2017年7月、定例婦人旅行〜ロンドン・ベルギー編〜第6弾です。
またしても周囲から「いつまで美術館巡ってんだ」と叱咤頂戴致しましたので筆を執る次第でございます。亀さんもびっくりの更新速度でごめんなさい。怠け者のウサギにも負けそう。ベルギーにはいつ入国できるのか。
さて、今回はロンドンのアフタヌーンティーについて書きます。イギリスのあまいもんと言えばスコーンが有名ですので、そちらについても少々。ご興味あるかた、しばしおつきあいくださいませ。
もくじ
ロンドンでアフタヌーンティー
イギリス発祥のアフタヌーンティー。我々は昼夜労働に追われた傷だらけの心身を癒すために何度か日本でのアフタヌーンティーを経験しておりましたが、せっかく発祥の地に行くので、ということでロンドンでもアフタヌーンティーすることにしました。
ロンドンのアフターヌーンティーといえば、泣く子も黙るリッツホテル、日本の天皇もロンドン滞在時に選ぶと言われているClaridge's、あとはSavoyなどのホテルでのアフタヌーンティーが有名らしいですが、高級ホテルの他にも街中のカフェなど、様々なところで体験することができます。
カフェだと、ホテルのアフタヌーンティーよりもお値打ちだし、個性もあって楽しそうです。
The Goring Hotelでアフタヌーンティー
今回我々は「一生に一度のロンドンかもしれないし」と、5つ星ホテルでのアフタヌーンティーを決意致しました。
The Goring Hotelという、わたくしも聞いたことも見たこともないホテルの名前でしたが、ウィリアム王子の嫁、キャサリン妃が結婚式前夜に宿泊していたホテルとして有名らしいです。
2011年4月、キャサリン妃はウィリアム英王子とのロイヤルウエディングの前夜、一般人としての最後の夜を“ザ・ゴーリング”で家族とともに、ホテル最上階のスイートルーム「The Royal Suite」に滞在して準備を整えていた。
引用元;小原康裕の「世界のリーディングホテル」VOL145 ザ・ゴーリング | ホテル・レストラン・ウエディング業界ニュース | 週刊ホテルレストラン HOTERESONLINE
リンク先、とてもゴージャスなホテルの部屋内部写真もあるので、是非ともご覧ください。ざっと調べただけですが、一番安い部屋で1泊5万くらいらしいです。びえー。
乾杯用のシャンパンなど付いていない一番シンプルなメニューで、£49。そこにサービス料など足されて1人£55でした。(当時;2017年7月のレート151円で)8,322円。日本だったらシャンパン付いてもこんなにしないところが多いのに。恐ろしいぜ。
さて、そんな恐ろしい価格でお送りしているThe Goringですが、サービスはとってもフレンドリーで肩肘張らずに楽しめますので安心してください。安心できないのはお財布の中身だけです。
もちろん紅茶やコーヒーなどの飲み物はおかわり自由です。お腹がたぷんたぷんになるまで飲んできてください。
ただ、ティーポットはやかんを彷彿とさせる大きさです。たぶん飲みきらなくても茶葉は変えてくれると思いますが、なかなか言い出しにくいですよね、、
基本はホテルのかたが注いでくれますが、自分で注ごうと持ってみるととんでもなく熱かったので、セルフポアーは気をつけてください。
ぜんぶ黄色で統一されたティーセットがかわいい。
決して広いとはいえないティールームに、様々なソファやテーブルが並んでいるのですが、とてもセンスがよくて窮屈さを全く感じません。
窓の外に見える緑が非常に良い感じ、、
最初に出てきたのは、グリンピース(たぶん)のムースにサーモンが乗ったもの。これ、一番美味しかったです。
しばらくすると例のスタンドに乗ってやってきます。
上段はケーキ。
色がヤバいですが、見た目ほどパンチのある味ではありません。むしろ優しさがあり美味しいです。甘いので紅茶に大変良く合います。
中段はスコーン。やっぱりイギリスはスコーンの国です。大変美味しい。プレーンとレーズンの2種類です。クロテッドクリーム、ジャムをつけて食べると昇天。
下段はサンドウィッチですたしかチキン・キュウリ・タマゴ・ハムのシンプルなサンドウィッチです。一流ホテルですが、まあこんなもんか、って感じです。たしかサンドウィッチはおかわりができるよ、って言っていた気がします。絶対無理だけど、、
改めて見るとものすごい小麦の消費量です。ダイエッター鬼門のアフタヌーンティー。大変優雅な気持ちになれますので、摂取した分を歩きまくって消費できる旅行中に経験するのはおすすめです。夜ごはんが食べられなくなるので、ディナーに重きを置いている旅行者は注意が必要です。
The Goringは、暖かい季節の晴れた日には、お庭でもアフタヌーンティーをすることができます。
優雅度は完全に屋内に軍配が上がりまくって仕方がないのですが、よく手入れされた芝を見ながらアフタヌーンティーを楽しむのも乙オブ乙な感じがします。
我々も席に案内されるときに「是非お庭でアフタヌーンティーがしたいのですが」とリクエストしましたが、天気が怪しかったのと、ちょっと肌寒いっぽかったので「屋内のほうがリラックスできてオススメですよ、いつでもお庭は案内できるので、すきなタイミングで散歩してください」と言われました。ナイスな提案で助かりました。
ちなみに、写真は邪悪な感じがしますが、もっと緑がイキイキしていてキレイだったので安心してください。技術が、、すみません。
お庭ではマダムがロンリーティーをしていました。かっこいいな、、これからもおちんぎんをもらうためにおしごとをがんばろう。
さて、もし我々と同じような行程でベルギーを訪れる方には是非とも覚えておいて頂きたいのですが、甘いものを食べるならば、ロンドンは諦めて是非ベルギーに期待してください。コスパも良く、とんでもなく美味しいスウィィーーツたちで溢れています。あたりまえのようにチョコレートはうまくて期待を裏切らないし、ベルギーワッフルは想像してたよりとんでもなくうまい。日本のマネケンで買うワッフルより美味しいワッフルの2倍くらいの大きさのワッフルが街中で1ユーロで売られているので、期待してください。いつか書きます。
こちらの公式サイトから予約できますので、The Goringでアフタヌーンをティーしたいかたはどうぞ。(英語ですがかんたんです)
The Goring Hotel
15 Beeston Pl, Westminster, London
ロンドンでスコーン
ロンドンで口にしたもので美味しかったのは、ビール・フィッシュアンドチップス・スコーンです。その他はなんといっても「飯がマズい」と言われる国だけあって、マズくはないのですが、(お金をそんなに払っていないせいかもしれませんが)大したことありません。
その中でも大変美味しく、「この味はロンドンでしか食べられないのでは、、」とおもったのが、後述するMuffin Manのスコーンだったので、ご紹介します。
The Muffin Manでスコーン
住宅街にある、地元のひとからも愛されている喫茶店、という感じのおみせです。カフェっていうか、喫茶店ていうか、、何て言うのかわかりませんが、こじんまりしていて良い感じです。
サンドウィッチも3ポンド台からあるし、マフィンやケーキ、焼き菓子なんかもホームメイド感満載でそろっています。朝ごはんの時間帯にはイングリッシュブレックファーストも10ポンドほどで食べられるので、スコーンも食べたいけど、イングリッシュブレックファーストも経験してみたい!というワガママも叶うお店です。
店内は20席くらいしかないので、朝ごはんやランチ、もしかしたらティータイムのベストな時間帯にいくと待つかもしれません。周囲には特に何も無さそうだったので、おとなしく呼ばれるのを待ってください。
(This photo of The Muffin Man Tea Shop is courtesy of TripAdvisor)
さて、肝心のスコーン。完全に好みですが、サクサクで軽めなので、クロテッドクリームにも良く合い何個でも食べられそうなスコーンです。
もっと本気でスコーンを渇望しているかたもいるので、本気のかたはいろいろ探してみてください。
Muffin Manのスコーン、サクサク派よりしっとり派だわぁ、なんてひとには物足りないと思うのでスルーして頂きたいのですが、サクサクしたスコーン、わたしは今まで食べたことがない上にほんとうに美味しかったので、おすすめです。食べたい。
Muffin Man | Tea Shop(メニューや値段も明記されています)
12 Wrights Ln, Kensington, London
===================
ちなみにちなむと、わたしが東京で一番すきなアフタヌーンティーは虎ノ門のホテル、Andaz TokyoにあるAndaz Tavernのアフタヌーンティーです。こちらも宿泊するのはあほみたいに高額なので、もうりのような庶民はお呼びでなさそうですが、アフタヌーンティーならハードルを跨がせてくれます。
51階にあるので、晴れた日には眺望も最高です。曇りや雨だと、完全に雲中に入り、曇りガラスだと錯覚するレベルなので、できれば晴れた日に行ってください。晴れろ!!!
アフタヌーンティー、そんなたくさん行ってわけでもないし、完全に好みの問題なので(一緒に行った友人は全く覚えていない様子)、鵜呑みにしないでほしいのですが、すきなのでここに表明いたします。誰か、、遺志を継いでくれ、、
(画像:https://haujie.com/?p=10457)
カラフルでアレ映え!ひとつひとつの完成度が高い!日本人の胃袋にちょうどいいサイズ!の無理矢理三拍子が揃って最高です。
ちなみにAndazは1階にあるペストリーショップで買うことができる、ちっちゃなフィンガーサイズのエクレアが有名なのですが、こちらのアフタヌーンティーではこのエクレアが2つついてきたような気がします。
(画像:https://ippin.gnavi.co.jp/article-5391/)
かわいい。たしかペストリーショップでこのエクレアを買うと、手の人差し指くらいの大きさしかないのに500円くらいした気がするので、アフタヌーンティーで頂くのが良い感じな気がします。
The Tavern - Grill & Lounge
東京都港区虎ノ門1丁目23−4 アンダーズ 東京 51F
予約は上リンクからできます。おすすめしといてアレですが、現在(※2018.5)はトマトアフタヌーンティーっぽいですね。どうなんだ。
ロンドンもベルギーも関係ねぇ感じですみません。
続きます。