荷物は盗られる

入念に準備しても盗られるものは盗られる

【2016 ベトナム ハノイ ③】JW Marriott Hotel Hanoiに住みたい

2016年7月、定例婦人旅行〜ベトナム ハノイ編〜第3弾です。

前回、漸くハノイの到着しましたが、ベトナムハノイの旅行記はまだ先です。今回のブログでは、旅行の最大の目玉と言っても過言ではないくらい素敵なホテルに1泊だけ宿泊できたので、そのことについて書きます。

 

もくじ

 

JW Marriott Hotel Hanoi

今回の宿はこちら、JW Marriott Hanoiです。詳細は一番下にて。マリオットホテルの最上位とはいかないまでも、ラグジュアリーホテルに位置づけられるこのホテルで、1日だけ【ホテルステイを楽しむ何にもしない日】を過ごします。

こちら、オバマ前大統領がハノイを訪問した際に滞在したホテルだそうです。ハノイの中心部からは車で約10分くらい離れていますが、宿泊する価値が十二分にございます。

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かっけえ。

空港よりタクシーでこちらのホテルに向かったのですが、タクシーの運転手が「ここでいい?」とホテルの玄関前の車寄せではなく、大きな道で我々を降ろしたので、こんな高級ホテルに「徒歩で来た」みたいになってしまいました。しかも2人のアラサーがリュックひとつだけ背負って。

まずはチェックインしようとカウンターに行くと、リストをめちゃめちゃ探しながら最終的に「お客様こちらではチェックインできません」みたいなこと言われて焦るアラサー。実は、奮発してエグゼクティブフロアの部屋を予約していたので、専用のカウンターが別にあったみたいです。ガハハ。突然の自慢。

「エグゼクティブ スイート ビジネスラウンジアクセス レイクビュー」とかいう、仰々しさ満点名称の部屋を取っていたのですが、こちら、1部屋34,000円くらいだったと思います。高いですね。

いや、だって、この部屋ですよ。

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ちょっともうすでに良くわかんない。このソファ絶対わたしの部屋に入らないょ、、

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水浸しになりそう。シャワーカーテンという概念??そうか、シャワールームは別にあるからもはやシャワーカーテンという名称は間違っているのか。ああもうよくわからないよ母上。ひー。

 

こんなスイートに泊まって、さらに、朝食込み/ジム、プール利用可/24時間ラウンジ利用可(アルコール含む飲料、軽食有り)等々、以下のサービスがついてこの値段。天晴れ。

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2人で泊まったので1人あたり17,000円です。ベトナム価格だと1泊するのに17,000円払うだなんてありえないくらいでしょうが、日本価格でもありえません。ありえないの意味が迷走してる。

 

うれしいハプニング

チェックインをしている最中、ウエルカムドリンクを頂いたのですが、パッションフルーツのノンアルコールカクテルだとか何とか言っていました。めっちゃうまかったし、空港から直接ホテルに到着したにも関わらず、乾ききったカラダに沁みました。

カウンターのかたがさらっと「アップグレードしたよ」みたいなことを言ってくれました。わあい。ラッキ。エグゼクティブフロアにはたくさん宿泊客がいて、ガラガラだというわけでもなく、我々より丁重に扱った方が今後のマリオットグループ存続に役立ちそうなパリッとしたビジネスマンもたくさんいたのに、何故アラサーの我々を、、チャリじゃないけど一見徒歩で来た客やぞ、、?

 

そんなこんなで鍵を受け取り、部屋を目指すアラサ。

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カードキーもかっけえ。魔界の門とか開けそう。

アップグレードしていただいた部屋は角にあり、ドアが両開き。ドアの前で緊張する我々。

 

わ、、

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は?風呂?

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さすがにセレブの友人も驚きすぎて笑いが止まらないご様子、、

クローゼットは3つ、トイレ2つ、キッチン、ダイニング(椅子10脚)、リビング、寝室(キングサイズベッド)、オーディオ、テレビ2つ、洗面台2つ、飲料水ペットボトル8本、浴槽、シャワールーム、、、、扉という扉を開けまくり、一通りの設備を確認し、興奮を落ち着かせるまでに10分はかかりました。

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洗面台が2つあるのって最高に便利ですね、、拡大鏡も2つ装備されているし、アイフルよりも「わかってるぅ〜!」って感じです。

しかし、つたない写真スキルのせいでホテルのすばらしさを伝えるのに、まるで成功していません。部屋の広さは、例えるならば「ボウリングのレーンが3つは余裕で入る」程度です。「端と端にいると大声で話しても会話ができない場合がある」程度です。「部屋が広過ぎてキングサイズベッドが小さく見える」程度です。

そんな部屋にアップグレードしていただきました。Chairman Suiteというらしいです。頑張って調べましたが、1泊いくらなのかは分かりません。友人がハノイにちゃんと到着してよかった。

 

ちなみに、この石油王が入るみたいな浴槽は、日本人の平均女性よりは身長のある我々ですが、入浴するのにも大きく一歩を踏み出さなければならず一苦労でした。床も大理石調みたいなやつだし滑ってこけそう。あぶねえ。シャワールームまでも浴槽から5歩くらいの距離にあるので非常に不便です。たまになら最高だけど毎日はしんどい。セレブって不便な生活してるんだな。コンパクト大国日本最高じゃん。ただ、この広い浴槽はジャグジーつきの最高なやつでした。TOTOだったかINAXだったかでお風呂大国日本を誇りに思いました。石油王もTOTOの風呂入ってるのかな。

アメニティはAromatherapy Associatesのものでした。ロンドンのブランドで、パッケージがシンプルで素敵だけど、匂いはそんなに良くなかった。

 

さて、ラウンジでアフタヌーンティーをやっているということで、気持ちを落ち着かせてすぐに向かいます。

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ベトナムに到着して最初の食事は1mmもベトナム感がありませんが、かろうじてフルーツが東南アジア感を醸し出そうとしてくれています。ここのフルーツはお腹をこわしません。

 

ジムとプール

休憩してから、せっかくなのでプールに向かうと、プールの入り口で「今からヨガやるけどやる?」とヨガ勧誘をうけました。海外のホテルでヨガクラスを受けるなんて我が庶民人生では今後一切無さそうなのでせっかくだし予約(無料)。国籍不明のクレオパトラ風メイクを施したインストラクターから英語で受けたヨガは、思いのほかキツいヨガで、友人はヒィヒィ言うておりました。

プールも綺麗で、そんなに階は高くないのですが、最上階にあるので、見晴らしもそこそこ良いです。何度も書きますが、街中にあるホテルではないので「街の喧噪を目下に眺めながら」みたいな願いは叶いません。

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綺麗なプールだったのですが、年齢不詳の男性がひたすら「マイ ペ○○!」と彼の下腹部を指さしながら男性生殖器名を叫びつつ水中ウォーキングしていたことが衝撃的すぎて、それ以外の記憶がほとんどありません。それを止める係員とかも誰もいなくてこのへんは高級ホテルだけど東南アジアなんだなと思ったんだなぁ、、それにしても何かあるなぁ、わたしの旅、、

ジムにはミネラルウォーターと冷えたタオル、バナナが置いてありました。初めて見たよ、フリーバナナ。

 

イブニングカクテル

エグゼクティブラウンジにて、アフタヌーンティーよりテンションのアガるイブニングカクテルタイムです。なぜなら。

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飲み放題!!!!!!!!!!激アツ!!!!!!!!!!!!

ここは東南アジア。スーパーで買えばビールなんて1本100円もしませんが、こうやって陳列されていることに意義が!あり!ます!よね!!陳列されてなくても最高だけど、最高で最高なので最高ですし、あと何といっても最高です。

ベトナムのビールといえば、333(バーバーバー)やビアサイゴンが有名ですが、写真一番左の瓶「BIA HA NOI」というビールが非常に飲みやすく、今回の旅行で一番気に入りました。残念ながらこのラウンジにはベトナムビールが「BIA HA NOI」しかなく、他はハイネケン(オランダ)、Tigerシンガポール)という、外国人に媚びたラインナップです。

ワインやらリキュール、ウイスキー等各種取り揃えられていたので、ビールが飲めなくても最高の気分になれます。

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行った時間がちょっと遅かったので、温かい食事があった形跡は見ましたが、ゲットできませんでした。それでもハムやらサーモンやらチーズ、シュリンプカクテルやらサラダ等々、十分すぎるくらいのおつまみが揃っています。

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上の写真にもあるこのサイズのエシレバターがここのラウンジには「ご自由にどうぞ」と大量に積んでありました。嘘でしょ。持って帰りたい。ビールとバターの組み合わせが最低というお問い合わせは今一度ご検討の上、ご遠慮頂きますようよろしくお願いします。某ユニバのバタービールは最低ですよね。

JWマリオットはレストランの評判も良かったので、行こうかなぁと思っていましたが、結局ラウンジで腹パンになってしまったので、一度も行きませんでした。翌朝の朝食もついているので飲食費ゼロです。あんな部屋に泊まっておきながら完全に乞食であります。

 

朝食ビュッフェ

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朝食はラウンジで食べることが出来ましたが、あまりにもラウンジに籠もりすぎていたので、朝食会場に行きました。ラウンジでの朝食は食べていないのでわかりませんが、それにしても膨大な種類、各国料理が揃っていて楽しかったです。洋食やベトナム料理はもちろんのこと(目の前でフォーゆでてくれて、すきな野菜をトッピングしてくれる)、インドカレー数種、中華(お粥も)、中東料理(フムスとか)、なんでもありました。何日連泊しても絶対飽きない。

 

それにしても、ハノイベトナム戦争の影響なのだと思いますが、若者が非常に多いです。ホテルで働いているのも、みんな10代〜20代なんじゃないかと思われるくらいで、サービスに拙さはあるけれど、笑顔が素敵で頑張っていて、応援したくなりサーのアラサー。あんまりに若者が多いので、平均年齢を調べてみたら28歳(2015年統計)ですって。やあね。ちなみに我が国日本は45歳で、そっちのほうがよっぽど心配になるのですが 、タイ34歳、中国も35歳と、ベトナムはとりわけ若いんですな。

人口も増加傾向にあり、GDPも1960年代の日本ととても似ているらしいので、もうあれかな。株かな。元金無いな。

 

結局のところ、何を申したいかといいますと、このホテル最高。もうこれだけです。日本ではあり得ない値段で、豪族になれます。一日くらい贅沢したっていいじゃない。贅沢は味方だって誰かも歌っていたしね。

 

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今回のお宿

JW Marriott Hotel Hanoi

 

ホテルのキレイな写真はすべてこちらのHPよりお借りしました。

 

次回、ようやくハノイの喧噪に向かいます。