2017年7月、定例婦人旅行〜ロンドン・ベルギー編〜第5弾です。
今回は時間もなく、2つの博物館にしか行っていないので、必然的にご紹介できるものも2つでございます。すみません。
もくじ
ロンドンの美術館・博物館
ロンドンにはそれはそれは数多くの美術館・博物館が存在しているそうな。その主たるものが、British Museum。日本でいう「大英博物館」であります。そのほかにも
が言うには「外せない!」ロンドンで行くべき博物館・美術館が選りすぐられて5つもあるらしいので、ご自身のお好みでチョイスして行ってください。
加えて、ロンドンの有名美術館は無料のところがたくさんあります。
こちらにはありませんが、後述するVictoria And Albert Museumも企画展以外の常設展は無料です。ロンドンは物価が非常に高く、何をするにもお金が出て行くばかりでしたが、美術館・博物館では無料で溢れんばかりの情報を仕入れることができるので、その点に於いてかなり羨ましく思っております。
大英博物館
入国審査の際、妙に質問の多い審査官に当たってしまって「何しにロンドン来たの?」と聞かれ「散歩、、」とも言えず「パブとミュージアムに、、」と答えたところ「どこのミュージアムに行くの?」と聞かれてしまいました。「Victoria and Albert museum」と答えたのにも関わらず「他には」と聞かれ、【大英博物館】を英語で何と言うか分からず、場を取り繕うと苦し紛れに「Design Museum」と言っても「London Transport Museum」と言っても納得してくれず(寧ろ行く予定も無いのに、こんなに名称を覚えていた自分に賞賛をおくりたい)、最終的には「ぶり?」と何故か頭文字のヒントを与えられ、無理矢理答えさせられました。British Museumです。簡単なので覚えておくと安心です。
大英博物館なのに、見どころはなんといっても【ロゼッタストーン】という、もう説明など不必要なほど有名なエジプトの石です。
この石はさすがに触れないようにガラスに守られていますが、めっちゃみんなこの石を撮影しようと必死です。石とセルフィーしてるひともたくさんいましたが、その写真どうするんでしょうか?どうせ見直したとき注目するのは石じゃなくてキュート♡な自分だろうが!と悪態をついたところで、話を元に戻しまして、、。
大英博物館はとても広いので、ひとがドッと溢れているのは、このロゼッタストーンコーナーと、ミイラゾーンだけです。
あんまりにも広いので、スーパーショートステイトラベラーのみなさんは、見どころや好みのエリアをちょっと調べておいてから回ることをお勧めいたします。さて、ミイラですが、リアルガチなマジ卍ミイラ卍が爆睡してるので、平気なかたは見てきてください。それはもう大量のミイラさんとご対面するのかと思いきや、棺は大量に保管されていますが、全身ガチミイラは1体でした。BC3,400年頃のご遺体だそうです。レストインピース。休まらないよな、ここじゃ。ごめんね。
いまから約5,420年前のご遺体にお会いしたことは初めてでしたが、とても小さいながらも普通の人間だったので、ミイラがすごいというより、5,000年以上もそこまで変化のない人間というものにビックリしました。魚や猫のミイラもあります。
お食事中のかたのために、ミイラの写真は貼りませんが、「British museum mummies」で画像検索すると、かなりシビアな画像が大量に出てくるので、イムホテップしたいひとは勝手にイムホテップしてくれよな。
大英博物館のカフェで使われている紙コップが葛飾北斎の神奈川沖浪裏でした。先日まで国立西洋美術館で開催されていた【北斎とジャポニスム展】でも思いましたが、ヨーロッパでも人気があるっぽいですね。わたしもすきなので嬉しいです。
画像:https://www.pictaram.org/post/BXsDPptFLVM
めちゃめちゃかっこいい。
Great Russell St, Bloomsbury, London
土-木曜)10:00-17:30
金曜)10:00-20:30
ユーロスターの発着駅であるSt.Pancras駅から近い地区にあるため、ユーロスターで移動を予定していて「スーツケースを駅に預けてから大英博物館に行けたら、、」なんて思うかた、いませんか。(大英博物館内にも有料クロークがありますが、40cm×40cm×50cm、8kg以内のものしか持ち込むことができないので、ご注意ください)
St.Pancrasにはもちろんのこと、歩いてすぐそばのKings Cross駅にも荷物預かり所があるらしいので、預けたいかたは、是非下のリンクをご参照くださいませ。
St.Pancrasは時間によって大変混雑するらしいので、その列に絶望した場合はKings Crossを使うという手もあるらしいです。こんな便利なものがあるとは。悔。
Victoria and Albert museum
もし美術館や博物館に全く興味がなくても、こちらには是非足を運んで頂きたく思い候。
常設展は無料、企画展もなかなかパンチの効いた内容で、わたしが行ったときは【Pink Floyd展】と【BALENCIAGA展】をやっていました。ひえ〜!プログレバンドの展示もするんかいな!と思っておりましたが、少し前に日本でもやっていた【David Bowie is】もこちらで開催されていたとのことで、なるほどね〜という内容です。
ピンクフロイドといえば、日本のフェスでチューニングしていたら、観客が「ひー!やっぱすっげえアバンギャルドな音楽!かっけえ!」と、勘違いして歓声を送ったという逸話がいい感じに香ばしくてすきです。
BALENCIAGAもちょうど、2017SS?でIKEAのFRAKTAそっくりのカバンを発売したりと、Alexander Wangの退任以降失速しないか心配でしたが、いまだに勢いのあるブランドです。はあ、目の付けどころがシャープだな、と感心するばかりでございます。ほんとちょっとしか見れなかったけど。
常設展では、様々なものが展示されていて、家具や服やカーペットや陶磁器、建築や絵画、彫刻などなど、国や文化、物質のカテゴリーを超えて良い意味でゴチャゴチャとしています。ビックロ的なね。違うか。
個人的に気に入ったのは、昔の王様の寝室シリーズ、みたいな展示室で、ベッドはもちろん、寝るときに来ていた服も展示されていました。
常設展の写真は禁止ではないのですが、全然撮っておらずすみません。
さて、なぜ数ある美術館・博物館の中からここをチョイスしたのかというと、
画像:https://www.vam.ac.uk/articles/a-first-of-its-kind-history-of-the-refreshment-rooms
ここに行きたかったからです。美術館の中にあるカフェです。やべー。
今では、どの美術館にもだいたいカフェが併設されていますが、美術館カフェの第一号がここだったそうです。ここのカフェは大きくわけて3つの部屋に別れていて、
Godfrey Sykes(画家・デザイナー)のThe Gamble room(上の画像の部屋)、
Edward John Poynter(画家・デザイナー)のThe Poynter room、
画像:https://www.vam.ac.uk/articles/a-first-of-its-kind-history-of-the-refreshment-rooms
William Morris(詩人・デザイナー)のThe Morris room
画像:https://www.vam.ac.uk/articles/a-first-of-its-kind-history-of-the-refreshment-rooms
がそれぞれデザインを担当したそうです。
いちばん荘厳で、天井の高くて気持ちがよい、The Gamble roomでお茶しました。
カフェテリア形式なので、気軽に利用できます。入るだけならタダだし。飲み物も食べ物も一通り揃っていて、お茶どころかごはんできます。
コーヒーとスコーンを注文しましたが、どちらも美味しかったです。手前のクロテッドクリーム、おいしいし可愛かったので大量輸入したかったのですが、スーパーで見かけなかった上に真夏の日本に持ち帰ると一瞬で終了することが容易に予測でき、涙を飲みました。
画像:https://thinkitdreamit.wordpress.com/2015/11/23/shoes-pleasure-and-pain-a-day-at-the-va/
いちいちトレーとか、紙コップがかわいい。どちらも非売品でミュージアムショップでの取り扱いはなかったのですが、売れるよこれ、、売れよこれ、、大英博物館の北斎カップもだけど売ってくれ。
夏場は中庭が開放されているので、そちらで頂くのも素敵です。
7月も中盤ではありますが、ロンドンではあじさいが見ごろ。
日本だったらインスタ映えを狙った人たちでごったがえしていそうなくらいめちゃめちゃ映えてます。
日本では35℃をマークしている最中、ロンドンでは裏起毛のパーカを着用していましたが(でもクソ寒い)、こんな寒さでも子供たちはパンいちになって噴水で遊んでいました。風邪引くなよ。
ちなみにミュージアムショップもめちゃめちゃ可愛いです。そしてお値段もお手頃なので、ちょっとオシャレなあの子へのお土産はこちらで探すのはいかがでせうか。
遠く離れた英国に行けずにハンカチを噛みしめているそんなアナタ、ミュージアムショップのサイト見てるだけでもたのしいですよ。
土-木曜)10:00-17:45
金曜)10:00-22:00
有名デパートHarrodsのある、South Kensington地区にありますので、HarrodsにもV&A博物館にも行きたいけど時間がない!というひとは、同じ日に回るのがおすすめです。
===================================
さて、美術館に行きたいというわりには2つしか行っていない上に、展示物にまるで触れず、どちらかというと「V&Aのカフェについての記事かよ!」という感じのまったく役に立たない記事に相成ってしまい大変遺憾に思っております。
次にロンドンに行くことがあれば、美術館を旅のメインにしたい!というくらいには楽しかったので、無料なことだし、美術館や博物館にもあまり興味がないかたも是非軽い気持ちで行ってみてほしいとおもう、もうりがお送りいたしました。
つづきます。