荷物は盗られる

入念に準備しても盗られるものは盗られる

【2015 タイ・カンボジア⑤】アンコールワット観光1

2015年9月、定例婦人旅行〜タイ・カンボジア編〜第5弾です。 

 

今回は、アンコール・ワット、アンコール・トムなど、あのへんの遺跡をぐるっと周ります。↓緑で囲まれたとこらへんが今回の「あのへん」です。

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画像:http://www.pitt.jp/cityinfo/angkor-planning.php

 

もくじ

 

「あのへん」の回りかた

「あのへん」は、想像以上に広く、大きいです。絶対に徒歩なんかでは回れません。チャリでもどうだか。というわけで、トゥクトゥクを手配します。京都へ行くと、班ごとにタクシーをチャーターして観光している修学旅行生をよく見ますが、それのトゥクトゥク版です。

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今回は、ホテルで手配してもらいました。たしか半日チャーターで20ドルくらいだったと思います。この値段はおそらく【どのくらいの時間このおっちゃんを拘束するのか、どのくらいの距離を走るのか】で変動すると思われます。

ホテルでは、フロントで地図を見ながら「どの遺跡を見たいか」を告げ、知識の無い我々におすすめの遺跡を教えてもらい、それを盛り込んでもらったルートを提案してもらいました。

 

素直に提言を受け取り、

を巡るツアーが決定しました。

 

チケットの買いかた

アンコールワット周辺を観光するには、パスポートなるものが必要です。これが、

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という鬼畜価格です。11歳までは無料らしいですが、アダルトは保全費として菩薩の心を持って収めましょう。

チケット購入場所や方法は、我々が行ったときから変更があるようなので、こちらに

kensawai.com頼る。

写真写りを気にするアラサーの姫君は【早朝の最バッドコンディションフェイス】を【snowなどの飛び道具無し】で撮影されることを心しておかないと、1日つらいです。

 

服の選びかた

めちゃ暑ですが、宗教施設なので、過度な露出は絶対NGです。「いけるやろ」とHOT LIMITな服装で乗り込むなど言語道断。きちんと隠すところは隠さないと、妖精さんたちが夏を刺激しに来ちゃうぞ!

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【絶対NG三か条】

  1. スカート・ショーツ(膝上)NG
  2. 肩出しNG、肩出し+ストールもNG
  3. サンダルNG

 これが守れないと、入れない遺跡がたくさんあります。

【トップス】

肩が出ているとダメな遺跡も多いので左のA子さんがベストですが、「遺跡以外の移動中はノースリーブで居たいよぉ!」という右のB子党は、カーディガンなどの羽織れるものを持っていってください。ストールだとダメらしいです。

【パンツ】

長ズボン、もしくはショーツ+レギンスがよいらしいです。「まじで」ってなる勾配の階段を上り下りしたり、「まじで」っていうくらい汗が出るので、スキニーを履くくらいならショーツ+レギンスをおすすめします。

旅行ではパンツにポケットがついているものがマストだともうりは思います。

【靴】

履き慣れたスニーカーがおすすめです。暑いからといってサンダルでいくと、涼しいかもしれませんが迫る危険がものすごいです。

【おすすめ三か条】

  1. 帽子はマスト
  2. サングラスは是非
  3. 両手のあくカバンも是非

【帽子】

頭頂部を守らない=死

【サングラス】

目の弱いアラサーは是非、弱くなくても是非

【カバン】

急勾配の階段を上り下りするとき、両手が空いてないと危険です。バランスが取れるという観点におきまして、ショルダーバッグとリュックでは、リュックに軍配が上がりまくっていますので、どうぞご査収ください。

 

アンコールワットサンライズ

最初に申し上げておきますと、見れませんでした、ライジングサン。

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画像;Best way to visit Angkor Wat » Sunrise to Sunset - Love & Road

アンコールワットの観光客がこぞって見たがるアンコールワットサンライズ。空気が澄んでいて、晴れた日には、上の写真のようなおてんとさまを拝むことができるようです。わーきれい。

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我々は日頃の行いがわるすぎてこんなかんじでした。暗い。雨が降っていないだけマシ。

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【敗因の考察】

  1. 雨季
  2. そもそも日の出の時間に間に合ってない

 

1.雨季

4月下旬から11月上旬まで、カンボジアは雨季で、「とにかく雨の降らねえ日はねえ!」とのことです。一説によると、この時期に観光へ向かうなど骨頂オブ愚。特に9月〜10月は一日中曇り・未舗装道路がドロドロ・蚊も多い・洪水、とただの悲劇らしいです。雨季にアンコールワットを旅する人々をくそみそにした記事を見つけましたので、気になるかたは読んでみてください。

マスターオブ雨女の称号を欲しいままにするもうり、9月に赴く愚者でありましたが、友人がアッパレ!晴れ女。だったため、3日間雨に降られることもなく過ごすことが出来ました。でも、曇ってる。

ベストシーズンは12月〜3月らしいですので、日頃の行いに自信が無いひとはそちらをおすすめします。

 

2.日の出時刻に全然間に合ってない

我々が行ったときの日の出時刻は5:30でしたが、アンコールワットにたどり着いた時刻はすでに6時を回っておりました。周囲が落胆ムードだったので「見れなかったのだろう」と勝手に推測しておりましたが、実際のところ見てないので分かりません。

間に合いたいひとは、必ず【前日までにトゥクトゥクの手配】を行っておいてください。愚かな我々は当日の朝5時すぎにフロントに行き「今からアンコールワットで日の出見たいからトゥクトゥク手配してよお」と本州のひとが言う「北海道、1泊2日でぐるっと回りたいお」くらい無茶な申し出をしていました。

フロントのひとと、アンコールワットのルート決定後、すぐにトゥクトゥクがホテルまでやってきましたが、途中、未舗装の道路で巨大な穴ぼこにはまって全員でトゥクトゥクを押すイベントなどを経て、無事アンコールワットへ向かうトゥクトゥクの車中で5:30を迎えました。

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そんな道通るなよな。おもしろかったからいいけど。

【教訓】

どうしても日の出を見たいなら、乾季の朝、早めに出発しましょう。

ちなみに、めちゃめちゃざっくりした地図ですが、☆のあたりが日の出を見るのに絶好のスポットらしく、わかりやすく観光客が固まっています。

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時期によっては☆周辺にわんさかひとが居て、ポジション取りに非常に苦戦するらしいので、我こそは!というひとは、朝早く起きるなり、寝ないなり、頑張ってください。

一説によると、日の出時刻から30分程度ならまだチャンスがあるかもしれないので、粘りたいひとは粘ってください。

 

アンコールワット

こちらもなんと改修工事中(現在は完了しているとのこと)。

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日の出を見逃すという分かりやすいミスを犯したところで、今回の旅のメインであるアンコールワットをまわります。

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世界遺産「アンコール遺跡」の代表作である、アンコールワットは、12世紀前半にヒンドゥー教の寺院として、30年以上の歳月をかけて建てられたそうです。

カンボジアの国旗にも描かれていて、「アンコールワット」と言えば、そのシルエットを思い描くことができるひとも少なくないと思います(当たり前のことですが、もうりはできませんでした)。

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サンライズを見終わると、人だかりが嘘みたいに消えていきます。みんな一度寝にかえるのかな。たしかに一晩中飲んで、シメにアンコールワットのご来光見に来たのかな、っていうくらい酷いテンションの外国人がいたな。絶対あいつら寝てるな。

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というわけで、気温もまだそこまであがっておらず、人の少ないこの時間帯に回るのが非常におすすめです。

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壁一面に彫られたレリーフ。見ていてその緻密さや美しさに圧倒されながらも、当時のひとの労働時間や環境を思うと、気が遠くなります。

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もしこれが日本だったら、絶対触っちゃいけないようになってるんだろうな。

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第三回廊へ

アンコールワットは、真上から見ると、

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みたいになっていて、それぞれに高低差があります。第一から第二は知りませんが、第二から第三に上がるには13メートルあるらしく、

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こんな階段を登っていくので、特に降りるとき、高所恐怖症のひとは無理かもしれないです。(これでも序の口勾配)

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さきほど雨季の件を書きましたが、アンコールワットの第三回廊は、日によって入れないので、お気をつけて。「カンボジア 仏日 2017年」とかなんとか検索すればすぐに出てきます。

ちなみに、この第三回廊は、一度に100人以上登ることができないらしく、時間帯によっては結構並んで待つみたいです。我々は早朝から行っているので、敵無しかとおもいきや、開場が7時〜なので、結局待ちました。

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第三回廊にあがると、こんな感じ。周囲に建物が無いのでどのくらい高いか全然わからないですね。

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見晴らしが良いくらいで、上に何かあるってわけじゃないです。

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f:id:mourimouri:20170526182858j:plainアンコールワットのちょうど裏側。こちらは改修してなかったので、よいかんじです。

それにしても大きい。

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おさるさんもいるよ。

 

第三回廊にも行き、比較的ゆっくりアンコールワットを見て、1時間半くらい。ベンメリアも1時間くらいと書きましたが、アンコールワットの方がはるかに広大です。しかし、足場がしっかりしているので回りやすく、ベンメリアのように(崩れてないし)景色がころころ変わるわけでもないので、そんなに時間はかからないと思います。我々のように朝日を見たり、第三回廊のオープン待ちをしたり、猿と一緒にはしゃいでいると3時間くらいはかかります。

 

トゥクトゥクのおっちゃんと待ち合わせ

さて、アンコールワットをぐるっと一周。ドライバーと待ち合わせの場所や時刻などを確認せずに別れたことを後悔する時間がやってきました。

さきほどの地図でいう、

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ここに巨大な駐車場があり、何十台もの観光バス(でかい)、百台以上ののトゥクトゥクが、健気にわたしたちを待っています。我々のようにトゥクトゥクをチャーターしているひとは、たぶんここで待っていてくれるので、向こうから声がかからない限り、乗ってきたトゥクトゥクの色・ドライバーのおっちゃんの服装・顔など、かすかな記憶を頼りに探し出さなければいけません。

なので、

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こんなかんじでおっちゃん込みで1枚写メっておくと便利です。

残念ながら、同じようなトゥクトゥクばっかりだし、おっちゃんは猛暑で着替えている可能性もありますが、撮っておかないより5万倍くらいマシです。だいたいおっちゃんは座席の上にハンモックが張れるようになっているので、そこで寝ているか、そのへんのドライバーたちとわいわいしています。

おそらく「あのへん」の遺跡を回るとき、ファースト遺跡になることの多いアンコールワットで、ドライバーと出会えないかもしれない、、という絶望を味わうことになりますが、なんとかなりました。

次回ご紹介するアンコールトムは、もっと広大な敷地の中に、いくつもの遺跡があるので、ドライバーから「ここで待ってるね」と地図なり、現地なりを見せられて指示があったので安心してください。無ければ、聞いてみてもいいかもしれませんが、おっちゃんは英語がしゃべれないことが多いです。

 

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念願のアンコールワット。やっぱりすごかったです。「すごかった」しか言うことのできない自分を今、殴っています。でも、本当にすごいです。

「何が」と聞かれると、具体的に挙げられないきがしますが、あの壮大さは他のものとはやはり違うと思います。全然伝わってないと思いますが、何度でも行きたい。

ベンメリアが一番すき、と前回いきなり書いてしまいましたが、アンコールワットはすき、というよりも、何度でも行きたい感がありました。何言ってるんだろうかわたしは。

 

思いのほか長くなってしまったので、アンコールトム、タ・プロームはまた次回。