荷物は盗られる

入念に準備しても盗られるものは盗られる

【2017 ロンドン・ベルギー①】出発準備編

2017年7月、友人との定例婦人旅行でイギリスのロンドン・ベルギーは首都ブリュッセルブルージュという街に行ってきました。

全7泊10日の行程です。今回も長くなりそうですが、よろしければお付き合いくださいませ。

 

もくじ

 

なぜロンドンとベルギーなのか

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我々も旅慣れ(当社比)『どの国に行くか』という選択肢も狭まって参りました。とりわけ友人は【まだ行ったことの無い国】を探し当てるほうが難解になってきており、2人の意見が一致したのが、こちらイギリスとベルギーだったわけでございます。

 

ロンドン

めちゃめちゃのUKロック狂い・めちゃめちゃのシャーロックホームズ好き・めちゃめちゃのサッカー好き…ではないので、特にロンドンに行こう!とならず、今まで避けておりました。決定的なものが無い気がしています。弱い。弱いぞイギリス。
ロンドンに行くというと、弊社の人間は口を揃えて「なんであんなメシのマズい国に」と冷酷な目で見てくるような次第。とんでもねえ国に行くことは知らされておりましたが、今まで行った国で一番すきかもしれない、という結果に終わりました。

ごはん事情について申し上げておきますと、たしかに今まで行った国でいちばんマズいです。

以前このような情報をTwitterで見かけており、戦慄しておりましたが、そこまで酷くはないです。というより【マズくはないけど、美味しくもない】というのが的を得た表現かな、という印象。きちんと高いお金を払ってゆっくり楽しむ食事はもしかしたらべらぼうに美味しいのかもしれません。

ロンドンのごはんといえば【Fish and Chips】しか思い浮かびませんが、Fish and Chipsだけはどこで食べても美味しかったです。というかFish and Chipsくらいしか美味しいのがありません。あとスコーン。

それでも一番すきになる魅力があるロンドン。ハマるかハマらないかは行かないと絶対に分からないと思うので、魅力はお伝えできませんが、それでも良ければお付き合いください。

 

ベルギー

ベルギーと言われて思いつくもの【ベルギービール・小便小僧・チョコレート・ベルギーワッフル・フライドポテト】……。ほぼ知識の無い国です。友人が【ブルージュ】という街に行きたいというので、行くことにしました。

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画像;https://wondertrip.jp/europe/88161.html

運河の街で、美しいとのことです。

ベルギーと言えば、アントワープシックスを生んだ国でもあり、憧れのDries Van Notenの服でも買いたいなあと思っておりましたが、時間の都合上アントワープに寄ることはできず、更には首都ブリュッセルにもデパートのようなブランドを扱う衣料品店等が存在しないため、涙を飲む結果となりました。日本のほうが店舗多いてどういうことなんJYAI。

 

ロンドンとベルギーに行くまで

毎度おなじみ準備編です。

 

予約するもの

ビザ

イギリス:6か月未満、ベルギー:3か月未満の滞在であればビザは不要です。

 

航空券

今回は2カ国周遊のため、ロンドンIN、ブリュッセルOUTの行程です。

直行便だと12時間半くらいで成田ーロンドン間を結ぶみたいですが、べらぼうに高い。というわけで、UAEアラブ首長国連邦)にて乗り換え1回の、エティハド航空78,640円、というチケットを購入しました。安い。

エティハド航空はネットでも非常に評判がよく、特にファースト(ご縁ゼロ)の評価は飛び抜けているということで、搭乗にも期待ができます。

マイルは残念ながらANAに加算、ということでJALマイラーのみなさんは残念がってください。

 

宿

今回予約したホテルは以下の3軒。

【ロンドン】

Hilton London Kensington

ブルージュ

1669 Bed and Breakfast

ブリュッセル

Hotel Metropole

どのホテルも申し分ありませんが、ブルージュで泊まったB&Bは完全にオナゴホイホイでした。いつかまとめてご紹介します。

 

ユーロスターのチケット

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ロンドン→ベルギーを自力で移動しなければならないので、ユーロスターのチケットを購入しました。事前であればあるほど値段が安くなるらしいので、日程が決定次第購入したほうがいいです。ロンドンからベルギーの首都ブリュッセルまでは直行で2時間、ブリュッセルからブルージュまでの交通費も含め10,500円程度で購入しました。

今回は結局値段が変わらなかったのでレイルヨーロッパ(日本語対応)を使って購入しましたが、ユーロスターのサイト(英語)が基本的には一番安いです。

ユーロスターで購入したいかたは、こちらのサイトに詳しい購入方法があります。

日本語に対応しているとはいえ、レイルヨーロッパは本当にしんどいです。日本語しか分からない人間をカモにしている感が強く、チケットも宅配便で受け取るのですが(eチケット不可)、その説明文も『どうしたらこんなにも複雑な説明文を書けるのだろうか』と感じる難解文で構成されています。保険とかの契約書みたいでだいきらい。

 

ちなみにベルギー国内の移動は26歳以下であれば、こちら(ベルギー国鉄サイト)で買うほうが安いこともあるので、調べてみてください。もちろん26歳以下を証明するものがあれば、現地でも同じチケットが購入できます。

 

ヒースローエクスプレスのチケット

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ロンドンの玄関口、ヒースロー空港からロンドンの中心街を繋ぐ交通機関は、バス・地下鉄・電車(ヒースローエクスプレス・ヒースローコネクト)タクシーなどがあります。

色々考慮し、空港からPaddington駅を15分で繋ぐHeathrow Expressを選択。高価で有名らしいですが、30日以上前に購入+週末料金の、1250円で購入できました。

こちらの公式サイト(英語)から予約できます。

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改札は無いので、このQRコードを車内に巡回してきた乗務員さんに見せるだけです。車内はWi-Fiも飛んでいて快適。

ヒースロー空港はヨーロッパの玄関口としても知られる巨大空港で、ターミナル5まであります(ターミナル1は閉鎖)。そのため、ターミナル間の移動のための無料シャトルがありますが、その路線がヒースローエクスプレスと同じであるため、間違えて乗車しないためにも注意が必要です。

当然ですがわたくしはやらかしました。先に到着したわたしが友人を迎えにいこうと乗車したのがシャトルではなくヒースローエクスプレスだったために、無情にもPaddington駅までノンストップで連行。

2人分のチケットをわたしが一括で購入していたため、どうなることかとかなり焦りましたが、事情を乗務員さんに説明すると「別々で乗車しててもこのQRコードを友達も見せてくれれば大丈夫よ」と優しい声を頂きました。あっ…もうわたしロンドンに心を奪われてる…っ!

全く以て問題なかったようです。半泣きのアジア人(アラサー)を哀れむ乗務員と周囲の乗客たちの視線がすこし心に沁みました。


SKY GARDENのチケット

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どの国に行ってもバカは高いところに登りたがるものです。

ロンドンには、The ShardとSky Gardenという展望室があります。前者は有料(4,000円くらい)、後者のSky Gardenは何と予約さえしていれば無料!で入場できるので、貧乏トラベラーはこちらの予約を何としてでもゲットしたいところ。

約3週間前から予約できるので、日付が決まったら是非トライしてみてください。英語のみですがシンプルで簡単です。

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当日はメールで届いたこの画面を見せれば入場できます。空港と同じように金属探知ゲートをくぐり、液体物の持ち込みは不可なので、入り口で没収されます。

なかなか予約が困難なSky Gardenですが、同じフロアに位置するレストラン等の予約ができれば同じ場所で景色を楽しむこともできるので、こちらも是非チェックしてみてください。

 

アフタヌーンティー

アフタヌーンティー狂の友人たっての希望「本場のアフタヌーンティーを経験したい」とのことで、ロンドンと言えばSavoyやClaridge's、Ritz等の名門ホテルでのアフタヌーンティーも捨てがたいですが、キャサリン妃が結婚式前夜に宿泊したことでも知られるThe Goringというホテルのアフタヌーンティーを予約しました。

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一番安いコースで£49です。日本円にして7000円越え。日本のアフタヌーンティーのコスパの良さを改めて感じました。

こちらから予約できます。

Wi-Fi

旅行で初めてWi-Fiを借りました。非常に便利。便利オブ便利ですが、旅行感がグッと減ります。

今回は価格.comで一番安価だったGlobal Wi-Fiで借りました。ヨーロッパ2カ国以上周遊コース、10日間で10,900円です。1人だったら借りないな。

 

持ち物

ガイドブック

・ロンドン

ハレ旅 ロンドン 【湖水地方~コッツウォルズ】

ハレ旅 ロンドン 【湖水地方~コッツウォルズ】

 

このたび、あたらしいガイドブックに手をだしました。

分厚いですが、レイアウトはすっきりしていてかなり見やすいです。ことりっぷやarucoは100%女性向けだったのに対して、このハレ旅は男女ともにターゲットになっていそうです。もちろん地図だけ抜き出して持ち歩けます。

それにしても、最近この朝日新聞出版は、ちょっと違う切り口のガイドブックを出していて気になっています。特にこの

Taiwan guide 24H

Taiwan guide 24H

 

 台湾のガイドブック(たしかハワイもあった)。ガイドブックなのに、かなり分厚く、そのぶんたっぷりと写真が掲載されていてインスタ世代の女の子にゴリゴリ刺さりそうな内容です。24Hというタイトルがついているように、移動時間や開店時間を反映したモデルコースがしっかり示されているのも便利な印象。

はっきり言って持ち運ぶには完全に不向きですが、必要な情報だけスマホに取り込んで、このガイドブックは予習用に、という使いかたができる、今に合ったカタチだなあと思う次第です。

反面、海外のガイドブックはほとんど写真がなく、『歴史や文化背景などの情報を元に行き先を決定したい』『今から行く地のビジュアルは実際に自分の目で見たい』というニーズからそうなっているらしいです。外国人が持ってるガイドブックって辞書みたいですもんな。あんなん持ち歩けるとかすごいわ。国によってガイドブックにも違いがあるってすごいですよね。それにしてもめっちゃどうでもいいなこの話。すみません。

 

・ベルギー

今回ベルギーは3泊4日、1日目は夜中に到着する、最終日も早朝に出発ということで、滞在時間も短すぎることだし、いらんかな?と思い買いませんでした。

かわりと言っては何ですが、CREAのWebサイトは目的の国名・地名を検索すれば、結構素敵な情報が出てくるので、よく使っております。

 

あとは、特にコレと言って必要なものはありませんので、現地で大量入荷するために持ち物を最低限まで減らす努力をするのみです。今回はここまで軽量化することに成功しました。

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見苦しくてすみません。ここまでやっても、最終的に爆発しそうなくらいパンパンになりました。常に重量との闘いです。

出発までの軽量化についてはこちらをご覧ください。

あ、ほぼほぼ皆さんロンドンへ行ったら紅茶を買うと思うのですが、大容量のものを買って、現地で友人と分けたい場合は、だいたい個別包装されていないことが多いので、ジップロック等持って行くととてもよいです。

 

さて、紳士の国イギリス、そして小便小僧のベルギーへと出発します。