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【2015 タイ・カンボジア④】ベンメリア遺跡観光

2015年9月、定例婦人旅行〜タイ・カンボジア編〜第4弾です。 

 

今回は、郊外遺跡の一つ、ベンメリアについて書きます。やっとこさ旅行ブログです。

 

必要のないもくじ

 

ベンメリアへ行こう

天空の城ラピュタのモデルになった?と言われている、ベンメリア遺跡。こちらは中心部ではなく、郊外にある遺跡です。

 

ベンメリア遺跡の行きかた

ベンメリアは、郊外にあるため、個人で行くひとは

いずれかの方法で行く必要があります。タクシーとトゥクトゥクにおいては、半日貸し切りで20ドル〜くらいが相場なようです。

我々は空港で乗車したタクシーの運転手が「これからこのままどこか遺跡行く?え?ベンメリア行くんだったら20ドルでどう?」と営業してきたので、そのまま乗って行きました。たぶん価格交渉の余地はあったのでしょうが、空港からベンメリアまでは60kmくらいあったのと、何となく信用できそうで控えめでいい人そうなドライバーだったので良しとします。イレギュラーな行きかたで、役にたてずすみません。

空港からの車内で営業に合わなかった場合、ホテルのフロントで「ベンメリアに行きたいんだけど、、」と言えば、おそらくそのホテルが用意しているツアーか、ホテルとタッグを組んでいるタクシー・トゥクトゥクを手配してくれると思います。それがいちばん安心な気がします。

 

ベンメリアまでは、中心部からタクシーで約1時間。トゥクトゥクだと1時間半くらいです。例によってものすごいスピードで走行します。舗装されていない道がほとんどなので、トゥクトゥクだと砂埃をものすごく吸うことになりそうです。トゥクトゥクで行きたいのに砂埃を吸いたくないひとは、マスクをするか、息の根を止めるかでもしておかないと口の中が運動会の閉会式みたいな感じになってノスタルジー。

途中、お昼ごはんを食べるために、食堂みたいなところに寄ってもらいましたが、たぶん観光客向けのレストランでした。可もなく、不可もなく。タイ料理と違ってカンボジアの「クメール料理」というのは、基本的に優しい味です。辛くないです。たぶん。

ここでは炒飯みたいなものを食べましたが、多かったな。

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そのあと、ベンメリア遺跡のチケット売り場で一度タクシーから降ります。

タクシーの運転手が、我々のタクシー代から、ベンメリア遺跡の入場料(1人5USドル)を買ってくれました。ここには清潔なトイレがあり、ベンメリア遺跡にはトイレがないので、行きたくなくても、保険で行っておくことを全力で推奨します。

何故かチケット売り場からすこし行ったところにベンメリア遺跡はあります。もちろん入場ゲートなどないので、入口らへんでウロウロしているおっさんにチケットを見せます。うまく行けばスルーできるんじゃないだろうか、というくらいのセキュリティーの甘さです。写真集・扇子・絵はがきなどを売りさばこうとしているひとたちに声をかけられますが、すきにしてください。

ちなみに、遺跡前でタクシーを降りたら「ここで待ってるね〜」と所要時間や待ち合わせの時間も決めずにタクシーのおっちゃんは退散。「遺跡回って戻ってきたときに居なかったら◯す」と思っていましたが、居ました。それどころか、よく冷えたお水を買ってくれていました。おっちゃん疑ってごめんな。疑いたくないひとは、そこのところを確認しておくとよいかもしれませんが、今回出会ったカンボジア人はみんないいひとでした。

 

ベンメリア遺跡の回りかた

回りかた、なんて書きましたが、ベンメリアにはベンメリアしか無いので安心してください。ゆっくり見て、写真もあほほど撮って1時間前後が所要時間の目安です。

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すこし歩くと、ガラガラと崩れた遺跡が目の前に現れます。アンコールワットと違い、遺跡発見当時のまま保存されているらしいです。世界遺産なのに、この崩れた部分も上を乗って歩いたりと、貴重な体験ができます。

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現地の子供たちの恰好の遊び場になっていて、ジャングルジムを登るようにして遊んでいました。わたしは小さなころ、田舎で育ったので公園の山のなかに秘密基地を作って遊んでいましたが、圧倒的にスケールが違います。

ベンメリア遺跡は未だ全貌が明らかになっていない遺跡のひとつですが、周囲にはまだ地雷が残っていて、コースアウトすると危険ですのでやめてください。このベンメリア遺跡が崩壊した理由の一つも内戦と言われているらしいです。

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写真を撮りまくっていると、どこからともなく青年風の青年が近寄ってきて、我々2人の写真を撮ってくれました。青年風はそのままガイドを続け、最終的にはナチュラルに我々から10ドルをせしめることに成功していたので、そういうのが悔しくてたまらない人は青年風に気をつけてください。子供がその役を担うことも多いようです。

彼らは総じて「違法ガイド」と呼ばれているらしいです。良きカモになりました。

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  ↑青年風          ↑騙される我々

制服風の衣服に身を包んだ青年風は一般の青年風です。公式ガイドなんて居ないから気をつけろ!!!それにしてもリュックがだせえ

 

ベンメリアは、

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こんな感じで、この森の部分をぐるっと回るもよし、崩れた遺跡の中に飛び込むのもよしなのですが、日本の美術館のように【順路→】とかかれた札があるわけで もなく、秩序を乱そうもんなら「お客様、、」と声をかけてくるひとが居るわけでもないので、本能の赴くままに回っていいのですが、何せ

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こんな状態なので、初めて行くと「どうやって回ったらええねん」となります。他の観光客がたくさんいれば、ピクミンすればいいのですが、我々がお邪魔したときはけっこうガラガラだったので、お手上げでした。よって、青年風は「え?こんなとこ入ってっていいの!?」みたいなとこにも案内してくれたので、結果せしめられてよかったです。

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カメラを預ければ、観光中の我々を撮影してくれる気の使いよう。

でも青年風は「ここが廊下だったところだよ」くらいしかこのベンメリアについては語ってくれなかったので、正式なガイドが欲しい人は正式なガイドを雇ってください。

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森の中にある遺跡なので、アンコールワット周辺遺跡よりも空気が澄んでいます。

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綺麗なレリーフたち。1000年くらいまえに作られたものとは思えません。

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放置しておけば、こんなとこからも木って生えるものなの、、?

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どえらいパワースポットや、、

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青年風のガイド風はいろんなポーズを取れと囃し立ててきます。

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青年風に乗れ、といわれて乗ったネイチャーブランコ。

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まだアンコールワットを紹介していませんが、もうり、こちらのベンメリアが今回回った遺跡のなかで一番すきです。正直ラピュタをちゃんと見てないので 「はー、これがラピュタ?かぁー(???)」という感じでしたが、ラピュタのモデルになっていようがなかろうが、ベンメリアは素敵です。何より空気がおい しくて、静か。癒しを求めるアラサーにピッタリの遺跡です。

安全な道もあると思いますが、是非こちらには歩き慣れたスニーカーでおこしください。

 

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今回、お気に入りの遺跡だったので写真多めでお送りしましたことをお許しください。

次回はようやくアンコールワットに行きます。