【2016 ポルトガル ⑧】ポルト街歩き1
2016年、アラサー女のボッチ旅〜ポルトガル編〜第8弾です。
今回は、リスボンに次ぐポルトガルの第二の都市、ポルトを歩きます。
ポルトへいこう
全行程4泊5日という強行スケジュールにも関わらず、複数の都市を周遊したいと思ってしまうのは、ケチ症の性です。しゃーない。しかし、ポルト。「嗚呼、もう一泊したかったなぁ」と思うくらいに、素敵な街でした。行ってよかった公文式。リスボンと大きな違いはないけれど、リスボンが東京ならば、ポルトは京都、的な。全然ちゃうやんけ。古い街並みと、何となく新しきアーティスティックなかほりが同居する街です。
アゲダからポルトへ
どこに需用があるんだ!という声が聞こえてきそうですが、ニッチなあなたへ、アゲダからポルトへ向かうスケジュールをここに捧げます。ご査収ください。
AguedaからAveiroまでは、来た道をそのまま戻ります。ちょっとだけやっかいなのが、その先。やっとポルトに着いたと思えば、ポルトには2つ駅があり、乗ってきた長距離列車が到着するのは【Porto-Camphanha(カンパーニャ)】という駅です。てじな〜にゃ。恐らく皆様が訪れたい【Porto-São Bento(サン・ベント)】駅まであと一駅。新大阪と梅田みたいな関係です。
観光客っぽいひとにくっついていけば、たぶんSão Bento駅に行く電車に乗ることができます。楽勝だぜ!
São Bento駅
さて、ポルトの街にやってまいりました。この深緑とくすんだゴールドの組み合わせ、すてきだ。
ポルト、到着してすぐ観光スポットです。ここ、São Bento駅は、駅舎が2万枚のアズレージョで埋め尽くされ「世界で最も美しい駅14選」にも選出されたこともあるほどの見事な駅です。
なにこれ。全部行きたい。
ポルトから長距離列車に乗るときは、対面式の切符売り場で買うのですが、整理券を取り、番号が呼ばれるまで待ちます。列は無いので、お間違いなきよう。思ってるより全然待つので、時間に余裕を持って行くか、事前に購入しておくことをおすすめします(当日分じゃなくても買えます)。
駅舎。外から見てもかっこいい。
ポルト
リスボンに比べて、建物自体の築年数が古いように感じ取られます。潮のにおいがしたので、大西洋からの潮風の影響かもしれません。建物の統一感も無く、カラフルで、個性があって、でもどこか親和性のある色使いがとても魅力的。
ポルトの街にも路面電車が走っています。時間が無くて乗れませんでしたが、こちらも素敵。
初めての街歩くとき、角を曲がった先にはどんな景色があるんだろう、って、ワクワクしますよね。げへへ。
ベランダの床も道もぐねぐね曲がりまくってる。
ポルトは、どこもかしこも渋滞していました。そりゃ曲がりくねった細い道がこんな急勾配じゃ渋滞にもなるわな。
サン・フランシスコ教会
あまりにも「ザ・観光」をしていない事実に漸く気がつき、目についた教会に入ってみることにしました。
この金色っぽく写っているところが、総べて金箔で覆われている有名な教会だったみたいです。え、、金て、、すごい、、
ただただ圧倒されます。苦労したひとたくさんいたんだろうな、、
地下にはお墓があって、夥しいほどの人骨が眠っているようです。
教会から出たときに、写真撮影を怒られているひとがいました。禁止だったようで、入り口の脇に看板が立っていました、、ごめんなさい、、
Igreja de São Francisco
住所;Rua do Infante D. Henrique, Porto 12/25休
9~19時(3、5、6、10月)、9~20時(7~9月)、9時30分~17時30分(11~2月)
となりに「ボルサ宮」という観光スポットがあります。
陽が傾きまくってきたので、夕陽が見られそうなスポットにいそぎます。
ポルトの夕陽
ガイドブックに書かれているのは、ドウロ川から眺める夕陽が最強!とのことでしたが、わたしとしたことが、日の入り時刻を調べずに散歩しており、夕陽が、、となる頃にはずいぶん離れた場所におりました。
たぶん、このあたりが,夕陽に照らされ最強なんでしょう、、
最強そう、、
絶対間に合わないとおもったので、夕陽さえ見られればどこでもええわい!とやけくそで太陽のほうに向かって爆走していたら、素敵なところに行き当たりました。
うん!ギリ川も見えるし、良しとしよう!
夕陽に照らされた家がすっごくきれい。サン・フランシスコ教会の金ぴかより、ずっとずっと輝いていて、すき。
どこから見る夕陽も素敵でした。
ポルトの夜
すっかり日の落ちた、ポルトの夜を散策します。
ライトアップされたサン・ベント駅。かっちょよい。
ポルトの夜は、リスボンに比べると、場所によってはそこまで治安は良くないように感じました。悪い、という程でも無いし、建物が古くて、大通りを外れると街灯も少なめなのでそう感じただけかもしれません。リスボンの治安が良すぎただけかも。
ただ、このドブロ川沿いのレストラン(無論観光客向け)が軒を連ねる地域は、夜遅くまでとても雰囲気がよかったです。夕陽を眺めるのに最強!のアドレスと同じです。
ストリートミュージシャンが唄う音楽に合わせて踊るひとがいたり、平和で自由な夜。ディズニーランドにいるんじゃないかと思えるくらいに、平和。ラヴアンドピース。
奥に見えているのが、ドン・ルイス1世橋です。
このあたりのレストランは価格もちょっと高めですが、こんなに綺麗な景色を眺め、どこかから聞こえてくる音楽を聞きながら、ポルトガルワインをくいっと一杯。だなんて最高以外のなにものでもないです。のんびり贅沢も悪くないですぞ。言うほど高くないし。
わたしは諸事情有りて、そのへんで買ったビールを地べたに座って飲みました。こんなアラサーはいやだ。最高。しあわせ。
川縁に座って談笑する男女の風景が、なんとも鴨川のそれに重なります。
ボッチ旅だったから、余計に感じたのかもしれないのですが、ポルトガルの最大の魅力って、【人】なんじゃないかなぁ、とか思うんです。みんな親切で、真面目で、丁寧で、あったかい。こんな環境の中で暮らしていたら、そんなふうになるのかなぁ。
とか何とか思いながら、これからはできるだけ擦れないで生きていこう、、と思うもうりなのでありました。ビールがうまい。
つづきます。