買いました。あったかい。日本でも取り扱っているお店探してるんですが、スペイン近郊でしか手に入らないみたいです。ちぇ、、行くか、、スペイン。

取り扱い一覧です。zara系がすきでしたらぜひ。

 

 ・スーパー以外 ②【生活雑貨】

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El Corte Inglésのリビングフロアをフラフラしていたら、アズレージョっぽい陶器で出来た素敵なリードディフューザーを見つけたので即買いしました。

ポルト生まれ、CASTELBEL社のPortus caleというブランドのルームフレグランスらしいです。かっけえ。

20€くらいだったので「お手頃だなぁ」と思って、ネット通販でリフィルを買おうとしたら、リフィル(250ml)5,000円、、本体価格8,000円とな、、え、液体だしね、、わ、割れ物だしね、、うん、、こんなにお金出すならわたしはドットール・ヴラニエスを買うよ。うん、もっと高いな。

わたしが買ったものの他にも色んな種類がありました。日本で取り扱う実店舗を見たことがないので、何とも買いにくいと思いますが、ポルトガル旅行の際は是非。ちょっと重いけどおすすめです。

 

そういえば、リスボンの空港でタックスリファウンドのカウンターは、ものすごく中国人で溢れかえっていて、それなのに窓口は1人しかいないし、まじで待ちます。最初は並んでいましたが、大した買い物もしていないので、途中で離脱。諦めました。免税を希望するかたは、1時間は見積もっておいても良いかとおもいます。

ついでにリスボンの空港について書いておきますと、思っていたより全然広くて新しくて、けっこう楽しいです。「リスボンに人こんなにおった!?」ってくらい、特にチェックインカウンターは人で溢れかえっています。リスボンの街がコンパクトだからってナメていると、絶対飛行機間に合わないと思うので(圧倒的に諸窓口が少ないという理由も考えられます)、空港には余裕を持って行きましょう。おうちに着くまでが遠足です。

 

Loja das Sopas

一日目に宿泊したホステルの夕食で「カルド・ヴェルデ」というスープを頂いたのですが、これがほんっっっっっとうにおいしい。何が入っているのかも知らずに飲みましたが、ケールだったんですね。ほんとにおいしいので「いかにポルトガル滞在中にこのスープを大量に摂取するか」に注力していました。たぶん、どのポルトガル料理レストランでも食べられると思いますが、El Corte Inglésにあったフードコートにも、カルドヴェルデが飲めるお店がありました。100%ファーストフードです。お財布にやさしい。

サラダのセットとか、キッシュのセットとかいろいろありましたが、軽いランチなら、スープだけでおなかいっぱいになります。日本の某汁物在庫東京の3倍くらい入って4€くらいです。チェーン店なので、いろいろなところにあると思いますが、何せ公式サイトがくそみそだったので、ご紹介できず心苦しいっす。

変わりにレシピを置いておきますが、ケールなんてどこで売ってるだってよな。

ビーニョヴェルデとかカルドヴェルデとか、わたしはヴェルデがすきなんだな。緑。ナメック星人かな。

 

東京のポルトガル料理レストラン

帰国後すぐに恋しくなったので、行ってきました。東京の代々木八幡にある有名店、クリスチアノです。安くて、美味しくて、ボリュームもばつぐんなので、できれば何人かで行ったほうが色んなメニューが楽しめるとおもいます。

クリスチアノ 予約必須

東京都渋谷区富ヶ谷1-51-10 プリティパインビル1F 月曜定休

火〜土)18:00~26:00 日)18:00~24:00 

 

近くには系列店「パステルデナタ(エッグタルト)」専門店のナタ・デ・クリスチアノもあります。テイクアウト専門で、1つ200円というハードルよりも、5人くらいしか並んでいなくても15分は待つという回転率のハードルの方がわたしには高いのですが、みんな「嘘でしょ」ってくらい大量に買って行くので仕方がないかもしれません。肥るよ。晴れた日にコーヒーとナタを持って代々木公園でピクニックするのが至高だとおもいます。

ナタ・デ・クリスチアノ

東京都 渋谷区 富ヶ谷 1-14-16-103 年始休

10:00~19:30

 

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もうりのポルトガル紀行はこれにて終了です。

ポルトガル、行く前より行ってからのほうが、ずっとずっとすきになりました。住みたい。住める。これを読んだかたがひとりでも「あ、ポルトガル行ってみたいかもしれないかもしれない」と思っていただけたら幸いです。

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オブリガーダ、ポルトガル

*1:完全に成熟する直前に収穫をした若いぶどうを使って作られる、ポルトガル産の微発砲ワイン。軽い口当たりでぐいぐい飲んでしまうのでディ・モールト危険。

【2016 ポルトガル ⑩】ポルトガルのホステル

2016年、アラサー女のボッチ旅〜ポルトガル編〜第10弾です。

纏める能力乏しく、もう今回で10回目になってしまいました。今回は、これまた「どこに需要が」と均衡点も霞むような話題、ポルトガルのホステルについて書きます。

 

もくじ

 

ホステル初心者で他国と比較できず申し訳ありませんが、バックパッカーの話を聞く限り、ポルトガルのホステルは【安い・綺麗・親切】の三拍子。ホステルデビューがこの国で出来て良かったです。

 

リスボンのホステル

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以前こちらの記事にも書きましたが、中心部に泊まるのならば、バイシャ、おすすめです。上の地図でいう①の部分です。出発3日前と、ギリギリに予約したので、人気のホステルは埋まっていましたが、Hostel Worldでも人気の高い、こちらのホステルに泊まりました。

口コミとか評価以外にもわたしには基準があって、

  • 二段ベッドの一段目にはカーテンがついていること

これだけは譲れなかったんです。今回がホステル泊まるの初めてだったので、よく分かんなかったっていうのもありますが。

着替えてるのさすがに見られるのは、、(バスルーム行こうな)。寝顔バカにされそうだし、、(みんなそんなヒマ無いよ)。ひとりになりたいときもあるじゃん、、(すでにひとりだよ)。

と、何もかも即時解決しそうな理由ですが、やっぱりカーテンは必要です。結局徒労に終わったわけではありますが。

 

Home Lisbon Hostel

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ここは、一度目にチェックしたときから「あ!泊まりたい!」とおもっておりました。クラシックなインテリアがかっちょよくないですか。ポルトガルに行く前のポルトガルのイメージってこんな感じだったので、「いかにも!」なところに泊まってみたかったんです。

ここは女性専用の部屋に泊まったので、もうそれは快適だったのですが、他に泊まったホステルに比べて、トイレとシャワールームが別であることがすごく魅力でした。バストイレ別って大切だな、、我が家はユニットのくせにな。

条件として挙げていた「1段目カーテン」は、2段目だったので意味なかったです。

ちなみに、上の写真にもありますが、二段ベッドの1段目の下に、大きなスーツケースも余裕で入る引き出しが1人1つずつ使えるようになっています。これはどのホステルにも完備されておりました。施錠するための穴が空いているので、日本からダイヤルロックなり、南京錠なり、鍵を持って行くとよかろうもん。

 

 Home Lisobon Hostelのメリット

  • スタッフがめっちゃやさしい
  • 他の都市周遊のために不在の間スーツケースを預かってくれる
  • 男女別かつバストイレ別
  • 夜ごはん(事前予約制、10€)がおいしい
  • 清潔アンド清潔
  • Yes! Lisbon Hostelに比べて、チャラさがあまりない

Home Lisbon Hostelのデメリット

  • 何故か最初の5段くらい階段登らないとエレベーターホールにつかない

1泊2,000円くらい。Baixa-Chiado駅より徒歩5分程。

1階にはないので、油断していると普通に通りすぎます。

 

Yes! Lisbon Hostel

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本当はHome Lisbon Hostelにずっと滞在したかったのですが、あいにく満室だったため、こちらにも2泊しました。

いやあ、たぶん全然「問題ない」んですけど、Home Lisbon Hostelが最高だったんでしょうね、、個人的にはHome Lisbon Hostelをおすすめします。

というのも、わざわざ二段ベッドの一段目にはカーテンがついているホステルを選んだのに、配当されたベッドはまさかの一段ベッド。6台あるベッドのうち2台だけがなぜか一段ベットでした。申し訳なさからなのか何故かセミダブル。横並びではないとはいえ、縦並びだし。気まずいぜ。

というわけで、「二段ベッドの一段目にはカーテンがついていること」という条件はまたしても意味をなしませんでした。二段ベッドですらない。

あと、これは本当にタイミングと運でしかないんですが、わたし以外全員男性でした。ウィーアーオールメン。メンズも「女の子って、ブスのアラサーかい!」ってなったでしょうな。すまんな。男女共同の部屋を選んだわたしの責任なので、気にするこたぁねえズラ!と思っておりましたが、やっぱすげーイビキでした。気にする美女は避けたほうがいいズラ!みんな気さくに話しかけてくれたりしてすっごく優しかったよ!ありがとな。

 

Yes! Lisobon Hostelのメリット

  • 駅から1mmも坂をのぼらずに到着できる
  • シャワールームに脱衣所がある
  • 毎晩謎の酒がワンショット振る舞われる(すごい色)
  • 毎晩パーティーやっててリア充はたのしそう
  • 若い

Yes! Lisobon Hostelデメリット

  • 男女共用のトイレとシャワールームが同じ部屋にある
  • そして何故かそこがニンニクのにおい
  • 一段ベッドで寝顔を晒す可能性がある
  • 毎晩パーティーやっててリア充がたのしそう
  • 若い

1泊2,000円くらい。Baixa-Chiado駅より徒歩5分程。

一段ベッドって何なんでしょうね。わざわざそんな表現をしたことはないし、これからもすることはないでしょう。

 

上記2つのリスボンのホステルでは、チェックインのときに「ジンジャーニャ」というさくらんぼでできたリキュールでもてなしてくれました。ショットで。でも、これ、17度くらいのアルコールなのですが、甘くて、喉が焼けるかんじもあまりなくおいしいです。

リスボンの街角には、ジンジャーニャスタンドがいくつかあって、その前を通るとまさに「くいっと一杯」してるひとが必ずいました。1€程と手頃なので、梅酒のロックとかがすきなひとはぜひ試してほしいです。わたしは梅酒が嫌いですがジンジャーニャはすきだーにゃ。

A Ginjinha

Largo São Domingos 8, 1100-201 Lisboa 無休

9:00〜22:00

 

ポルトのホステル

「1泊だしええか」と思って、メインのエリアとかも詳しく調べずに予約しましたが、ざっと見るかんじ、ポルトの宿泊施設は【サン・ベント駅付近】と【ドウロ川付近】に分かれているっぽいです。

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この地図でいうと、ドウロ川付近の宿泊施設はドン・ルイス1世橋の左側らへんに多いかんじです。どっちに泊まってもおもしろいと思いますので、お好みで。

わたしはドウロ川付近を引き当てましたが、どちらのエリアにしろサン・ベント駅から坂は逃れられないので、スーツケース等を持っての移動はタクシーが賢明だとおもいます。ポルトの坂は本気。

Bluesock Hostels

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2016年に開業した新しいホステルです。わたしが泊まったときも、まだ工事中の箇所があったり、Hostel Worldの評点が9.6(2017,3月現在)と異常に高いのも、まだ出来て間もないためだと思われます。いや、素敵なホステルですけども!

ベッドの配置がちょっと珍しくて、視線が気にならないように配慮されているので、ものすごくプライベート感があります。地下にあるラウンジ等の共用スペースも広くて、一番リラックスできたホステルでした。

チェックインのときにジンジャーニャではなく、「Cucumber Water」を頂いたのですが、キュウリが大嫌いなもうり、「enjoy!」と差し出された厚意100点のCucumber Waterを「I don't like cucumber...」などと不躾なことは言えず、笑顔で受け取り頂きましたが、やっぱりキューカンバーはキューカンバーでした。NOという勇気。普通の水くれ。

 

Bluesock Hostelsのメリット

  • 清潔で新しい
  • ベッドの配置がよい
  • なんだかんだ現代的でオシャレ

Bluesock Hostelsのデメリット

  • ドライヤーは全員で1つのものをフロントに借りに行かねばならない
  • 男女共用のトイレとシャワールームが同じ部屋にある
  • シャワールームの電気がセンサー式のため、数分ごとに消える
  • その度にブースを出てウロウロしにいかなければならない
  • シャワールームに着替え等置けるスペースがゼロ
  • きゅうり水

1泊2,000円くらい。Sao Bento駅より徒歩10分程。

ベッドはまたしても2段目だったので、最重条件は意味がありませんでした。

 

ホステル初心者に告ぐ、ホステル必需品

上級者のかたからすれば「何をいまさら」という感じですが、おそらく初めて、、なんてかたもいらっしゃるとおもうので、ここでお知らせ致します。

  1. ビーチサンダル的なサンダル
  2. 防水の袋

1)ビーチサンダルなんて邪魔だし持ってきたくないですよね、、でも、こればかりはホステル宿泊者の定めです。持ってったほうが身のためであります。というのも、シャワーブースから出たところにバスマットなんて文明の利器は置いてないからです。置いてあっても嫌ですよね。現代の踏み絵。かといって、タオルで拭いてすぐ靴下履いて、またすぐスニーカー、、というのも「せっかく清潔にしたのに」感が否めません。起きぬけにトイレいくときだって、ホステルでのんびりするときだって、ビーサンがあれば勝者。ビーサンこそ勝利の証。わたしは敗者になって、初めて勝者になりたいとおもいました。悪いこと言わんから持っていきなはれ。

 

2)スーパーのレジ袋でいいんです。ホステルによって、シャワールームに着替え等を置いておけるスペースがあるところと、ないところがあります。無いところは、必然的にシャワーブース内のフックに着替えやタオルをひっかけておく必要があるのですが、100%濡れるので、そこそこ大きめの袋を持っていくことをオススメいたします。

 

その他、タオル・鍵は最悪ホステルで有償にて借りることもできますが、持って行くのが無難です。タオルはもう現地で捨ててこられるようなやつ持ってくと身軽であります。タオルを乾かすために、ハンガーも1つあると便利です。

 

 

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それにしても、ホステル泊まってるひとって、朝ってどうやって起きてるんですか。本当に疑問。イヤホンで起きようとおもってトライしましたが、絶対耳から外れてるし、下手したら首に絡まってしぬとか聞くし、バイブレーションで起きようとおもってポケットに入れて寝ましたが、朝起きたときには全然違うところから発掘されるし、起きてないし。帰国の日だけは本当にビビリながら執念で起きることに成功しましたが、いつかやらかしそうでこわいです。夜遊びしないことか。へい。

 

 

次回、リスボンのスーパーマーケットについて書いて、ポルトガル旅行記は終了予定です。

【2016 ポルトガル ⑨】ポルト街歩き2

2016年、アラサー女のボッチ旅〜ポルトガル編〜第9弾です。

前回に引き続き、ポルトの街を歩きます。

 

 

ポルトを歩こう

前回から歩いてばっかりじゃねーか!、ええそうです。すんません。歩きましょう。今回は、いくつか観光地、お店、レストランをピックアップし、ご紹介いたします。

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ポルトガルの朝は遅いですが、靄のかかる朝の街並みもすきです。

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【世界で3番目に美しい書店】Livraria Lello & Irmão

世界一美しい書店が気になるところではありますが、それはさておき、この書店。1906年に一度引越ししたものの、1869年創業と、長い歴史を持っているそうです。

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ハリーポッターの著者であるJ・K・ローリングホグワーツの世界観のモデルにした書店としても有名であるようで、ハリーポッターファンの中では、有名な場所みたいです。(J・K・ローリングポルトで英語教師をしていたらしい。)

ホグワーツのあの制服にマントという衣装も、ポルトガルの大学生の制服がモチーフになっているようで、よっぽどポルトガルがすきだったんですね。わかる。

 

ハリーポッターといえば小学生の頃めちゃめちゃ流行ってあの分厚い本を買ってもらったけれど、カタカナの名前が覚えられないし、ウィンガーディアムだかレヴィオサーだかレヴィオーサーだか「もう何でもええやんけ、、」と思って一瞬で読むの辞めた苦い思い出しかありません。ルーモス、もうりにも光を。

振ったらペン先が出てくる杖型のボールペン持ってたな。しぬほど書きにくいやつ。

 

皆々様のブログ等を拝見しておりますところ、非常に混雑するとのこと。2階建ての店内はそんなに広くないので、ある程度人数が入った時点で、入場制限をかけるみたいです。朝は10時開店なのですが、ちょっと前から並んで入りました。

出た頃には、人数もすこし落ち着いていたので、朝イチ突撃は逆効果だった模様です。

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この書店に入るには、まず3€のチケットを買わなければなりません。チケット売り場は別の場所にあるのですが、書店の前の道を挟んだところにものすごい行列があるので、すぐに分かると思います。書店から伸びる列は、入場待ちの列なので、まずはチケットを買ってください。

上の写真のピンクの紙が入場券なのですが、この券を会計時に見せると、3€分の金券になります。店内には、しおりだとか、トートバックだとか、そういった雑貨類もありますが、この金券は書籍にしか適用されません。

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ポルトガルで一番人口密度が高い。

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天井にはステンドグラス。

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1階部分の天井の装飾も細かくて、素敵です。

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外国人観光客のために、様々な言語の本が並んでいること以外は、普通のラインナップです。ハリーポッター関係の書籍だけは、入り口付近に大量に置かれています。

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埃が溜まった感じとか、黄ばんだガラスが歴史を感じさせてくれます。それにしても撮影技術そしてセンスのなさ。遺憾に思います。

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村上春樹コーナー。

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素敵な場所なんですけどね。こういう場所って、地元の人に愛されてこそ素敵なのだと思ってしまうのです。日常に、歴史ある書店が溶け込んでいて、そこに価値があるんじゃないかなと。観光地として訪れる我々観光客がこうしてしまったので、何とも申しにくいですが、もし自分が日常使いしてるお気に入りの本屋さんが、こんな感じになっちゃったらイヤだな、、なんてまたひねくれた感情が横切るもうりでした。

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Livraria Lello & Irmão(レロイ・イ・イルマオン)

住所;

10時〜19時

 

A Vida Portuguesa

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リスボン篇でもご紹介した雑貨屋さんのポルト支部です。Livraria Lello & Irmão、上の書店の隣の隣の隣の道はさんだとこ、くらいにあります。

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キャラメル屋さんを改装してつくられたという店内。お店は2階にありますが、1階も広々とした雑貨店です。(1階のお店に大したものは売っていませんが、建物が素敵なので、見ていて楽しいです。)

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感覚として、商品の種類はリスボン店のほうが多いように思いますが、広々として、自然光が射していて見やすいです。リスボンは狭くて暗い。

A Vida Portuguesa

住所;R. da Galeria de Paris 20, 4050-182 Porto

月〜土)10時〜20時 日)11時〜19時

 

このあたりをフラフラしていたら,蚤の市のような?フリーマーケットのような?ものが開催されていました。

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手づくりのアクセサリーや、昔の食器やバッジなど、用途の分かるものから分からない物までごちゃっと売られていて、小規模ながら楽しかったです。

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MAJESTIC CAFE

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昔からあるカフェとか喫茶店、すきなんです。ポルトにも、1921年創業のここ、Majestic Cafeというカフェがあったので行ってみました。

昔ながらの社交場といった雰囲気が楽しいです。パリっぽい。

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やっぱりこういう所に来ると「あ、わたしボッチ」とまざまざと感じますね。そんなときはアルコールの力を借りましょう。

また、ここMajestic CafeもJ・K・ローリングのお気に入りだったようで、このカフェで「ハリーポッターと賢者の石」を執筆していたようです。

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こちらのお店では、「フランセジーニャ」という、ポルトガルB級グルメを戴きました。老舗のお店ですが、カフェなのでこういうメニューもあります。

行ったのが夜だったので、メニューにフランセジーニャが載っていませんでしたが、「フランセジーニャありますか?」と言うと「もちろん!ここはポルトガルだよ!」と、別のメニューを持ってきてくれました。

ちなみにこのフランセジーニャ、ポルトガルでは軽食というカテゴリーなのですが、

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【チーズ→パン→ハム→ソーセージ→ステーキ→ハム→パン】と、非常に肉肉しいレイヤーで構成され、その上、バターの効いたソースをたっぷりとつけて戴く、想像するだけでおそろしいカロリーでお送りしております。付け合わせに追い撃ちのカロリー、フライドポテトをどうぞ。いっぱい食べるきみがすき。

思っているほどくどくないし、というよりはめっちゃうまいので、肉がすきなひとは是非シェアしてどうぞ。ワインも合うけど、ビールも合うぞ。

ここのお店では、14€程しましたが、言ってしまえばファストフード的な位置づけなので、食堂のようなお店では、5€程で食べることもできるみたいです。コスパがえぐい。

Majestic Cafe

 月〜土)9:30〜24時くらい

 

よく「一人旅だと、ごはんとか寂しくない?」と聞かれますが、事実日本より海外ってボッチ飯のハードルが高いです。わたしには。

ファストフードのお店でなければ、量も多いのにシェアするひとがいないから、同じ味を延々と食べ続ける必要があるし。お店の前に行って、なんとなく「ここなら大丈夫かな〜」と思って入るのですが、(入り口で「一人でも大丈夫ですか」って聞いて、「もっちろん(ニコォ!)」という店なら絶対大丈夫)こういう場所ではやっぱり本がめっちゃ役立ちます。本はともだち。慣れてしまえば、妄想という技を身につけることができます。ここまでくれば真のボッチです。なりたくないね。妄想最高。

 

ポルトからリスボン

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短い時間ではありましたが、ポルト観光は終了。恒例となりました、おそらく誰の役にも立っていないアクセスをどうぞ。

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乗る列車にもよりますが、だいたい3時間半くらいでリスボンに到着します。途中にはコインブラという観光地もあり、ぶらり途中下車したい気持ちでいっぱいでしたが、今回はぐっとこらえます。

 

Porto-Campanha

またしてもこの駅。地球の歩き方に「タコめしとタコの天ぷらがおいしいレストランがある」と書いてあったので、寄ってみることにしました。駅から歩いて5分程で到着するので、大きな荷物があっても大丈夫だと思います。

ポルトガルのたこめし】Casa Aleixo

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わたし、別にタコすきじゃないんですよね。なんなら小さい頃、「たこ焼きのたこ、要らねー」って思って、先に取り出して食べていたくらい。何なん、この歯ごたえ。食べるけど。未だにそんなスタンスですが、何となく惹かれたので行ってみました。

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地球の歩き方にも載っており、日本人がたくさん来るみたいで、写真の左に写ってるおっちゃんが、「オイシイ?」とか日本語で聞いてくれます。誰に教えられたのか「カワイイ!」と言ってくれたので、「No...」と言ったら、「え、カワイイって意味、わかる?日本語で、、え、、あれ、、?もしかして違う、、?」と困惑させてしまったので、かわいいおっちゃんを困惑させないためにも、本当にカワイイ皆様もこの店で謙遜するのはやめましょう。

 

頼んだのは名物「たこめしとたこの天ぷらプレート」。ポルトガルの微発砲ワイン、「ヴィーニョ・ヴェルデ」を飲みながら待ちます。

白に限らず、赤、ロゼとあるのですが、ヴィーニョ・ヴェルデ=緑のワイン、という意味らしく、完全に成熟する直前に収穫をした若いぶどうを使って作られるそうで、とても軽く、爽やかで、ビールみたいにゴクゴクと飲めてしまいます。ディ・モールト危険。

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のどが乾いていたので、猛烈な勢いで飲み干し、2杯目のワインを頼もうとしていたところにやってきました。うーん。分かっていたけどでかい。絶対食べきれない。「少なめにしてください」って頼めばよかったな。と思っていたのですが、

これ、めっちゃうまい。

日本で食べるタコと違って,タコがふわっふわなんです。味もしつこくなくてどんどん進む。天ぷらもくどくなくて、わー、これ日本で食べたい。日本人、コレ、ゼッタイスキ。パサパサした米が嫌いじゃなければ。そこまでパサパサしてないけど。

お腹パンパンだけど無事完食できちゃう美味しさでした。

 

ポルトガルと言えば魚介が美味しく、「イワシの塩焼き」「干し鱈と千切りフライドポテトの卵とじ」などなど、まー美味!な料理が揃っているのですが、ポルトガルでよく飲まれているケールのスープ、Caldo Verdeと共に、このタコ料理、もうりのポル飯ランキング独占です。

Casa Aleixo

月〜土)ランチ;12:00〜14:30 ディナー;19:30〜22:00

 

もうね、あたしゃこの国に愛しかないよ。愛さずにはいられない。できれば愛してほしいけど、愛したいマ・ジ・で〜。

 

次回は、宿泊したホステルを纏めて書きます。

【2016 ポルトガル ⑧】ポルト街歩き1

2016年、アラサー女のボッチ旅〜ポルトガル編〜第8弾です。

今回は、リスボンに次ぐポルトガルの第二の都市、ポルトを歩きます。

 

 

ポルトへいこう

全行程4泊5日という強行スケジュールにも関わらず、複数の都市を周遊したいと思ってしまうのは、ケチ症の性です。しゃーない。しかし、ポルト。「嗚呼、もう一泊したかったなぁ」と思うくらいに、素敵な街でした。行ってよかった公文式リスボンと大きな違いはないけれど、リスボンが東京ならば、ポルトは京都、的な。全然ちゃうやんけ。古い街並みと、何となく新しきアーティスティックなかほりが同居する街です。

 

アゲダからポルト

どこに需用があるんだ!という声が聞こえてきそうですが、ニッチなあなたへ、アゲダからポルトへ向かうスケジュールをここに捧げます。ご査収ください。

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AguedaからAveiroまでは、来た道をそのまま戻ります。ちょっとだけやっかいなのが、その先。やっとポルトに着いたと思えば、ポルトには2つ駅があり、乗ってきた長距離列車が到着するのは【Porto-Camphanha(カンパーニャ)】という駅です。てじな〜にゃ。恐らく皆様が訪れたい【Porto-São Bento(サン・ベント)】駅まであと一駅。新大阪と梅田みたいな関係です。

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観光客っぽいひとにくっついていけば、たぶんSão Bento駅に行く電車に乗ることができます。楽勝だぜ!

 

São Bento駅

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さて、ポルトの街にやってまいりました。この深緑とくすんだゴールドの組み合わせ、すてきだ。

ポルト、到着してすぐ観光スポットです。ここ、São Bento駅は、駅舎が2万枚のアズレージョで埋め尽くされ「世界で最も美しい駅14選」にも選出されたこともあるほどの見事な駅です。

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なにこれ。全部行きたい。

 

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ポルトから長距離列車に乗るときは、対面式の切符売り場で買うのですが、整理券を取り、番号が呼ばれるまで待ちます。列は無いので、お間違いなきよう。思ってるより全然待つので、時間に余裕を持って行くか、事前に購入しておくことをおすすめします(当日分じゃなくても買えます)。f:id:mourimouri:20170306143532j:plain

駅舎。外から見てもかっこいい。

 

ポルト

リスボンに比べて、建物自体の築年数が古いように感じ取られます。潮のにおいがしたので、大西洋からの潮風の影響かもしれません。建物の統一感も無く、カラフルで、個性があって、でもどこか親和性のある色使いがとても魅力的。

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ポルトの街にも路面電車が走っています。時間が無くて乗れませんでしたが、こちらも素敵。

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初めての街歩くとき、角を曲がった先にはどんな景色があるんだろう、って、ワクワクしますよね。げへへ。

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ベランダの床も道もぐねぐね曲がりまくってる。

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ポルトは、どこもかしこも渋滞していました。そりゃ曲がりくねった細い道がこんな急勾配じゃ渋滞にもなるわな。

 

サン・フランシスコ教会

あまりにも「ザ・観光」をしていない事実に漸く気がつき、目についた教会に入ってみることにしました。

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この金色っぽく写っているところが、総べて金箔で覆われている有名な教会だったみたいです。え、、金て、、すごい、、

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ただただ圧倒されます。苦労したひとたくさんいたんだろうな、、

地下にはお墓があって、夥しいほどの人骨が眠っているようです。

 

教会から出たときに、写真撮影を怒られているひとがいました。禁止だったようで、入り口の脇に看板が立っていました、、ごめんなさい、、

Igreja de São Francisco

住所;Rua do Infante D. Henrique, Porto 12/25休

 9~19時(3、5、6、10月)、9~20時(7~9月)、9時30分~17時30分(11~2月)

となりに「ボルサ宮」という観光スポットがあります。

 

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陽が傾きまくってきたので、夕陽が見られそうなスポットにいそぎます。

 

ポルトの夕陽

ガイドブックに書かれているのは、ドウロ川から眺める夕陽が最強!とのことでしたが、わたしとしたことが、日の入り時刻を調べずに散歩しており、夕陽が、、となる頃にはずいぶん離れた場所におりました。

たぶん、このあたりが,夕陽に照らされ最強なんでしょう、、

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最強そう、、

 

絶対間に合わないとおもったので、夕陽さえ見られればどこでもええわい!とやけくそで太陽のほうに向かって爆走していたら、素敵なところに行き当たりました。

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うん!ギリ川も見えるし、良しとしよう!

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夕陽に照らされた家がすっごくきれい。サン・フランシスコ教会の金ぴかより、ずっとずっと輝いていて、すき。

 

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どこから見る夕陽も素敵でした。

 

ポルトの夜

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すっかり日の落ちた、ポルトの夜を散策します。

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ライトアップされたサン・ベント駅。かっちょよい。

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ポルトの夜は、リスボンに比べると、場所によってはそこまで治安は良くないように感じました。悪い、という程でも無いし、建物が古くて、大通りを外れると街灯も少なめなのでそう感じただけかもしれません。リスボンの治安が良すぎただけかも。

ただ、このドブロ川沿いのレストラン(無論観光客向け)が軒を連ねる地域は、夜遅くまでとても雰囲気がよかったです。夕陽を眺めるのに最強!のアドレスと同じです。

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ストリートミュージシャンが唄う音楽に合わせて踊るひとがいたり、平和で自由な夜。ディズニーランドにいるんじゃないかと思えるくらいに、平和。ラヴアンドピース。

奥に見えているのが、ドン・ルイス1世橋です。

このあたりのレストランは価格もちょっと高めですが、こんなに綺麗な景色を眺め、どこかから聞こえてくる音楽を聞きながら、ポルトガルワインをくいっと一杯。だなんて最高以外のなにものでもないです。のんびり贅沢も悪くないですぞ。言うほど高くないし。

わたしは諸事情有りて、そのへんで買ったビールを地べたに座って飲みました。こんなアラサーはいやだ。最高。しあわせ。

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川縁に座って談笑する男女の風景が、なんとも鴨川のそれに重なります。

 

ボッチ旅だったから、余計に感じたのかもしれないのですが、ポルトガルの最大の魅力って、【人】なんじゃないかなぁ、とか思うんです。みんな親切で、真面目で、丁寧で、あったかい。こんな環境の中で暮らしていたら、そんなふうになるのかなぁ。

とか何とか思いながら、これからはできるだけ擦れないで生きていこう、、と思うもうりなのでありました。ビールがうまい。

 

つづきます。

【2016 ポルトガル ⑦】ポルトガルの傘まつり

2016年、アラサー女のボッチ旅〜ポルトガル編〜第7弾です。

前回までのリンクまとめはこちらの記事をご参照ください。

 

もくじ

 

Umbrella Sky Projectへいこう

今回ポルトガルにやってきた一番の目的である、「Umbrella Sky Project」。

日本では、そのカラフルな光景ばかりに焦点があてられていますが、このイベント、「Ágitagueda Art Festival」というお祭りの一環で行われているものだそうです。アートフェスティバル。主に7月にこのフェスティバルのプログラムが行われるらしいのですが(ライブとか)、例の傘に関しては、「せっかく設置したし、9月までは残しとこか」という感じでのんびり開催されています。

 

出発前からネットでも散々探したのですが、地球の歩き方含め詳しい開催期間が「7月から9月まで」としか書かれておらず、9月最終週に赴くもうりは『傘、撤収されてたらどないしよ』と心配でたまりませんでした。が、大丈夫だったので、皆さんも安心して傘見てきてください。9月末まではもうりが保証します。

 

出発前、リスボンのホステルのひとに「AguedaのUmbrella Sky Projectに行きたいのだけど、知ってる?もう今、9月末だから、まだやっているか不安で、、」と話しかけたら、「Umbrella Sky Project???なんじゃらほい??」と返ってきたので、現地ではその程度の認知度っぽいです。エー!?!?オカシイナー!?!?

 

リスボンからアゲダまで

リスボンからUmbrella Sky Projectの会場があるAguedaまでは、電車で行きます。乗り換え時間含め、だいたい3時間半くらい。中心街からは、地下鉄Baixa-Ciado(バイシャ=シアード駅)より、ブルーラインに乗車。Santa Apolóniaにて下車し、高速鉄道に乗り換えます。

わたしは【リスボン→アゲダ→ポルト(1泊)→リスボン】という旅の行程を組んでいたので、大きなスーツケースはリスボンのホステルで預かってもらい、身軽に小旅行を楽しむことができましたが、電車にはスーツケース置き場もあります。

電車は1等2等ともに指定席。椅子は固定式なので、進行方向逆向きになる可能性も大いにあります。無料Wi-Fiが飛んでいますが、不安定この上ないので、期待はしないでおいてください。

 

ざっとAguedaまでのスケジュールをどうぞ。

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めちゃかんたんです。チケットも、当日駅に行けば買えますが、心配な人は、事前にポルトガル国鉄のホームページからでも買えます。https://www.cp.pt/passageiros/en/

一日に結構な便数があるので、余裕のよっちゃん的なアレです。

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Santa Apolónia駅は始発駅なので、停車中の電車に乗り込みのんびり。駅には簡単な売店があるので、列車の旅のお供もここでも入手できます。

 

経由地 Aveiro

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さて、2時間ほど電車に揺られて、到着したのが、経由地であるAveiro(アヴェイロ)。Aguedaに向かう電車まで1時間程あったので、町をぶらぶらしてきました。

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ポルトガルヴェニス、と呼ばれることもあるらしく、ゴンドラが観光客を乗せて運河をのんびりと漂っております。ほんっっとーーーにのどかな町です。「え?地元のひと、どこにいるの?」ってくらいにひととすれ違わなかったし、生息しているのでしょうか?新しめのマンションとかは良く見かけました。

 

Aveiro駅に戻り、Agueda行きの電車に乗り込みます。「え?これマジで言ってんの?」みたいな2両編成のド・ローカル列車です。あんまりに乗車客が少なかったので心配になりましたが「これってアゲダ行きます?」って聞いたら「行くよ」って言ってくれたので、行きます。「この電車、、マジで?」って思ったら、多分それで合っています。ご安心を。

 

アゲダから会場まで

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ローカル電車に揺られること30分。ついにUmbrella Sky Projectの会場があるAgueda駅に到着しました。誰もいねえ!無人駅だ!素敵だゾ!

しかし困りました。まさかの無人駅。共に下車した勇士たちも気づいたときには解散しており、わたしはもうどちらへ行けばいいのか分からない、、という状態。

藁をも縋る思いで、地球の歩き方を開けば「Agueda駅より徒歩約10分」という、あまりにも雑なinformationのみの掲載。悪いのは調べておかなかったわたしです。反省。地球の歩き方は悪くない。ガイドブックとは。

 

何となく「こっちかな」というノリだけで行ったら合ってたので、無事到着しましたが、ぜひ皆様はそのような動物的直感だけでなく、既にある情報をもとに、無事観光されたし。このへんです。 

 

Umbrella Sky Project

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つ、

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つ、ついたーーー!無事到着しました。

この会場も「え?メイン会場は他にあるのかな?」と思われるレベルには閑散としています。人どこにおるん。

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のんびり静かでしたが、ほんと素敵。

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通りによって、設置されている傘の種類が違います。

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こちらの通りは、色とりどりのペンキで色づけされた透明のビニール傘が飾られています。

【夏の強い日差しを緩和するため】という当初の目的は完全に忘れ去られておりますが、それもまたポルトガル。いいよいいよ。その適当な感じが愛しい。

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この傘で彩られている道は、地元の小さな商店街らしいのですが、ぜんぜん商売っ気がないんです。

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たまに開いているレストランや雑貨店などもあるのですが、せっかくこんな観光客の集まる7〜9月の舁き入れ時に、なんばしよっとね。もうりの中の商売人が「黙っとれへん」と心の中でざわめく。そんな彼とこの風景を眺めていました。不純。もうりは既に傘売りたいし、傘に関連した何かを普段より高値で売りつけたい。クッキーとかな。よくあるやつ。

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アートフェスティバルっぽいですね。人相のわるいおっさんたちも、傘の日陰を頼りに井戸端会議中です。

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「この一帯かな」と思って違う通りに出て、少し歩けば、また傘のある通りに出たりと、場所に関しては完全に一カ所に集中している訳ではなかったので、見落としているところもあるかもしれません。しかし、「ただ写真を撮りつつ歩く」という目的であれば、2時間も要らないくらいで回れてしまいます。写真も撮らず、ただ上を向いて「キレイやのー」言ってるだけならば、30分でも余るかも。それくらい、範囲は狭いです。

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ほかのブログを見ていても、「ほんっっと素敵!」とか、否定的な意見をまるで見ないので、書きづらいのですが「べつに見なくても大丈夫」だと思いました。もちろんカラフルで、元気がでるほど素敵だし、夏限定、っていうのものいい。この街並みに、色とりどりの傘や、傘が落とす影はとてもマッチしています。このプロジェクトが無ければ、Aguedaという町を知ることも無かったし、もちろん来ることもありません。「来ることができて、本当に良かったな」と思いますが、きっと、リスボンポルトの街がすき過ぎたのでしょう。わたしの中では、その街にこの景色が勝てなかったんです。

すべて、自分の目で見ないと分からないことですな。

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傘以外も素敵ですよ!

 

Aguedaの町

Aveiroに向かう電車までまだ時間があったので、にぎわうパブを見つけて入ってみました。

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リスボンで飲んでいなかった、二大政党の片割れ、Sagresです。「ポルトガルのビールで、何かおすすめありますか」と聞いたら、これが出てきました。黒ビールは苦手だったのですが、これ、めっちゃうまい。

おそらく地元のひとであろう老若男女で埋め尽くされたそのお店。昼からビールを飲みながら新聞を広げたり、近所のひとなのか、常連さんどうしで世間話をしていたり。東京にあれば行きつけにしたいほど、素敵でした。

 

アゲダからポルト

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帰りは、リスボンではなく、ポルトへ向かいます。ポルトへは、最速で1時間半。だいたい2時間くらいです。往復のチケットを買わなかったので、AguedaからAveiroまでは電車の車内で車掌さんから切符を買います。

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帰りの電車をAguedaの駅で待っていると、頭に花冠をつけた日本人女子3人組がいらっしゃいました。出たなリア獣。ポルトガルとは良いチョイスだが、花冠はよしてくれ。

 

Aveiroで電車を乗り換え、Portoを目指します。ポルトの市街地に一番近い駅は、「Porto-Sao Bento(サン ベント)」ですが、「Porto-Camphanha(カンパーニャ)」が電車の終着駅です。そこから近郊列車に乗り換え1駅、ポルトの街に到着です。

 

つづきます。

【2016 ポルトガル ⑥】リスボン街歩き/ベレン地区とケーブルカー

2016年、アラサー女のボッチ旅〜ポルトガル編〜第6弾です。

第1弾(準備篇)はこちら

第2弾(出発篇)はこちら

第3弾(リスボン/バイシャ地区篇)はこちら

第4弾(リスボン/バイロ・アルト地区篇)はこちら

第5弾(リスボン/アルファマ地区篇)はこちら

 

もくじ

 

ベレン地区

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おなじみこの地図とも今回でお別れ。短い間ありがとう。

④のベレン地区、ご紹介したいのですが私は行っておりません。しかし、リスボン観光において、このベレン地区には見どころが結構あるみたいです。

 

①②③の地区からベレン地区に行くには、路面電車、バス、電車でと、「あ、どれでもお好きなのでどうぞ」という感じらしいので、お好きなのでどうぞ。ちなみに、路面電車を使うと、30分程で到着するようです。行けばよかった。

 

発見のモニュメント

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1960年に建てられた高さ52mの記念碑に、32体もの人物像があり、同じ時代を生きた航探検家・芸術家・科学者・地図制作者・宣教師がひしめきあっているそうです。ちょっと密度がすごい。

わたしでも知っているまでレベルを落とすと、みんな大すき【フランシスコ・ザビエル様】とか、インド航路を発見した【ヴァスコ・ダ・ガマ様】とか、初めて世界一周しちゃった【フェルディナンド・マゼラン様】とかがいらっしゃるようです。錚々たる顔ぶれがそろっているらしいですが、顔知らんし見ても誰が誰かは分からなそうですね。

口コミを見ると、「写真で見るより迫力があり壮観!」「エレベーターを使って上に登ることもできる」らしいです。

発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)

 

ベレンの塔

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リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」という名目で、世界遺産にも登録されています。ヴァスコ・ダ・ガマの世界一周の偉業を記念して作られたもので、テージョ川を守る要塞として活躍していたようです。

要塞ということで,中には砲台や、牢屋もあれば、国王の間、礼拝堂もあるみたいです。たのしそう。

ベレンの塔(Torre de Belém)

Av. Brasília, 1400-038 Lisboa 月曜定休、その他休み有

10時〜17時最終入場

 

ジェロニモス修道院

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世界遺産リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」の片割れです。

ヴァスコ・ダ・ガマによるインド航路開拓及び、エンリケ航海王子の偉業を称え、1502年にマヌエル1世によって着工され、1511年に回廊など大部分が完成したものの、その後、マヌエル1世の死やスペインとポルトガルの同君連合による中断等もあり、最終的な完成には300年ほどかかっている。

引用;ジェロニモス修道院 - Wikipedia

ヴァスコ・ダ・ガマが持って返って来た香辛料(特に胡椒)が、めっちゃ高く売れたらしく、その莫大な資金がこの修道院の建築費に投入されたようです。友情・努力・勝利。ヴァスコ・ダ・ガマ。ロマンですね。すげえ時代だ。

ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)

10時~18時30分(10~4月:10時~17時30分)

 

Pastéis de Belém

 ポルトガルいち有名なエッグタルト屋さん。ジェロニモス修道院で生まれたと言われるポルトガルの「パステル・デ・ナタ」、やっぱりここベレン地区で食べたいですな。

ポルトガルに出発するまえ、友人にポルトガルのおすすめを聞いていたら、「ここのエッグタルトは絶対食え!」と言われました。食べなかったけど。

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http://pasteisdebelem.pt/en/

このお店には、きちんと椅子とテーブルもあるので、店内で着席して食べることができるようです。残念ながら、予約は10人から。誰がすんねん。イートインもテイクアウトもものすごい行列が出来ているようですが、店内は異常に広く、回転率は良いみたいです。諦めないで。

パステル・デ・ベレン(Pastéis de Belém)

8時〜23時

 

ポルトガルでは、街中のパン屋さんやカフェスタンドでも、エッグタルトが売られています。ほとんど。「ウン ナタ ポルファボール」で獲得できます。そのあとはノリです。いくつかのお店で食べましたが、やっぱり専門店には敵いません。そりゃあそうですよね。しかし、結局は好み。いくつか食べ歩いて、お気に入りを見つけるのも楽しいです。

 

リスボンのケーブルカー

 あまりにも起伏の激しいリスボンの街。路面電車では到底太刀打ちできない急勾配の坂道には、ケーブルカーが走っています。リスボン市内には、

  • グロリア線
  • ラヴラ線
  • ビッカ線

の3路線があり、グロリア線が街中から一番近くにあるため、乗りにいくのも便利なようです。

訳ありてビッカ線に行き着いたので、ビッカ線をご紹介します。

 

ビッカ線

一日乗車券もあるし、天気もいいのでベレン地区まで行こうかなぁ、、とのんびり考えて、そのとき目の前にあった停留所から乗り込んだ路面電車28番。もちろんベレン地区には行きません。愚か。

リスボン路面電車は窓があきっぱなしで、そこから入り込んでくる風がとっても気持ちがよいです。しばらく電車に揺られていると、素敵な光景が目に入ってきました。

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「ものすごいポルトガル感だ、、、」

あまりにも素敵な風景を目に、もうりのボキャブラリーライブラリーは壊滅。元からないけど。次の停留所で路面電車を降りて、歩いてこの景色のところまで戻ります。

 このへん。バイロ・アルトからちょっと行ったとこです。

奥にテージョ川が見えて、ガイドブックにも必ず掲載されているこの写真。進入禁止の標識何枚あるんでしょうか。各国からお越しの観光客の皆さん「我こそは」と写真を撮るためのベストポジションを争っております。

登ってくるケーブルカーに対抗して横の坂道を爆走する若きトラベラー。どの国にもこういうやつはいますね。そのガッツ、わたしはすきだよ。

結局「この路線じゃ一生ベレンに着かない」と言われた上に、こんな素敵な景色を見ることができて、満足してしまったので、ベレンには行きませんでした。ケーブルカーに乗ってもいない。

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 近くにはBanksy風のストリートアートもありました。

 

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リスボンの治安については、何度も書いておりますが、安全この上ない。一度ホステルの「バー巡りツアー」みたいなのに参加しましたが、(何日も同じホステルに滞在してる宿泊者がみんなを引き連れて飲み屋さん巡ってみんなで飲むだけ)そこですら厄介感はありませんでした。

 

飲み屋さんが軒を連ねるストリートは、酔っぱらいで溢れかえっていますが、中はガラガラ。お店も別に「お酒さえ買ってくれたらどこで飲んでくれていてもいいぜ」「トイレ?勝手につかっていいよ」的なスタンス。開けっ放しの窓やドアから、店内で流れている大音量の音楽が漏れまくりです。

各店舗から「イケてるだろ!」とでも言わんばかりのエレクトロニック・ダンス・ミュージックが流れてきますが、EDMに疎いわたしでも「おいおい、何年前のビルボードチャートの垂れ流しなんだよ」と思うばかりの選曲でした。DJ仕事しろ。

そういえば、絵に描いたような超絶イケメンに急に腕を掴まれ「シャルウィーダンス」言われましたが、こんなイケメンと2秒以上目を合わせていたら気が狂いそうだったので丁重にお断りしたことを、断った瞬間から今までずっと後悔しています。人生史上3本の指に入る後悔。後悔アンド後悔。I could have danced all night. みなさんはぜひ踊り明かしてマイフェアレディってきてください。全国のオナゴへ届け、この想い。BGMはダサいけど。

 

さて、長らく続いたリスボン編も今回で終わりです。次回は、この旅の一番の目的、"Umbrella Sky Project"が開催されている、Aguedaの町へと向かいます。

 

【2016 ポルトガル ⑤】リスボン街歩き/アルファマ地区

2016年、アラサー女のボッチ旅〜ポルトガル編〜第5弾です。

第1弾(準備篇)はこちら

第2弾(出発篇)はこちら

第3弾(リスボン/バイシャ地区篇)はこちら

第4弾(リスボン/バイロ・アルト地区篇)はこちら

 

もくじ

 

アルファマ地区

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 今回はこの地図の③、アルファマを歩きます。

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今までご紹介してきた、バイシャ、バイロ・アルトとはうってかわって、ここアルファマは、1755年にリスボンを襲った大地震の影響をあまり受けなかったため、古い街並みが残る地域です。路地に入れば、今も地元のひとたちが暮らす風景を間近に感じることができます。

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「アルファマ」という地名からも分かりますが、ここはイスラム支配の時代に、モロッコの人たちがつくった街だそうです。たしかに、迷路のように細い路地や、建物の造りなど、坂が多いこと以外はマラケシュの街に本当にそっくりです。

ここには、多くのレストラン、また、ポルトガルの民族歌謡である「ファド」を聴かせるレストランが数多く点在しています。

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アルファマの展望台

Miradouro da graça

何て読むんでしょう。ただ一つ分かることは、「miradouro=見晴し台」ということです。リスボンの街を散歩していると、たまに見かける「miradouro」の看板。それに従って歩けば、だいたい素敵な景色が広がっています。

ホステルのひとに「リスボンの夕陽が見たいのですが、一番すきなスポットを教えてもらえませんか」と聞くと、興奮しながら地図に3つも4つも目印をつけてくれました。なんとか1番を聞き出し、その展望台に向かいます。嫌いじゃないぜ、そういうところ。

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夕陽が本気を出すまで、ビールを飲みながらのんびりと過ごします。ポルトガルはワインもビールもとてもおいしい。そして安い。

ポルトガルにもビール界は二大政党制が敷かれており、

  • SAGRES(サグレス)
  • SUPER BOCK(スーパーボック)

が、ポルトガル国民を意のままに操っているようです。

 

この展望台には、カフェもあって、みんな思い思いの時間を過ごしています。ボッチはわたし以外いなかった。ガハハ。ビールがうめぇぞ。

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こちらの展望台から見える景色はこんなかんじです。カラフルな壁の色の中にも、屋根の色は統一されていて素敵です。

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ほぼ同アングルで撮ってみました。夕陽。

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ポルトガルの夕陽は、とても力強いです。サングラス必須。その力強さが伝わらないのは、カメラのせいにします。今どきiPhone5Sだしね。canon7d使っても撮れるわけではないので、iPhoneでいいのです。iPhoneがいいのです。ALL NEED IS 技術.

住所;Calçada da Graça, 1100-265 Lisboa

 

最高の空間でビールを飲みながら夕陽を見ることもできて、本当に素敵でした。ホステルのおねえさんありがとう。

もっと行きやすい展望台もあります。

 

Miradouro de Santa Luzia

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景色よりも豪華すぎる客船に目が行ってしまう写真でごめんなさい。乗りたいですね。わかるわかる。内部はどうなっているのでしょうか。どうしても気になりますが、こちらリスボンの朝焼けです。

住所;Largo Santa Luzia | Alfama, Lisboa

 

この展望台は、路面電車の停留所からすぐのところにあるので、とても行きやすいです。少し歩いたところには、内部見学も可能な、カテドラルもあります。

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ステンドグラス越しに差し込む光がとても綺麗です。

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Miradouro de São Pedro de Alcântara

※ アルファマではなく、バイロ・アルトらへんにあります。

わたしは行っていないのですが、もしかしたらわたしたち日本人が一番良く知っているリスボンの景色かもしれません。

www.youtube.comあー。ここ、リスボンだったんだ。覚えてるよ、ミゲルくん。このCMのおかげでこの展望台には、日本人の観光客がすごく増えたみたいです。行かんくてごめんな、ミゲルくん。

住所;

 

アルファマの夜

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運が良かっただけかもしれませんが、本当に治安が良いポルトガル。街のいたるところに落書きがあるので、到着したときは「あんまり夜は出歩けないかもしれないなぁ」なんて思っていましたが、「一体誰が書いてるんだ!?」って思うくらいに平和でした。

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トンネルの内側に書かれた、リスボンの歴史。

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ファドを聞きに

せっかくなので、ファドを聞きにいきました。

何にも調べていなければ、予約もしていないので、フラフラ歩いていて、目に留まったファドレストランに入ります(アルファマやバイロ・アルトにいくらでもあります)。

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お姉さんの化粧がいかつい。めっちゃスペクタクル。3D。

ファド(ポルトガル語: fado)は、ポルトガルに生まれた民族歌謡。ファドとは運命、または宿命を意味し、このような意味の言葉で自分たちの民族歌謡を表すのは珍しい。

出典;ファド - Wikipedia

どんなこと歌っているのか全然わかりませんが、力強い歌声と、楽しいギターの音色。音楽を聞くことってすごくワクワクします。

とにかく狭い店内で、ギター弾きのおじいちゃんが私の20cm隣でギターを弾いては、曲の合間に「どこから来たの?(たぶん)」とか「演奏はどうだった?(たぶん)」とか「ごはんはおいしい?(たぶん)」とか「何で1人なの?(妄想)」とか「友達や恋人はいないの?(妄想)」とか話しかけてくれましたが、全然分からない上に伝わらなくておじいちゃんごめんでした。ありがとう。ポルトガルだいすき。

何故か演奏してたひとたちとわたしが握手・ハグして退出していったので、他のお客さんたちがぽかんとしていました。わたしも未だにぽかんとしてる。

 

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特にアルファマは、夜、ひとが少ないです。

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「外でメシ食いたい」欲がすごい。執念。

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一人旅も、いいものです。

友達や家族と行く旅行ももちろん楽しいのですが、自分が行きたいところに、自分のペースで、現地のひとたちと話したり、交流したり。

ポルトガルのひとは本当に優しくてあたたかいので、一人旅しやすいです。無理矢理どこに行くか聞きだして道案内しだしたかと思えばお金をせびったりしないし(それもそれでおもしろいけれど)。

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「またこれを見に行きたい!」と言えるような決定的なモノや場所は無いけれど、ぜったいいつか戻ってきたい場所です。

 

つづきます。