【2019 北欧①】出発準備 篇
2019年のなつやすみ(10月)はアイスランド/フィンランド(ヘルシンキ)/デンマーク(コペンハーゲン)に決定しました。今回もぼっち旅ですが、厳密に言うとぼっち旅でないため、期待を裏切る結果となりつらいですが、時間が有り余っているかたはぜひともお付き合いください。
フィンランドはご存知の通り。
「あれ?アイスランド?アイルランド?アイスランドって何だっけ?」とお思いの方。ここです。
遠っ。ていうかグリーンランドでけー。
また、アイスランドというと、大自然。そしてオーロラ。そのオーロラに対するアプローチの容易さは世界随一と聞きます。わざわざ人里離れたなにもない自然に割って入らなくても、首都の民家のベランダからいともたやすく観測できると。
帰国から早9ヶ月......。時の流れというものは早いですね。
おそらく北欧篇を書き終わる頃には2021年「結局TOKYO2020、2021でも無理だったねぇ」と言ってるのでしょう。むしろそこまでに書き終えていたら「頑張ったな、自分」と讃えたい。そんな弊ブログへようこそ。
さて、世間はコロナコロナと未だ鎮静せず、私生活も業務もコロナ野郎にごちゃごちゃにされていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。わたしはひたすらリモート中です。リモート大賛成。一生Stay HomeしていたいHOME MADE独女。旅行に行けないくらいなら、一生家に居たい。迷わずにSay YES.
旅行、行きたいですね。
もくじ
なぜ北欧なのか
わたくし大変友人に恵まれており、アイスランドの芸術大学でファインアートを学ぶ友人・Finairで働き、ヘルシンキで暮らす友人がそれぞれおり、その友人たちに会いに行こうとこの旅行を決断。(という体で宿泊代を浮かせようという魂胆)
というわけで、今回の旅行記は所々各拠点の友人邸に宿泊しているため、タメになったりならなかったりするかと存じますが、ご了承ください。
デンマークに関しては、突如「コペンハーゲンがデザインめっちゃいけてる」という情報を仕入れ、訪れることにより、ヘルシンキもコペンハーゲンも1日しかない、という悲しき日程になるにも関わらず旅行を決行しました。
次北欧にいつ行くか分からないし、「もうこの歳になるとゆっくりとした旅行がしたいワ」なんて当初の思いを通常通り覆す結果と相成りました。
さて、アイスランドといえば、なんだかちょっとしたハードルを抱えており、もともとのイメージ含め何がハードルだったか、そのBefore Afterを整理しました。
ご査収ください。
おそらくアイスランドって、かなり遠いし物価も高いこともあって、心底渇望していく方が多く、わたしの「Before」に比べてもっともっと事前知識が広く・深いと思うのですが、ノリで決定したので、ペラッッペラの知識しかありませんでした。
ほぼイメージも知識もゼロ状態なので、Afterがとても充実しまくっています。
食べ物はサーモン以外にも美味しいものたくさんあるし、暇では全然ない。することがたくさんありすぎて(というか、散歩がたのしすぎて何もしない時間が足りない。みんな逆に何したんだ?暇ってどゆこと?)時間は全く足りない。
ただ、物価は鬼のように高い。
感覚だと、
アイスランド>>コペンハーゲン>フィンランド(=参考値:ロンドン)>>>日本
という具合。毎度海外行くたびに思うのですが、日本は特に外食産業安すぎ。ビビる。
表に書いた以外のイメージは...
このうすっぺらい知識...そして馬鹿げたイメージよ。
結局行ったら、前述のように最高でした。ゆるふわ女子たちがゆるゆるふあふあしながら「北欧♡」って言ってるのと同じくらい、もうりもすでに「北欧♡」です。
全然興味のなかったムーミンに至っては、逸る気持ちを抑えてぬいぐるみこそ購入しませんでしたが、ポストカードやペーパーナプキンなど、何点か越境させてしまいました。
さて、今回の北欧周遊ですが、わたしは【アイスランド】【フィンランド(ヘルシンキ)】【デンマーク(コペンハーゲン)】に行って参りました。諸々書き連ねていこうと思っております。兎にも角にも、今回は準備篇。
北欧に行くまで
どう行くんでしょうね。
今回はほぼ友人邸におじゃまするので、メインのホテルは取ってない、出発前日の深夜というか早朝まで仕事していたので、ほぼ事前知識なく飛び立ちました。
用意するもの
ビザ (不要)
「アイスランド」「フィンランド」「デンマーク」の短期観光については不要。ただし、入国を予定している日から180日遡り、その期間内の滞在日数が90日を越えていないか確認が必要とのこと。
こんなに行きまくってたら流石に知ってますね。
航空券
残念ながらアイスランドの直行便は無いので、イギリス・フランスなどのヨーロッパ諸国、中国、ロシア、中東諸国、フィンランドなどを経由する必要があります。
故に、フィンランドIN、フィンランドOUTのシンプル行程です。
わたしは最安値の中華航空にはさんざんな思い出しかなかったのと、せっかく北欧に行くので、フィンエアーに乗ってみたい、という興味だけで、フィンランド経由のフィンエアーで行きました。
フィンエアー、マリメッコ大好きな人にはとっても人気のエアラインですが、意外とお手頃で、かつ快適でした。そして、10年前にブームが過ぎ去っていてもやっぱりmarimekkoはかわいい。癒やし。
金額に関しては、Skyscannerで見ていると、每日2万くらいあがったり下がったりを繰り返していたのですが、出発日に近づくにつれ価格は当然のごとく高騰。
結局【成田→ヘルシンキ→レイキャヴィク→ヘルシンキ→成田】で17万くらいの航空券を 購入しました。乗り換え時間も含めて大体1行程13時間程度。
ご参考までに、最安値のチャイナエアライン+スカンジナビア航空の併用フライト【羽田→北京→コペンハーゲン→レイキャヴィク→ストックホルム→北京→羽田】の往路21時間35分、復路23時間35分の地獄フライトは11万円でした。
学生だったらこっちだったのかもな...。中華航空だけど...。
カンの鋭い方だと「おいコペンハーゲンはどうしたんや」とお気づきかもしれません。コペンハーゲンは、FinnairでCAとして働く友人が、ヘルシンキ滞在中に急遽取ってくれたので、こちらには記載していませんが、往復1.5〜3万円くらいでいけます。飛行時間も1時間30分。日本で言うとほぼ国内線の感覚です。
もちろんですが、シェンゲン圏内でもあるため、入国や出国の審査もありません。
ガイドブック
コペンハーゲンは急遽決定したので、そもそも探してすらいなかったのですが、
アイスランドはこちら
なかなか見ないシリーズ「地球の歩き方 Plat」。
地球の歩き方がカバーしていない国ってあるんだ...というくらいマイナーなんですね。アイスランド。ということで、地球の歩き方の分冊版「Plat(ぷらっと)」にお世話になりました。
コンセプトは、
初めてその場所を旅する人や、短い滞在時間で効率的に観光したい旅人におすすめの新シリーズ。
旅先で「やるべきこと」「見るべきスポット」をセレクトし、地球の歩き方ならではの「旬」で「密度の濃い」情報が満載!
らしいです。
男女問わず参考にできる「ことりっぷ」的な感じ。大量の情報から取捨選択を迫られる現代人、結構面倒なその作業を強いられる地球の歩き方本体より、その負担を減らして効率よく旅行したい!ときにぴったりです。
とはいえ、アイスランドに関してはほぼ網羅されていた印象。地球の歩き方として出してしまうとペラペラになってしまうのでしょうか、しらんけど。
続いてフィンランドは、おなじみ「aruco」です。
フィンランドは女子大好きなのでたくさんのガイド本が出ていましたが、毎度間違いないarucoを選びました。隣国エストニアの首都「タリン」も少し掲載されています。
宿の予約
アイスランドのレイキャヴィク、フィンランドのヘルシンキは友人邸を定宿にしながら、国内の観光ですこし足を伸ばす際に予約した宿は以下の通り。
・Fosshotel Nupar(アイスランド、ヴァトナヨークトル国立公園近辺のKálfafellという町のホテル)
・Steel House Copenhagen(コペンハーゲンのホステル)
もう一軒、アイスランドの観光時に宿泊したB&Bがあったのですが、コロナ禍の影響でしょうか...検索しても出てこず。。ハートフルなおじいさんと娘がやっているカントリー調の素敵なB&Bだったので絶対紹介したかったのですが心に留めます。。
アクティビティの予約① Blue Lagoon(アイスランド)
アイスランドの一代温泉テーマパーク、ブルーラグーン。皆さま乾燥剤でお馴染み、シリカが含有された乳白色のお湯に浸かるという、映えっ映えな温泉です。1回八千円弱するという、オリエンタルランドもびっくりな価格ですが、間違いなくおすすめなのですが完全予約制のため、行くのであれば予約必須です(当日券はなし)。
私の知る限り世界一高価な大衆浴場ですが、アイスランドなんて人生で何度も行く場所ではありません。
とにかく目に焼き付けて感動、そして肌はチュルチュルになるのでぜひ。
Blue Lagoonは、とても人気の観光スポットゆえ、繁忙期だと1ヶ月前から予約が埋まってしまったりすることもあるそうな。絶対ピンポイントでこの日・この時間帯に行きたい!という人は、1ヶ月前くらいから予約しておくと無難ですが、まあ滞在中のこの日かこの日あたりのこれくらいの時間かなー、くらいのゆるりとしたご希望であれば、1週間前くらいでも、だいたい空きはあるそうです。
ちゃんと書くと長くなりそうなので、Blue Lagoonの回で書きます。
アクティビティの予約② レンタカー(アイスランド)
レイキャヴィクから離れたヴァトナヨークトル国立公園やブラックサンドビーチへ足を運ぶのであれば、自走のレンタカーを予約するか、法外に高価なツアーバスの予約をするしか方法はありません。
おそらくレイキャヴィクだけを目的にアイスランドを訪れる観光者はいないと思うので、どちらか選んで予約します。
わたしは幸運なことに、友人が国際免許証を取得(しかもミッション)、すべて の行程において運転してくれるとのことだったのでおんぶに抱っこ、お世話になりました。
ただ、日本語でレンタカーを紹介するサイトもあります。
このGuide to Icelandというサイト、何から何まで紹介してくれていて異様に親切だし、めちゃめちゃカモってんじゃねーか?!と心配になりますが、アイスランドに留学している友人が、周囲のアイスランド人に聞いたところ、全くの適正価格だ、という返答を得、Guide to Icelandのサイト経由でレンタカーを予約してくれたので、心配しなくて良さそうです。
国内を運転する際の注意点やらなにやらも日本語でまとめてくれていて(しかもGoogle翻訳丸出しの日本語じゃない!日本人のスタッフがいるのかも)最高です。
こちら経由で車を借りるにしろ、借りないにしろ、アイスランドで運転をする予定の方は一見の価値があると確信しています。わたしは運転してないけど。
ちなみに海外レンタカーあるあるですが、写真のようにピカピカなわけがありません。当たり前のようにキズキズ・どろんこ(が乾いた白い砂付き)。
我々が借りた車は、なぜかハイビームを固定できず、遠目のライトを付けるときはレバーをずっと奥に倒しながらハンドルを回す、という高等なドラテクを要求されました。
あと、1回め乗り込むとき、なぜか鍵を開けても全てのドアが開かないという怪奇現象に見舞われ、周囲の大人たちをひっきりなしに捕まえ原因究明に務めましたが不明のままでした。しかし、その後は何事もなく無事帰還できたので、あれは怪奇現象だったのでしょう。
我々の相棒、メーカーも車種もわからん。ボッコボコだったのにアイスランドマジックでめっちゃかっこいいなオイ。
ちなみに、別の友人が借りた車は全く問題なかったそうなので、運なのでしょう。
海外旅行保険
今回は友人(免許とりたて・海外での運転は人生初)の運転、信用していないわけではありませんが、そもそも荷物が盗られる可能性もなきにしもあらず。色々な弊害を加味し、加入します、というより毎回加入してます。
その時調べて一番安いやつを、だいたいフライト当日、空港に行くまでの電車やバスの中で契約するのですが、たぶん本当はもうちょっと前からやったほうが契約書が家に届いたり、条件を読み込めるので良いと思います。
クレジットカードに付帯されているもので十分な内容のものもありますが、条件があるので初めて利用する際はご確認をお忘れなきよう。
もちもの
だいたいいつもこんな感じでパッキングしていますが、
今回は対大自然のため、以下準備をいたしました。
===
■持って行かないと死ぬもの
• ダウンジャケット
• 手袋
• マフラー
• ヒートテック
■持って行ってよかったもの
• 水着:ブルーラグーンでは必須です。
• 水筒:
物価が異常な北欧、とくにアイスランドでは水道からでる水がとてつもなく美味いため、ミネラルウォーターを買う必要がありません。そこだけでも節約できるとちょっと幸せです
• 帽子:あったかいです
• エコバッグ:どこもかしこも袋は有料です
• メディキュット:言葉は不要、フライトで履かぬは仏(仏的な意味で)
■要らなかったもの
• 大量のカイロ:
一日中外にいることもなく、車のなかでは暑くなるので、日常から使ってんだわい!って方でなければ、わたしはいらないと思います。屋外でオーロラ待機であれば必須ですね。。
• 現金:
アイスランドはユーロではなく、独自の通貨「アイスランドクローナ」が流通していますが、どこもかしこもクレジットカードが使用できます。チップ文化もないので、アイスランド以外で使えない現金は不要です。
また、デンマークも「デンマーク・クローネ」という通貨。ユーロが使えるのは、今回の旅程でいうとフィンランドのみです。
アイスランドもデンマークもフィンランドも基本的にはクレジットカード文化であり、どの国でも現金を使用することはありませんでした。
■持っていけばよかったもの
• サングラス:
西陽に向かってドライブするときにはとてつもなく必須です
• レインコート:
風の強いレイキャビクでは傘がさせないため、強い雨が降るとレインコートを着るようです。また、風が強い、という理由ではなく、普通に雨が降ってもフィンランド・コペンハーゲン共に傘をさしている人はあまり見かけませんでした。みんなレインコートの機能がついたコートのようなものを着ている印象。
とはいえ、傘をさしていると「ゴルァ!」となるわけでもなく、好奇の目でみられるわけでもないので、みなさんが普段お使いの折りたたみ傘が1つあると安心です。
• スリッパ:単純に忘れました。
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今回は10月末のほぼ冬、激サム地方へ赴くこともあり、苦手で拒否しつづけてきたダウンジャケットをユニクロで購入しました。
全然どうでもいい情報ですが、わたくし痩せ型ではないために、ダウンジャケットに対する恐怖心が異常に強いです。
1歩間違えなくてもその姿まるでMichelin.というかミシュラン云々の前にデザインがぜんぜんすきではないために持っていなかったのですが、今回の旅行に関しては持っていかないなど言語道断。
ダウンなしの北欧など飛んで氷(ひ)に入る冬の虫です。愚かthe愚か。骨頂of愚の極み乙女ですので、是非とも用意されたし。
わたしは良きタイミングで、わたしたちのUNIQLOさまがルメールコラボのダウンを出してくれたので(しかも1万円)そちらを購入しました。
初めて「着たい」と思えるダウンに出会った気がする...卍Uniqlo Uありがとう卍
1つアドバイスできるとしたら、おしりまで隠れるやつがいいです。おしりが寒すぎてダルマ落としのようにおしりのレイヤーが取れるかとおもいました。
しかし、ダウンってとてつもなく暖かいのですね。レイキャビクは、ほかの寒い国と比較してもそこまで気温が低くなく、氷点下になることも10月後半ではそこまでないらしいのですが、非常に強い風が吹き、もうとにかく寒いです。この中でもダウンを着ている身体エリアが「寒い」と悲鳴をあげたのは一度としてありませんでした。ダウンすげえ.
また、氷河に行く際はトレッキングシューズが必要、とかなんとかいろいろ読んでヒヨってましたが、氷河は11月からのため、入れず(いきたかった)、そこに行かなければ、積雪もないので普通のスニーカーで大丈夫です。
レイキャヴィクはとんでもなく海風が強く、髪の毛がバシバシ顔を直撃するため、防寒対策も兼ねてニット帽があると嬉しいです。
手袋、ヒートテックは言わずもがな。
カイロは大量に持って行きましたが、一日中外にいることもなく、車のなかでは熱くなるので、日常から使ってんだわい!って方でなければ、わたしはいらないと思います。
もちろん真冬に、長時間外で「オーロラ待ち」する方は必須ですが...!
また、秋とはいえ自走するかたはサングラスがあると、太陽の光を遮るものが何もない大地、アイスランドでは結構活躍するので、お持ちの方はぜひ。
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と、ここまで準備すればたぶん怖いものはありません。北の大地へ向けて飛び立ちましょう。
つづきます。
(あまりにも酷い文だったため2020.09.07修正しました。)