【2019 北欧③】アイスランド観光概要
2019年10月、定例ぼっち旅行〜北欧編〜第三弾です。
新年あけましておめでとうございます。
2020-2021の年末年始は、今大流行中のコロりんのおかげで、初めて実家に帰らず一人都内で過ごす、大変にイレギュラーなものとなりました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
こんな毎日が続いている中でも、友人には子供が生まれたり、ようやく結婚をしたり、気づけば家を建てていたりと、立派にお過ごしの様子です。わたくしといえば、存分に労働に勤しみ、雀の涙も涙する程度の残業代をあくせくと貯めるべく残務の遂行に夜な夜なあたっているだけのカンタンな人生を過ごしております。
さて、昨年10月を最後に更新の途絶えておりました、北欧編。
今回はようやくメイン目的地であった【アイスランド】へ到着。
まずは観光について書きます。第一弾です。
【もくじ】
アイスランド概要
まずはアイスランドについて。
人口
約35万人。
北海道より少し大きな面積に、35万人(北海道は約528万人)が住んでいるそう。
言語
アイスランド語。氷語と書くらしい。めちゃめちゃ冷たそう。
おそらく旅行で接する人々の100%が英語を喋るので安心してください。
通貨
アイスランドクローナ(ISK)1ISK=0.8円
基本的にはクレジットカードがどこでも使えるため、現金はほぼ不要。
現地ではクレジットカードをかざして決済している様子をよく見ました。
私は「何かあれば友達に両替してもらおう...」と甘え、全くISKを持たずに入国しましたが、出国まで必要な場面に1度も出会いませんでした。
非EU加盟国なのでユーロは使えません。が、シェンゲン協定には加盟しているので、乗り継ぎの度の審査は不要。
気候
北緯63-66度、一部は北極圏に位置しているわりに北大西洋海流のおかげで温暖。(同じ北欧のフィンランドやスウェーデンが真冬の最低平均気温−20℃くらいに対し、アイスランドは-3℃程度)。しかし、海に面していることもあって、強い風が吹きます。もちろん当たり前に寒いのでしっかりした防寒対策をしていくに越したことはありません。
雨もよく降りますが、強風のせいで傘をさしません。させません。
レインコートがあるといいです。もしくは、ダウンジャケットに撥水スプレーがあるとHappy.
オーロラ
オーロラの見やすさ世界一とも評されるアイスランド。首都のレイキャヴィクの民家からもシーズンになると見られるそう。
ベストシーズンは11月から2月。
残念ながら10月の中旬に行ったわたしは目撃できずでしたので、「オーロラを絶対見たい。オーロラを見るためにアイスランドにいくんや」というかたは、少しでも確立の上がる11月から2月の間の訪問がおすすめです。
また、オーロラ予報に特化した「Aurora Forecast」というサイトがあり、様々な要因からオーロラが見られる確立について毎日更新されている素晴らしいサイトなので、オーロラガチ勢はぜひご活用ください。英語ですが、見方に関しては、アイスランド旅行に欠かせないサイト、Guide to Icelandに記載があります。
料理
ラムやロブスターがメイン。珍しいものだと、サメやクジラがあるそう。(もちろんもっとゲテモノ系のものもあるので、興味のある方はこちらへ...ファーストビューから生首炸裂してるのでお気をつけて...)
友人はタラの干物をスーパーで買ってずっと食ってたな。
大自然が売りですが、基本的に大地は火山灰でできているため、野菜は地熱を利用した温室で作られているそうです。
野菜や肉ではありませんが、Skyr(スキール)と呼ばれる低脂肪の乳製品がめためた美味しいので、ヨーグルトが食べられるひとはぜひ。最近日本でも見られるようになってHappy.
酒
スーパーでは購入ができないないため、専売店である「Vínbuðin」での購入が必要。「ブレンニヴィン」と呼ばれる蒸留酒が有名らしいですが、名を聞くこともなく帰国してしまいました。無念。
音楽
アイスランドって音楽のイメージが強いのですが、確かにこの雄大な自然を見ているとなんだか奏でたくなってくる気持ち、わかります(???)
フジロック勢だと、BjorkやSigur Rósをはじめ、Of Monsters and MenにÁsgeir、Múmなどが有名です。
若くして亡くなったJóhann Jóhannssonなど、こんだけ小さな国なのに、音楽詳しくない人間でも知ってるアーティストばかり。
澄んだ空気や広大な大地に合う曲ばかりなので、アイスランドへ行かれる際は、ぜひ現地で聴けるように準備してほしいです。モウリのささやかな願望...
治安
世界一いいらしい。荷物は盗られない。
アイスランド観光
アイスランドって、知らない人は全然知らないし、知ってる人は夢見るくらいに知っている、そんな国のイメージです。正直わたしも「アイスランド=大地、オーロラ、大自然」みたいなイメージはもともとありましたが、「アイスランド」と「アイルランド」がどっちかどっちかよくわからなくなることのほうが多かったです。こんな浅学わたしだけしょうが。
最終的にギネスビールを覚えたところで、アイスランドとアイルランドをきっちり識別することに成功しました。ビールは偉大。
火山の景観、ヴァイキングの歴史、氷河、レイキャビク、オーロラで知られる北欧の島。
と、Google先生もおっしゃっておりました。
自然が観光資源ですので、正直島をぐるっと回ればそれが観光です。ぐるっと回っている最中に、心がふるえるような景色が突如現れたり、映え......情景が広がっていたりと、まあ説明を放棄するとそんな感じなのですが、色々ポイントは抑えておいたほうがいいらしいので、ザッと分かる範囲でご紹介します。
Googleおすすめの観光スポット
こちらがアイスランドの見どころMap。(どうか謎の場所にカーソルが乗っていることは無視されてくださいませ)
興味本位で日本も調べてみたら、「東北、なんかGoogleにやらかしたんか」と思わざるを得ない結果が出ていて笑える。なんで。
話が逸れましたが、便利な時代になりましたね、Googleで「アイスランド 観光」と入力すれば、一覧で見られるこのありがたさ。
クリックひとつで写真はもちろん、レビューまで見れてしまう圧巻のUIなので、もしご存じない方いらっしゃれば、ぜひとも活用してください。Google Travel(←アイスランドの検索結果に飛びます)
行きたいところをGoogle Map上に保存なりピンをさしておいて、Wifiの使える環境下で旅行すれば、行き方まで地図上で案内してくれのです...オフラインでも使えるようにダウンロードしておけばどんな僻地でもスマホをなくさない限り目的地にたどり着くことができるのです...すごい...タダより高いものはないというけれど、Googleパイセン、マジ感謝っス!
王道の観光がメインであれば、本当にガイドブックの要らない時代になりました。
わたしのルート
話をもとに戻し、アイスランドの観光スポットです。今回わたしはざっくりいうと、レイキャヴィクから南側、アイスランドの外周をだいたい1/4するコースで観光してきました。レイキャヴィクからのツアーも多くでていて、下の地図上のピンの数からもわかるように、観光スポットも多い、人気のルートです。
もちろん北側にはフィヨルドがみれたりと、南側には魅力が満載なのでしょうが、次回のお楽しみということで。
アイスランドの地元っ子たちは、短い夏の期間などに、キャンピングカーを借りて、1-2週間かけて島を1周するキャンプツアーにでかけたりするらしいです。これが家族の行事になっていたりするのだとか。地元を存分に楽しむって素敵ですね。
今回わたしがレイキャヴィク以外で過ごしたのは、2泊3日。1日目は夕方に空港に到着、そのままブルーラグーンでのんびりしてしまったのですが、2泊3日あれば、レイキャヴィクの空港からアイスランド南側の人気観光スポット「ヨークルスアゥルロゥン」まで行って帰ってくることができます。
道中の見所で車を停めて、時間をかけて見る程度には余裕がありましたが、これが冬になると路面の凍結などでスピードが出せないなどもあると思うので、2泊3日はできるけど、のんびりする時間が減ったり、車から降りる時間が減る、という感じになるかと思います。そもそも寒いしそんなに外いられなさそうではあります。
ちなみに、アイスランド自体は小さな島なので、ガチで脇目も振らず休憩なし、ノンストップでなんの弊害もなく走り続けると17時間くらいで一周できるそうです。
アイスランド南側のみどころ
細かくは今後のブログで記載していこういう気持ちが現時点ではありますが「南側で何が見れんねん!」と疑問に思われるかたばかりだと思うので、このルートで見ることができる観光スポットを以下にまとめました。ご査収ください。
・ブルーラグーン:世界最大の露天風呂。温泉大国なのに、ブルーラグーンは実は温泉ではない。とても気持ちがいい上に、露天風呂に入りながらビールを飲め、さらに泥パックまでできる。しかも、条件が揃えばオーロラもみられるというチートすぎる施設。そのぶん利用料金もビッグスケール。下手すると10000円くらいする。やべー。
・ゲイシール:大地の呼吸を見ることができる間欠泉。テンションがすごいあがる。
・グトルフォス:ゲイシールから比較的近めのそれはそれは壮大な滝。でかい。落ちたら死ぬ。1年分のマイナスイオンを浴びることができるとされている(虚構)。
・セリャラントスフォス:デカい滝。滝の裏側にまわって、裏側から滝をみられる点が、他の滝との違い。お気づきかもしれないが、「フォス」が滝。
・ヨークルスアゥルロゥン:ヨーロッパ最大の氷河湖。湖から海に流れていく大きな氷河を見ることができる。クルーズもできるらしい。
道を挟んだ向かいにダイヤモンドビーチという、ヨークルスアゥルロゥンから流されてきた氷が打ち上がるビーチもあるので、セットでみられるお得なスポット。
・Fjaðrárgljúfur(カタカナ不明ですみません):デカくてかっこいい渓谷。
(以下行ってないので写真はお借りもの)
・シンクヴェトリル国立公園:ギャウと呼ばれる大地の裂け目がみられる世界遺産。
・レイニスドランガル:黒い砂浜。岩柱群がみられるとして人気。
(失敗)夜行くと何も見えずただのデカい穴なのでご注意を。
色々忘れてそうなので、思い出したら随時更新するスタイル。
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主な観光スポット以外の見どころ
アイスランド語がわからない上に、全く慣れないカタカナの羅列でヨークトルなのかヨーグルトなのか混乱します。「フォス=滝」「ヨークトル=氷河」くらいをわかっておけば、名前を聞いたときに「ああ、滝ね」とわかるのでちょっと便利です。
アイスランドの何がすごいって、ブルーラグーン以外の観光がほぼ無料。
ゲイシールとか、グトルフォスとか、なんかすごいエラそうな地主みたいなひとが突如現れて「これはウチの滝やさかいに、見るんやったら金払い!」なんて輩がいないところが偉大なるアイスランドや!と感心するも、あまりにも素晴らしい景色なので、だんだん申し訳ない気持ちになってきます。
「た、たのむ...どうか...金を......金を払わせてくれ......」と、禁断症状が出てきたあたりで、法外とも言える物価に対する戸惑いと怒りがスッと消えさり「どうかこの税金がアイスランドで役に立ちますように」と躊躇なく金を使うようになりました。
どうか、あの税金がアイスランドで役に立っていますように。
また、ガイドブックに載っていない、名も無い道や風景もすべてが絶景なので、わざわざどこかに行かなくても、ずっと絶景に触れていられるのがアイスランドの魅力なんや!
湖面に映る景色や、力強い夕日
アイスランドモスというコケが一面に広がっている風景も圧巻。(めちゃめちゃ踏まないように頑張って撮った奮闘の一枚...)
消失点がみられるくらいまっすぐに伸びる道路に、気が遠くなるほどの年月を重ねてきた氷河。
木々が茂っていたりするわけではないのですが、自然の威力を全身で感じることができる、アイスランドでしかできない経験が毎分、毎秒押し寄せてきます。
あーーー、絵面が最高すぎてまた行きたい。これを肴にいくらでも飲めるな。
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色々まとまらずただ思いのままにキーボードを叩き散らかしていたらこんな長くなってしまいました。次回は、今回でもご紹介した世界最大の露天風呂「ブルーラグーン」について書こうと思っています。
ご都合よろしければ、ぜひまたお付き合いください。