荷物は盗られる

入念に準備しても盗られるものは盗られる

【2023 台湾-オーストラリア②】ピカチュウジェット/成田-台北フライト 篇

こんにちは。

いつも「アラサーの、アラサーによる、アラサーのための旅行記」として執筆しているため、このような記事を描くことに戸惑いを感じていますが、非常に稀有な経験をしたので、ここに記します。

さて、飛行機はすきですが、取り立てて詳しい知識を持っているわけではないので、間違った情報などを記載している可能性があります。ご了承ください。

もくじ

 

ピカチュウジェット(スクート)

今回、成田から台北桃園空港に向かう飛行機が、これでした。

搭乗口に近づくにつれ徐々に明らかになるその全貌。
「まさか...アレ(これ)に...」と高まる胸。全行程14泊のスタートにふさわしい色とりどりの機体に期待....としょうもないギャグが頭に浮かびます。

というか....ピカチュウコダックラプラス以外のポケモン、知らないんだが...今ポケモンて何匹いるの...と調べたところ、2023年1月の時点で1000を超えているとのこと。

イマクニが歌う「ポケモン言えるかな」ですら「ポケモン全部は言えないな」だった私からすると、1000というのは途方のない数字です。

なつかしのこれ、

で1900、しかも1900全てを覚えていた記憶などまるでないので、いまポケモン1000匹言える子たちは、かなりのポテンシャルを感じます。

未来の日本を...たのんだぜ...ピカチュウ...

そんなことより、先日新宿を歩いていたら映画のプロモーション?か何かで、永遠にこの曲が流れていました。

え...いい曲すぎない...?と懐かしさと同時に押し寄せる感動の波...

「いつもいつでもうまくゆくなんて 保証はどこにもないけど」だって....
やめてくれよ...そんなにアラサー女の心を抉って何がたのしいんだよサトシ...ピッ...ピカチュウ...ウッ....

途中で入るオーキド博士の「そりゃそうじゃ」がなければ、わたしは新宿西口改札前の通路で泣き出すところでした...あっぶねえ...

話が横に外れすぎました。
搭乗の時間が近づくと、貨物の積み込みのため、ピカチュウが抉られました。
ピッ..カァ..

正面からみると、

コックピットの窓下に「Pikachu Jet」の文字。これはあざとい。

近くに駐機していたANAのウミガメ?ジェットより莫大なライセンス使用料を支払っているおかげもあり(※想像です)かなりキュートです。

いや...よく見たらかわいいな....癒...

 

それにしても空港には、飛行機はもちろんのこと、たくさんのはたらくくるまがいて楽しいです。

わたしの推しはコンテナを牽引するトーイングトラクターです。かわいすぎる。

画像:https://sky-article.com/what-is-a-towing-tractor/

さて、本題のピカチュウジェットですが、スクートの公式サイトを見ると、そこまで本数があるわけではなかったようなので、ラッキーなようでした。

機内に入っても、ヘッドレストカバーに

ピカァ

荷物を入れるところのフタ?にも

ピカァ

ステッカーを貼っただけ、といえばそうなのですが、なかなかぬかりなくて好感が持てます。(何様)
搭乗時から、ポケモン関連のBGMが絶えず流れていて、お子様であればかなりテンションが上がるような仕掛けがたくさん。

また、有料の機内食は頼んでいませんが、オーダーしていれば
Onboard experience on the Pikachu Jet

こんなのや
Meals on board the Pikachu Jet

こんなかんじだったようです。

 

さて、飛行機は離陸後、シートベルトサインが消え、ワゴンサービス(有料)が始まると、何やらアナウンスが...

「HEY!Scootie!」

す、スクーティー...?

 

これはトゥイーティー

スクートの客室乗務員の皆さんは「スクーティー」と呼ばれるらしいです。

先ほどのアナウンスと同時に登場すたスクーティーの皆様。なんと

ピカチュウの耳つけたり、カビゴンの着ぐるみ?着て機内販売を行ったり、、、
スクーティーは大変ですね....
今でも日本では人気の職種と聞きます客室乗務員、晴れてスクートで採用が決まり、厳しい(と聞く)研修を終えたら、ディズニーでしかつけないようなカチューシャや、ドンキホーテでギャルたちが購入していくロンバース的なものに身を包み、真面目に接客をするのです。

そして「ピッカア〜ピカピカ...ピッカチュ〜!」と、ピカチュウのアナウンスが日本語、英語、中国語、韓国語と、合計4回(もちろんピカチュウの声はどの言語も同じなので同じピカチュウの声を4回聴くことになります)流れたりとかなり忙しない。

機内の照明も終始レインボーに輝きかなりのお祭りムード。

なんだよこの色...寛がせる気全くねえじゃねえか....

とはいえ、スクーティー御中、なかなか制服もピタッと攻めた感じで意気込んでご入社を決められたと思います、まさかこんなタスクが待ち受けているとは想像しがたい現実です。

とはいえ、目からも耳からも大変楽しませてくださるスクーティーの皆様には感謝という二文字では済ませられないほどの感謝を申し上げたい次第です。

ただし、今回は成田→台北と3時間強のフライトなので寝る時間帯でも無いし、行きなので面白がって受け入れられましたが「よっしゃ機内では寝るぞ!!」と意気込む人からしたらかなり厳しい環境下に置かれることは留意が必要です。

 

台北桃園空港

なんてことを考えていたら、あっというまに台北は桃園空港にピカチュウジェットが到着。

昔々大学生だったわたしはこの空港で13時間乗り換え待ちをしたことがあります。
なんで入国しなかったんだろう。今思えば不思議です。

そんな桃園空港、團紀彦さんという日本の建築家が設計したことでも有名とのこと。

ルーバー状の屋根が暑い台湾の夏に差し込む強い太陽光を和らげつつも、自然光を取り込む役割を担っているとのこと。

たしかにやわらかな光が気持ち良いです。

日本の羽田や成田空港はイマイチな建築だなぁと素人ながらに思いますが、到着してはじめて利用する空港が素敵だと、きっとこの国は素敵なんだろうと、胸が躍り期待が高まります。

両替

空港到着後、入国審査(台湾はまだ有人審査でした)を受け、市中へ向かう前にさっさと両替を済ませます。

いろいろなサイトを参考にすると、街中のキャッシングが一番レートが良いとのことですが、キャッシングのカードを持っていなかったので、大人しく空港で両替しました。

3泊4日、2人分なので絶対足りなくなるだろうな...と思いながらも日本円にして25,000円をニュー台湾ドルへ。
最終日が日曜だったため、市中の銀行はあいておらずたしかに「現金がないから諦めるか...」となる場面も多々ありましたが、なんとか25,000円で走り抜けました。

コロナの間台北の施策がイケてて、ITも進み現金社会だった台湾でもクレジットが使える場面がふえてるはず...とすこしばかり期待していましたが、99パーセントの場面で現金(もしくはLINEPay、日本のアカウントではNG)オンリーでした。

物価も徐々にではありますが右肩上がりの台湾です。近いとはいえせっかくの旅行ですので、現金不足で涙を飲む...なんて悲しい経験をお土産にするのはやめてください。

どうぞ不足なきよう。

 

つづきます。