荷物は盗られる

入念に準備しても盗られるものは盗られる

【2016 ポルトガル ⑨】ポルト街歩き2

2016年、アラサー女のボッチ旅〜ポルトガル編〜第9弾です。

前回に引き続き、ポルトの街を歩きます。

 

 

ポルトを歩こう

前回から歩いてばっかりじゃねーか!、ええそうです。すんません。歩きましょう。今回は、いくつか観光地、お店、レストランをピックアップし、ご紹介いたします。

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ポルトガルの朝は遅いですが、靄のかかる朝の街並みもすきです。

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【世界で3番目に美しい書店】Livraria Lello & Irmão

世界一美しい書店が気になるところではありますが、それはさておき、この書店。1906年に一度引越ししたものの、1869年創業と、長い歴史を持っているそうです。

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ハリーポッターの著者であるJ・K・ローリングホグワーツの世界観のモデルにした書店としても有名であるようで、ハリーポッターファンの中では、有名な場所みたいです。(J・K・ローリングポルトで英語教師をしていたらしい。)

ホグワーツのあの制服にマントという衣装も、ポルトガルの大学生の制服がモチーフになっているようで、よっぽどポルトガルがすきだったんですね。わかる。

 

ハリーポッターといえば小学生の頃めちゃめちゃ流行ってあの分厚い本を買ってもらったけれど、カタカナの名前が覚えられないし、ウィンガーディアムだかレヴィオサーだかレヴィオーサーだか「もう何でもええやんけ、、」と思って一瞬で読むの辞めた苦い思い出しかありません。ルーモス、もうりにも光を。

振ったらペン先が出てくる杖型のボールペン持ってたな。しぬほど書きにくいやつ。

 

皆々様のブログ等を拝見しておりますところ、非常に混雑するとのこと。2階建ての店内はそんなに広くないので、ある程度人数が入った時点で、入場制限をかけるみたいです。朝は10時開店なのですが、ちょっと前から並んで入りました。

出た頃には、人数もすこし落ち着いていたので、朝イチ突撃は逆効果だった模様です。

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この書店に入るには、まず3€のチケットを買わなければなりません。チケット売り場は別の場所にあるのですが、書店の前の道を挟んだところにものすごい行列があるので、すぐに分かると思います。書店から伸びる列は、入場待ちの列なので、まずはチケットを買ってください。

上の写真のピンクの紙が入場券なのですが、この券を会計時に見せると、3€分の金券になります。店内には、しおりだとか、トートバックだとか、そういった雑貨類もありますが、この金券は書籍にしか適用されません。

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ポルトガルで一番人口密度が高い。

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天井にはステンドグラス。

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1階部分の天井の装飾も細かくて、素敵です。

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外国人観光客のために、様々な言語の本が並んでいること以外は、普通のラインナップです。ハリーポッター関係の書籍だけは、入り口付近に大量に置かれています。

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埃が溜まった感じとか、黄ばんだガラスが歴史を感じさせてくれます。それにしても撮影技術そしてセンスのなさ。遺憾に思います。

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村上春樹コーナー。

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素敵な場所なんですけどね。こういう場所って、地元の人に愛されてこそ素敵なのだと思ってしまうのです。日常に、歴史ある書店が溶け込んでいて、そこに価値があるんじゃないかなと。観光地として訪れる我々観光客がこうしてしまったので、何とも申しにくいですが、もし自分が日常使いしてるお気に入りの本屋さんが、こんな感じになっちゃったらイヤだな、、なんてまたひねくれた感情が横切るもうりでした。

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Livraria Lello & Irmão(レロイ・イ・イルマオン)

住所;

10時〜19時

 

A Vida Portuguesa

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リスボン篇でもご紹介した雑貨屋さんのポルト支部です。Livraria Lello & Irmão、上の書店の隣の隣の隣の道はさんだとこ、くらいにあります。

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キャラメル屋さんを改装してつくられたという店内。お店は2階にありますが、1階も広々とした雑貨店です。(1階のお店に大したものは売っていませんが、建物が素敵なので、見ていて楽しいです。)

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感覚として、商品の種類はリスボン店のほうが多いように思いますが、広々として、自然光が射していて見やすいです。リスボンは狭くて暗い。

A Vida Portuguesa

住所;R. da Galeria de Paris 20, 4050-182 Porto

月〜土)10時〜20時 日)11時〜19時

 

このあたりをフラフラしていたら,蚤の市のような?フリーマーケットのような?ものが開催されていました。

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手づくりのアクセサリーや、昔の食器やバッジなど、用途の分かるものから分からない物までごちゃっと売られていて、小規模ながら楽しかったです。

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MAJESTIC CAFE

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昔からあるカフェとか喫茶店、すきなんです。ポルトにも、1921年創業のここ、Majestic Cafeというカフェがあったので行ってみました。

昔ながらの社交場といった雰囲気が楽しいです。パリっぽい。

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やっぱりこういう所に来ると「あ、わたしボッチ」とまざまざと感じますね。そんなときはアルコールの力を借りましょう。

また、ここMajestic CafeもJ・K・ローリングのお気に入りだったようで、このカフェで「ハリーポッターと賢者の石」を執筆していたようです。

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こちらのお店では、「フランセジーニャ」という、ポルトガルB級グルメを戴きました。老舗のお店ですが、カフェなのでこういうメニューもあります。

行ったのが夜だったので、メニューにフランセジーニャが載っていませんでしたが、「フランセジーニャありますか?」と言うと「もちろん!ここはポルトガルだよ!」と、別のメニューを持ってきてくれました。

ちなみにこのフランセジーニャ、ポルトガルでは軽食というカテゴリーなのですが、

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【チーズ→パン→ハム→ソーセージ→ステーキ→ハム→パン】と、非常に肉肉しいレイヤーで構成され、その上、バターの効いたソースをたっぷりとつけて戴く、想像するだけでおそろしいカロリーでお送りしております。付け合わせに追い撃ちのカロリー、フライドポテトをどうぞ。いっぱい食べるきみがすき。

思っているほどくどくないし、というよりはめっちゃうまいので、肉がすきなひとは是非シェアしてどうぞ。ワインも合うけど、ビールも合うぞ。

ここのお店では、14€程しましたが、言ってしまえばファストフード的な位置づけなので、食堂のようなお店では、5€程で食べることもできるみたいです。コスパがえぐい。

Majestic Cafe

 月〜土)9:30〜24時くらい

 

よく「一人旅だと、ごはんとか寂しくない?」と聞かれますが、事実日本より海外ってボッチ飯のハードルが高いです。わたしには。

ファストフードのお店でなければ、量も多いのにシェアするひとがいないから、同じ味を延々と食べ続ける必要があるし。お店の前に行って、なんとなく「ここなら大丈夫かな〜」と思って入るのですが、(入り口で「一人でも大丈夫ですか」って聞いて、「もっちろん(ニコォ!)」という店なら絶対大丈夫)こういう場所ではやっぱり本がめっちゃ役立ちます。本はともだち。慣れてしまえば、妄想という技を身につけることができます。ここまでくれば真のボッチです。なりたくないね。妄想最高。

 

ポルトからリスボン

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短い時間ではありましたが、ポルト観光は終了。恒例となりました、おそらく誰の役にも立っていないアクセスをどうぞ。

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乗る列車にもよりますが、だいたい3時間半くらいでリスボンに到着します。途中にはコインブラという観光地もあり、ぶらり途中下車したい気持ちでいっぱいでしたが、今回はぐっとこらえます。

 

Porto-Campanha

またしてもこの駅。地球の歩き方に「タコめしとタコの天ぷらがおいしいレストランがある」と書いてあったので、寄ってみることにしました。駅から歩いて5分程で到着するので、大きな荷物があっても大丈夫だと思います。

ポルトガルのたこめし】Casa Aleixo

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わたし、別にタコすきじゃないんですよね。なんなら小さい頃、「たこ焼きのたこ、要らねー」って思って、先に取り出して食べていたくらい。何なん、この歯ごたえ。食べるけど。未だにそんなスタンスですが、何となく惹かれたので行ってみました。

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地球の歩き方にも載っており、日本人がたくさん来るみたいで、写真の左に写ってるおっちゃんが、「オイシイ?」とか日本語で聞いてくれます。誰に教えられたのか「カワイイ!」と言ってくれたので、「No...」と言ったら、「え、カワイイって意味、わかる?日本語で、、え、、あれ、、?もしかして違う、、?」と困惑させてしまったので、かわいいおっちゃんを困惑させないためにも、本当にカワイイ皆様もこの店で謙遜するのはやめましょう。

 

頼んだのは名物「たこめしとたこの天ぷらプレート」。ポルトガルの微発砲ワイン、「ヴィーニョ・ヴェルデ」を飲みながら待ちます。

白に限らず、赤、ロゼとあるのですが、ヴィーニョ・ヴェルデ=緑のワイン、という意味らしく、完全に成熟する直前に収穫をした若いぶどうを使って作られるそうで、とても軽く、爽やかで、ビールみたいにゴクゴクと飲めてしまいます。ディ・モールト危険。

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のどが乾いていたので、猛烈な勢いで飲み干し、2杯目のワインを頼もうとしていたところにやってきました。うーん。分かっていたけどでかい。絶対食べきれない。「少なめにしてください」って頼めばよかったな。と思っていたのですが、

これ、めっちゃうまい。

日本で食べるタコと違って,タコがふわっふわなんです。味もしつこくなくてどんどん進む。天ぷらもくどくなくて、わー、これ日本で食べたい。日本人、コレ、ゼッタイスキ。パサパサした米が嫌いじゃなければ。そこまでパサパサしてないけど。

お腹パンパンだけど無事完食できちゃう美味しさでした。

 

ポルトガルと言えば魚介が美味しく、「イワシの塩焼き」「干し鱈と千切りフライドポテトの卵とじ」などなど、まー美味!な料理が揃っているのですが、ポルトガルでよく飲まれているケールのスープ、Caldo Verdeと共に、このタコ料理、もうりのポル飯ランキング独占です。

Casa Aleixo

月〜土)ランチ;12:00〜14:30 ディナー;19:30〜22:00

 

もうね、あたしゃこの国に愛しかないよ。愛さずにはいられない。できれば愛してほしいけど、愛したいマ・ジ・で〜。

 

次回は、宿泊したホステルを纏めて書きます。