2017年7月、定例婦人旅行〜ロンドン・ベルギー編〜第8弾です。
毎度お世話になっております、もうりです。
今回はタイトルでもお伝えしました通り、ロンドンからベルギーに列車で移動する方法について書きます。どこに需要があるのか皆目見当もつきませんが、体験したことを忠実に書いていくことを目標としている本ブログ、今回もその指針に沿って投稿する次第でございます。ピーという発信音の後に、興味のあるかたは1を、それ以外のかたは2を押してください。
もくじ
ロンドンから他国へ移動したい
今回は全7泊10日という比較的長期間な旅行であり、なおかつそのすべての日数をロンドンに充てるには、あまりにも物価が高く、あまりにもご飯がまずすぎたため、周辺国へと足を伸ばすこととなりました。
ロンドンからはLCCやユーロスターを筆頭に、他のヨーロッパ諸国へ容易かつ安価に行くことができます。搭乗日のどれくらい前に予約するかが問題ですが、預け入れの荷物がなければ、おそらく大体飛行機のほうが安いことが多いです。
ロンドンから列車で他国へ移動したい(レイルヨーロッパ編)
今回、我々は飛行機ではなく、鉄道で移動することにしました。理由としては、
・空港遠い、空港までの電車賃が高い
・航空券、預入荷物の追加金額、空港までの電車賃など、総額で計算した場合、価格が飛行機>電車だった
以上、3点となります。よろしくご査収ください。
結果として、ユーロトンネルに関しては、トンネルに入ってからはずっと真っ暗であり、特段楽しくない上に耳がワァーンってなるので楽しくはないのですが、トンネルを除けば列車の旅は非常に楽しかったです。
余談ですが、チケットに移りこんでいるのは、ロンドンで購入した「LEMSIP」というポピュラーな風邪薬です。後味が最強に悪く、飲む前よりも体調を崩す可能性が非常に高いアクマのような風邪薬です。現地で風邪をひいても大丈夫なように、風邪薬は持って行きましょう。そして、万が一現地で風邪をひいてもLEMSIPはオススメしません。
さてはて、今回は日本語でユーロスターなどの鉄道チケットが手配できる、レイルヨーロッパというサイトで、鉄道のチケットを手配しました。いろいろ比較検討したところ、こちらが最安値だったからです。
通常であれば、ユーロスター公式での予約が、簡単かつ結構お得なので、これがおすすめですが、日本語訳がないので、英語だいきらい勢は注意が必要です(なんとなくやれば合ってるので大丈夫だと思います)。
その点、レイルヨーロッパは、日本語でおkなので、Englishが不得意なアラサー大和撫子に最適です。駄菓子菓子。その日本語が非常に難しい。何ゆえこんなにも難易度の高い日本語を使うのか。保険の契約書などを読解している気分になるので、容易な英語が使われているユーロスター公式を激しくお勧めします。
1、日本語が激ムズ
2、紙のチケット(郵送)オンリー
3、チケットの到着が遅めなので、出発直前の予約は必然的に無理
4、何かあったら対応してくれるデスクの営業時間が短い
5、何かあったら対応してくれるデスクにあんまり連絡するなという旨のお手紙が届く
6、手数料が鬼高い
7、基本的にキャンセルNG
8、むずかしい
9、むずかしい
10、全体的にむずかしい
(※個人の見解な上に、2017年当時の情報なので、もしかしたら改善されているかもしれません。)
こんな苦労を経験するのだから、英語をperfectに勉強したいと思う気持ちは年々強くなるばかりですが、年々おつむがよわくなっているのでえいごをべんきょうするのはたいへんです。
マックスビスタというサイトが安いという情報を入手しました(運営はHISなので安心はできそうです)が、利用していないので、気になるかたはぜひチェックしてみてください。
St.Pancras Stationのファシリティ
ロンドンのユーロスター発着駅であるSt.Pancras駅ですが、ヨーロッパ各国と結ぶハブ駅ということもあり、お店などもそこそこ充実しています。
充実していないのは、エスカレーターやエレベーターといった設備。特に、最寄であるKings Cross駅まで地下鉄でお越しのかたはぜひともご注意あそばせ。
我々はロンドンを出発する頃には既にスーツケースが20kgを超えるという不幸に見舞われていたため、大変な荷物を持って階段を登らなくてはいけない状況と相成ってしまいました。かといって、ショッピングを目的にロンドンへ行くかたも多いでしょうから、わたくしから「買いすぎに注意」などとセンスのない発言をするつもりは毛頭ございません。ぜひ腕力をつけてからロンドンしてください。もうりは「この駅まではタクる」というソリューションをご提案いたします。
St.Pancrasにあるもの
9と3/4番線のホーム(※隣接のKings Crossにあります)
画像)https://www.kingscross.co.uk/harry-potters-platform-9-34
アレですね。ハリーポッターのやつ。しょっぱなからSt.Pancrasに無いじゃないかという苦情は真正面から受け止める気持ちでいます。
クローク
電車の時間まではちょっと時間があるので【荷物を一度駅周辺に預けて、その時間に大英博物館(近いです)に行きたいなぁ】というプランを組みたいかた、朗報です。
時間区切りな上にそこそこの金額がしますが、Kings Cross駅にクロークがあるので、チェックしてみてください。
あとは、
アパレル/レストラン/バー/スーパー(waitrose)/キオスク(出国後もあります)/カフェ/などなど。(公式サイト)
とにかく、簡易的なショッピングモールが駅と直結していると言っても過言ではない程度のお店があるので、「駅行く前にいろいろ飼わなきゃ!」と焦る必要はありません。
お紅茶のFortnum & Masonもあるので「あ、紅茶のお土産足りないかも!」というかたも安心です。ちなみに「紅茶のお土産足りないかも!」というかた。たぶん足りてるのでもう一度スーツケースの中を思い出してください。茶葉本来の風味は5年も持ちません。
ユーロスターの車内で駅弁的なものを食べたいかたは、waitroseでの購入がおすすめです。市内のwaitroseは完全なるスーパーですが、こちらのwaitroseはお惣菜を中心としたラインナップ、かつヘルシー、かつイギリスめしにしてはそこまでまずくないのでオススメです。値段は高いです。Instagramにはちょっと映えそうです。
ちなみに、今回は市内中心部から離れていることと、価格が高価であることから惜しくも宿泊できませんでしたが、St.Pancras直結のホテル、St. Pancras Renaissance Hotelも非常に気になっているので、誰か泊まって感想を教えるか、宿泊費相当の金額をもうりまで送ってください。よろしくおねがいします。
財力がもうりとニアリーイコールのかた、ちょっと頑張ればここのホテル併設のレストラン・バーには入れそうなので、ちょっと頑張ってみてください。
駅直結ですが、たしか駅を改築したレストランです。どういうこっちゃ分かりませんがかっちょいいのでいいのです。
ロンドンには上の写真のようなレンガ造りの建物があって、イギリスらしい重厚な感じがとてもよく表現されているというか、とにかく「イギリス来てる~!」という気分を味わえる空間がたくさんあり、こういう空間がすきなひとにはとてもオススメできる旅行地です。こういう重厚感がすきじゃないかたは、なんだか古臭くて、堅苦しくて、ごはんも空気もまずいし、天気はいまひとつ。物価は高いし、とくに魅力を感じないかもしれません。
それでもロンドンは、ひとがとてもやさしく、お花がそこらじゅうにあり、ビールがおいしく、音楽がよく、町並みもインテリアもとてもすばらしいです。すきなひとはすきで、それでいいというスタンスもすきです。もうりは/ロンドンが/すきです。
すき、という気持ちを十分に表現した上で、そろそろベルギーへと出発したいと思います。
St,Pancrasから出国したい
鉄道といえど、国境を越えるので、出国審査が必要です。(まだ離脱していないしEU内だからいらないのでは?と思っていましたが要りました。一概に必要な模様です。)
もちろんセキュリティチェックもありますので、出発時刻の1時間前には駅にできているようにすると安心です。
とにかくこういうお堅い、かつ、信用度の低い弊ブログを鵜呑みにするのは怖いので、ぜひこんな感じの素敵な記事をご参照くださいませ。
これだよ。わたしはこういう記事が書きたいんだよ。
St.Pancrasで免税手続き?
ロンドンからどこか他国に列車で移動する場合、St.Pancrasで免税手続きをしなくてはいけないのでは、という疑問が生まれますが、イギリスが現時点ではまだヨーロッパ連合に加盟している状態では(2018,10)、【旅程最後のEU加盟国】でまとめて手続きすればよいそうです。今回は【ロンドン→ベルギー】となるので、ベルギーで免税手続きをします。
ちなみに、ロンドンのSt.PancrasにTax Refundカウンターは無く、必ず空港(ヒースローまたはガトウィック)で行う必要がある模様です。何かしらややこしい方は事前に調べたほうがよさそうです。
日本の新幹線ほどではありませんが、皆さん自由に飲食されているので、鉄道旅行のお供はぜひとも用意したいところでございます。
ベルギー入国
さて、列車はベルギーに入国し、到着駅で入国審査が必要かと思うところではございますが、なんとロンドンでベルギーの入国審査も終了している模様。何の気兼ねも無く、電車を降りてそのまま街に繰り出すことができます。
ロンドンSt.Pancrasからベルギーの首都であるブリュッセル、その中央駅であるブリュッセル中央駅(Gare de Bruxelles-Central)までは4時間ちょい。ロンドンとブリュッセルの時差はー1時間なので、4時間かけてるけれど、3時間くらいで到着してる気分になれます。
今回は、ブリュッセルをそのまま通過し、ブルージュという観光都市に行くので、ブリュッセル中央駅ではなく、ブリュッセル南駅、Gare de Bruxelles-Midi(もしくはBrussel-Zuid)で乗り換えます。
ベルギーに入ってからは英語表記よりもフランス語、もしくはオランダ語表記が目立つので「ミ、ミミmidi?ズズズズズzuid!?!?」と混乱しないために、なんとなくスペルはチェックしておくと安心かもしれません。
ズイド。強そう。
ベルギー国内の鉄道チケット
今回は面倒だったので、レイルヨーロッパで一括購入しましたが、ベルギー国内においては「何日前に買ったからおトク!」とかそういったオファーがないので、現地で買っても同じ値段です。
むしろ、土日に電車にのる可能性がある場合、運賃が50%OFFになるWeekend Ticketなるものや、25歳以下なら、ベルギー国内のどの駅へも6.4ユーロで行くことができるGo Pass Ticket(みんなで分けっこできる10枚つづりなら1枚あたり5.2ユーロ)、65歳以上が6.4ユーロで利用できるSenior Ticket、などなどおトクなチケットがあるようなので、どちらかに該当するかたは、現地での購入をオススメします。
ブルージュ到着
日本・英語では「ブルージュ」ですが、オランダ語では「ブルッへ」、フランス語では「ブリュージュ」です。なにかしらその辺の言葉が聞こえたら、もしくは【BRUGGE】の文字が見えたら下車してください。
そんなこんなで、ブルージュに到着。
こんなにもカンタンに、ヨーロッパ初の列車越境のタスクをクリアすることに成功しました。
いろいろ面倒は多いかもしれませんが、英語偏差値12(≒測定不可)のもうりでも乗り越えられる難易度ですので、ぜひともチャレンジしてみてください。
みんな何かしら助けてくれるので大丈夫!
第8回にして、ようやくベルギーに到着。次回は、いよいよ美食の国、ベルギーについて書きます。いつになることやら。