【2016 ポルトガル ⑤】リスボン街歩き/アルファマ地区
2016年、アラサー女のボッチ旅〜ポルトガル編〜第5弾です。
第1弾(準備篇)はこちら
第2弾(出発篇)はこちら
もくじ
アルファマ地区
今回はこの地図の③、アルファマを歩きます。
今までご紹介してきた、バイシャ、バイロ・アルトとはうってかわって、ここアルファマは、1755年にリスボンを襲った大地震の影響をあまり受けなかったため、古い街並みが残る地域です。路地に入れば、今も地元のひとたちが暮らす風景を間近に感じることができます。
「アルファマ」という地名からも分かりますが、ここはイスラム支配の時代に、モロッコの人たちがつくった街だそうです。たしかに、迷路のように細い路地や、建物の造りなど、坂が多いこと以外はマラケシュの街に本当にそっくりです。
ここには、多くのレストラン、また、ポルトガルの民族歌謡である「ファド」を聴かせるレストランが数多く点在しています。
アルファマの展望台
Miradouro da graça
何て読むんでしょう。ただ一つ分かることは、「miradouro=見晴し台」ということです。リスボンの街を散歩していると、たまに見かける「miradouro」の看板。それに従って歩けば、だいたい素敵な景色が広がっています。
ホステルのひとに「リスボンの夕陽が見たいのですが、一番すきなスポットを教えてもらえませんか」と聞くと、興奮しながら地図に3つも4つも目印をつけてくれました。なんとか1番を聞き出し、その展望台に向かいます。嫌いじゃないぜ、そういうところ。
夕陽が本気を出すまで、ビールを飲みながらのんびりと過ごします。ポルトガルはワインもビールもとてもおいしい。そして安い。
ポルトガルにもビール界は二大政党制が敷かれており、
- SAGRES(サグレス)
- SUPER BOCK(スーパーボック)
が、ポルトガル国民を意のままに操っているようです。
この展望台には、カフェもあって、みんな思い思いの時間を過ごしています。ボッチはわたし以外いなかった。ガハハ。ビールがうめぇぞ。
こちらの展望台から見える景色はこんなかんじです。カラフルな壁の色の中にも、屋根の色は統一されていて素敵です。
ほぼ同アングルで撮ってみました。夕陽。
ポルトガルの夕陽は、とても力強いです。サングラス必須。その力強さが伝わらないのは、カメラのせいにします。今どきiPhone5Sだしね。canon7d使っても撮れるわけではないので、iPhoneでいいのです。iPhoneがいいのです。ALL NEED IS 技術.
住所;Calçada da Graça, 1100-265 Lisboa
最高の空間でビールを飲みながら夕陽を見ることもできて、本当に素敵でした。ホステルのおねえさんありがとう。
もっと行きやすい展望台もあります。
Miradouro de Santa Luzia
景色よりも豪華すぎる客船に目が行ってしまう写真でごめんなさい。乗りたいですね。わかるわかる。内部はどうなっているのでしょうか。どうしても気になりますが、こちらリスボンの朝焼けです。
住所;Largo Santa Luzia | Alfama, Lisboa
この展望台は、路面電車の停留所からすぐのところにあるので、とても行きやすいです。少し歩いたところには、内部見学も可能な、カテドラルもあります。
ステンドグラス越しに差し込む光がとても綺麗です。
住所;Largo da Sé, 1100-585 Lisboa
Miradouro de São Pedro de Alcântara
※ アルファマではなく、バイロ・アルトらへんにあります。
わたしは行っていないのですが、もしかしたらわたしたち日本人が一番良く知っているリスボンの景色かもしれません。
www.youtube.comあー。ここ、リスボンだったんだ。覚えてるよ、ミゲルくん。このCMのおかげでこの展望台には、日本人の観光客がすごく増えたみたいです。行かんくてごめんな、ミゲルくん。
住所;R. São Pedro de Alcântara, 1200-470 Lisboa
アルファマの夜
運が良かっただけかもしれませんが、本当に治安が良いポルトガル。街のいたるところに落書きがあるので、到着したときは「あんまり夜は出歩けないかもしれないなぁ」なんて思っていましたが、「一体誰が書いてるんだ!?」って思うくらいに平和でした。
トンネルの内側に書かれた、リスボンの歴史。
ファドを聞きに
せっかくなので、ファドを聞きにいきました。
何にも調べていなければ、予約もしていないので、フラフラ歩いていて、目に留まったファドレストランに入ります(アルファマやバイロ・アルトにいくらでもあります)。
お姉さんの化粧がいかつい。めっちゃスペクタクル。3D。
ファド(ポルトガル語: fado)は、ポルトガルに生まれた民族歌謡。ファドとは運命、または宿命を意味し、このような意味の言葉で自分たちの民族歌謡を表すのは珍しい。
どんなこと歌っているのか全然わかりませんが、力強い歌声と、楽しいギターの音色。音楽を聞くことってすごくワクワクします。
とにかく狭い店内で、ギター弾きのおじいちゃんが私の20cm隣でギターを弾いては、曲の合間に「どこから来たの?(たぶん)」とか「演奏はどうだった?(たぶん)」とか「ごはんはおいしい?(たぶん)」とか「何で1人なの?(妄想)」とか「友達や恋人はいないの?(妄想)」とか話しかけてくれましたが、全然分からない上に伝わらなくておじいちゃんごめんでした。ありがとう。ポルトガルだいすき。
何故か演奏してたひとたちとわたしが握手・ハグして退出していったので、他のお客さんたちがぽかんとしていました。わたしも未だにぽかんとしてる。
特にアルファマは、夜、ひとが少ないです。
「外でメシ食いたい」欲がすごい。執念。
一人旅も、いいものです。
友達や家族と行く旅行ももちろん楽しいのですが、自分が行きたいところに、自分のペースで、現地のひとたちと話したり、交流したり。
ポルトガルのひとは本当に優しくてあたたかいので、一人旅しやすいです。無理矢理どこに行くか聞きだして道案内しだしたかと思えばお金をせびったりしないし(それもそれでおもしろいけれど)。
「またこれを見に行きたい!」と言えるような決定的なモノや場所は無いけれど、ぜったいいつか戻ってきたい場所です。
つづきます。