荷物は盗られる

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【2017 ロンドン・ベルギー(16)】ロンドンでお買いものがしたい -スーパー以外編-

2017年7月、定例婦人旅行〜ロンドン・ベルギー編〜16弾です。

やれコロナだ、新型肺炎だと騒がれ、弊社も早々にテレワークとなりし、2020年4月。前回更新から約300日、そして、ほぼ3年前のこのロンドン編の需要はどこにあるのかわかりませんが、とりあえず真面目に書き上げることだけを目標に毎日を暮らしています。なら書けよ。今回でロンドン・ベルギー編、ようやく終了です。

今回は、スーパーマーケット以外のショッピングについて記載してまいります。物価鬼高のロンドンですが、ヨーロッパブランドのものはもちろん日本で購入するよりも安く、消費税が10%になりましたので、ロンドンで賢くお買い物しましょう。

 

ブランドのもの

イギリスのブランドといえば...王道のバーバリーマッキントッシュAquascutumでトレンチを買うもよし。Dr.martensvivienne westwoodでロックに攻め上げ、あとはAlexander McQUEENでキメにキメたかと思えば、ジョンスメドレーでシンプルを追求したかと思えば、足元はJIMMY CHOOで抜かりないんです、なんて。男性だったらJOHN LOBBとかキメこむんですかね。しらんけど。

という感じで、「ああ、実はそれもイギリスブランドだったね」みたいなものが多いイギリス。結局諸々迷ってイギリスブランドのものの購入はあまりしなかったのですが、とにかく日本で買うより安いと思いますので、渡英の際は、ぜひご検討くださいませ。

SAINT LAURENT

一つ目からフランスブランドをかちこむブログですみません。
当時、貯金の目標額を超えたら買おうと思っていたサンローランのSac de jour。

2012年にエディスリマンがクリエイティブディレクターに就任し、ブランド名から、ずっと親しまれてきたYSLロゴを、SAINT LAURENT PARISに変更。当時少しおばさんくさい...という印象が個人的にあったYSLロゴを大胆にも変更したことで、エディが去った後、再び使用されているYSLロゴが新鮮に、新しく見えるようになったのもこの改革があったから。のような気がします。2018年にCELINEのクリエイティブディレクターに就任した後もロゴを変更していますが、こちらはどうかな。やっぱりロックなエディスリマンのデザインとsaint laurentとの相性がよくて、本当に格好良かったと思っています。アッ...書いていたら懐かしくなってきた...エモ...

というわけで、エディスリマンの圧倒的信者でもファンでもありませんが、このシンプルにシンプルを期したバッグが欲しくて欲しくて。当時とてつもなく流行っていたBaby Daffleよりも倍くらい金額が違い、ちびりましたが買いました。

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フランスで買ったほうがやすいのかもしれませんが、調べてみたらロンドンでもなんと日本より10万円安い。は?なにこれ。10万ってもういっこカバン買えるじゃん(バカ)。免税になるし。とのことで、せっかくだしデパートではなく、高級ブランドの店舗が軒を連ねるOld Bond Streetの店舗へ。

 話には聞いていましたが、ほんとOld Bond Street、すっげえ。全部高級ブランドのブティックです。隙がねえ。

友人から聞いた話だと、ヨーロッパのセールは日本じゃ絶対除外になりそうな定番品もオファー効いたりするらしいので、もしかしたらデパートで買ったほうがよかったのかも。でも路面店ってアガりませんか。ウェイ。

同じタイミングでお店にいた中国のかたが店内商品全部せしめるんじゃないかと思うくらいの爆買いオブ爆買いを繰り広げていたので、お店のひとたちはかなり忙しそうでしたが、タックスフリーの書類も言われなくても作ってもらいました。

バッグを入れる箱の良いサイズの在庫がなく、かなり大きくなるけど要る?と聞かれ、要る!と答えたところ、こんなでっかいボックスになりました。

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カバンは箱の1/4のサイズです。はは。

diptyque

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そして続くフランスブランド、ディプティックです。
diptyqueのL'OMBRE DANS L'EAUという香りに目がないのですが、LIBERTYをぷらぷらしていたら見つけたので即買いしました。価格は日本で購入するより3割ほど安価な感じです。普段使っているものが安く買えるのはとても嬉しい。
日本の直営店で購入すると、だいたい3本アドマイザー入りの他の香りのサンプルをくれますが、Libertyだったので、diptyqueではない別のブランドのボディクリームやらシャワーオイルを大量にくれました。好みの香りはありませんでしたが、普段出会うことのないブランドを知れたりして、とてもいい経験です。

何よりLIBERTYで購入してよかったのが、店員さんたちの接客。ロンドンのひとたちの優しさはロンドン編でも何度か書いていましたが、一番それを色濃く感じたのが、LIBERTYでした。LIBERTYにはポイントカード的なものがあるのですが(もちろん無料)、それに入会すると、100£以上の買い物で15£引いてもらえる、というのがあるらしく、もう二度と来ることがないかもしれない日本人旅行者であるわたしに「こんなものがあるんだけどどう?」と勧めてくれました。しかも、ヒアリング能力の低いわたくし...2回聞いても理解できなくて、聞き返しまくっているので、懲りずに笑顔で何回も説明してくれました。ありがとう...っ...おかげで見事15£OFFで購入。次も絶対行きます。僭越ながら策略にハマらせていただきます。

今もやっているかどうかわかりませんが、聞けばきっと快く応えてくれると思うので、100£以上お買い物予定のかたはぜひ。

 

Jo Malone

瞬く間に人気のフレグランスブランドになったJo Malone。日本だともう知らないオナゴはいないのではないか。というわけで、そのジョーマローンはまごうことなきロンドンブランドなので、ここ、ロンドンで購入するとお買い得です。3-4割安い(2017年7月時点)と、興奮した友人が鼻息粗めで、日本の価格と比較し阿鼻叫喚。大量購入していましたが、そもそも液体物ですでに重量重めなのにも関わらず、重厚な瓶に入った製品が多いため、ここ1店舗すでに重量制限オーバーしていたので、バカ買い予定の方はお気をつけて。

また、Regents Streetの旗艦店では、購入した際に商品を入れてもらえるボックスに、イニシャルなどの刻印をしてもらえるサービスがあるそうなので、Jo Maloneファンや、ボックスを保管するかた、ギフトになるようなリッチなお土産をお探しのかたはRegent Streetの店舗へ。

 また、わたくし存じ上げなかったのですが、Jo Maloneご本人はすでにエスティーローダーに買収されたJo Maloneブランドから退き、Jo Lovesというブランドを展開されているそう。

www.glam.jpこちらはまだ世界に1店舗だけらしいので、デザインの好みなどあるとおもいますが、Jo Maloneの作り出す香りにメロメロなかたはぜひ。ピカデリーサーカスエリアからは少し離れます。

Mason Pearson

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近年ちらほらとその名を聞くことが増えてきたヘアブラシ界のロールスロイスこと、メイソンピアソン。こちら、イギリス購入で日本よりも半分くらいの価格で購入できます。LIBERTYやFortnum & Masonなどのデパートでも購入できるそうですが、こちらのストアロケータで探すことができるので、お求めの方はどうぞ。

個人的には、せっかくロンドンで買うなら、老舗薬局のD.R.Harrisまで足を運ぶのがおすすめです。今回は我慢しましたが、日本でも展開されているコロンや石鹸、歯磨き粉など、D.R.Harrisのアイテムはパッケージデザインが素晴らしく、散財必至です。ジェンダーレスなアイテムばかりなので、かれぴっぴへのお土産にも。カーッ、ペッ。

ピカデリーサーカスエリア、かつ、Old Bond Streetのはしっこあたりなので、ちょっと立ち寄るにも便利です。 

さて、メイソンピアソンを手に入れてからのわたしといえば、おすすめし過ぎてメイソンピアソンの回し者と言われても仕方がないくらいです。でもそれくらいにすき。ブラシってこんなに変わるんですね。ありがとうメイソン。これからもよろしくピアソン。

Johnstons

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日本の冬、United ArrowsやTomorrow landなどで必ず見かけるJohnstonsのストール。あの手触りをなんとか手に入れたくて、7月のロンドンで探しまくりましたが、時相当早し。先取りすぎまして、どこにも売っていませんでした。そりゃそうよな。
Old bond streetに旗艦店(小さい)がありましたが、季節でないのでラインナップもイマイチ。ていうかだいたいガーゼ地みたいな夏物。そりゃそうよな。

お求めのかたはぜひ秋冬に。

Fox Umbrellas

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ロンドンといえば傘!のイメージがあったわたくし、もういい歳ですし、そろそろシュッとした傘の1本や2本欲しかったので、日本のデパートでも取り扱いのある、Fox Umbrellasの購入をロンドンショッピングのひとつの目標にしておりました。しかし、結果というと見事撃沈。ロンドンでほぼ雨に降られることのなかったわたしは、Harrodsならあるだろうと高を括って赴きましたが「傘売り場はどこですか」と聞くと「雨は降っていないのに傘がいるのかい?」と...。えぇ...傘って雨降る前に買うやん...降ってないときに買っちゃだめなの....「お土産の傘なら2Fのギフトエリアにあるよ!」と言われ一縷の望みをかけて向かうも、こんな感じの見事なギフトエリアに...
違う違う、そうじゃ、そうじゃない。わたしが欲しいのはシュッとした傘なのだ。

しかし以前職場のイギリス人が言っていた...「どしゃぶりでもなければ傘なんてささないよ」.........。ロンドンでは....傘が...買えない...
フォックスアンブレラも以前はロンドンに路面店を構えていたようですが、残念ながら閉店(2020年4月現在)。どこか取り扱っている店舗で購入、もしくはオンラインでしか買えなさそうです。

嗚呼、わたしはどこで買えばよかったのでしょう。知っているひとがいたらぜひご教示くださいませ。

デパートショッピング

世界で初めてデパートが開業された地、と言われるロンドン。ロンドンでのショッピングといえば、デパートでのそれも欠かせません。それぞれのでデパートのバイヤー目利きのアイテムが揃うデパートでのショッピングはとても楽しいです。

なおかつ、日本のように画一的なセレクトではなく、各デパートの色が違うのがロンドンのデパートの面白さ。例えば「イギリスのブランドを買うならLIBERTY」「食品ならHarrods」「最先端のファッションならSelfridges」など。とにかく「伊勢丹行っときゃまちがいないよ」ではないのが、辛くも楽しくもあるところです。

とはいえ、ロンドン在住の方々に情報量で毛頭敵うはずもないので、「こんなショッピングしたいときはどこへ行けば?」は、下のサイトがとても参考になります。

sekaitrip.com

私はHarrods、Selfridges、LIBERTYに行きましたが、新宿のデパートで例えると、Harrodsが高島屋、Selfridgesが伊勢丹、LIBERTYがルミネとかNewomanとかの駅ビルのいいとこ寄せ集めのイメージでした。LIBERTYと聞くと、日本だと小花柄のファブリックばかりイメージしてしまいますが、伊勢丹のタータンが色々種類展開されていて、そのグッズやファブリックがお土産的に売られているだけの、ちゃんとしたデパートなので、ファブリックに興味がなくてもぜひ足をお運びください。

個人的には、オファーがなかったとしても一番LIBERTYがすきです。アパレルのセレクトもアメリカちっくなギラつきがなくて、でも、新進気鋭のデザイナーブランドの取り扱いがあったり。内装も面白くておすすめです。個人的なので気にしないでください。

もし時間がないのであれば、HarrodsはselfridgesやLIBERTYとも離れたエリアにあるので、割愛してもいいかな、、。古き良きデパート、って感じです。大英博物館、Harrods支部って感じで、中にスフィンクスみたいな像がどかーんと鎮座していたりと、高島屋と書きましたが、実際のところはマジゴージャス、マジ意味不明なので、お時間あるかたは冷やかし観光しにいってください。地下のフードマーケットはシンプルにおいしそうでたのしそうです。

 

ショッピングセンターショッピング

こんな項目を作成しましたが、行ったのはWestfieldという巨大ショッピングモール一つなので、それについて記載します。

Westfield

Westfield London - Wikipedia

「言うてイオン」と云ふなかれ。テナント数はなんと450と、圧巻のショッピングモールです。TubeのShepherd's Bush駅よりすぐ。

TOPSHOPやzaraなどはもちろんのこと、GucciにJIMMY CHOOやchurch'sなどといった高級ブランドのショップも入居しています。M&SやWaitroseといったスーパーも入居しているので、Westfieldに行けば、だいたいショッピング欲が満たされる上に、雨の日も濡れないので、中心街より少し離れますが、土砂降りでどうしようもない日などには、とても嬉しい。
先述のJo Maloneも、Westfield内のJohn Lewisに入居しているので、Shepherd's Bushあたりのホテルに宿泊しているかただと重いものを長時間運ばなくて済んだりと、かゆいところ、っていうかかゆみも感じてないけど、いろんなところに手が届いて便利です。ありがとう、Westfield。

 

ロンドンのセール

ロンドンのセールは夏と冬の年2回。

夏は6月下旬〜7月中旬

冬はクリスマスの翌日〜1月中旬。

この時期にわざわざ旅程を揃える必要は無いと思いますが、もしそのあたりにロンドンへ旅行されるのであれば、ぜひデパートへ。

日本では30%引がいいところのセールも、最大75%オフとかいう噂も耳に入っております。わたしがロンドンに滞在したのも、7月第2週だったので、密かにセールにも期待していましたが、やっぱりセールの最後ともなると、良いものが残っておらずで、恩恵にあずかることもなく、ロンドンを後にしました。

夏よりもっと盛り上がるのが冬のセールとのことなので、勝利してきたかたなどいらっしゃいましたら、是非とも武勇伝等のご意見お寄せください。

www.travelbook.co.jp

 

 

さて、ロンドンといえば、Dover Street Marketや古着、マーケットなどファッションがとっても楽しい街だったり、色々な紅茶のブランドがあったりと、今回そこまで回れず後ろ髪をひかれながら時は過ぎ2020年。コロナ収束したら今度はどこへ行こうかな、とはやる気持ちを抑えて、2017年のロンドンベルギー編完了です。ヤッター。

ご清覧、誠にありがとうございます。何かしらお役に立つ部分あれば幸いです。

ではまた。