2017年7月、定例婦人旅行〜ロンドン・ベルギー編〜第10弾です。
10弾ですか。発砲しすぎですね。すみません。
話は変わり、先日Queenのボヘミアン・ラプソディを観てきたので、すっかりロンドンに行きたい気持ちが強くなってしまっています。と、書いたところで、今回はベルギーの首都、ブリュッセルのみどころについて軽く書いていきます。文脈の無さ!
もくじ
ブリュッセルって?
いわずもがな、ベルギーの首都であります。人口は約120万人。東京の人口が約930万人らしいので8倍ですね。こじんまりとした街です。今回ご紹介するのもすべて歩いて回れるくらいコンパクトな街ですので、巨大な何かにおびえているアラサーも、次々に結婚していく友人ばかりで自分に一体何の問題が?と自問自答を繰り返しているアラサーも、どんなSNSを開いても友人の子供がタイムライン上に流れてきてただただ無秩序にいいねを押すだけの日々を送っているアラサーも安心してブリュッセルへ行ってください。
ブリュッセルの観光名所
グラン=プラス
こちらは、ただの広場です。ただの広場なのですが、世界で最も美しい広場として1998年に世界遺産にも登録された広場のようです。
「レ・ミゼラブル」の著者、ヴィクトルユゴーが「世界で最も美しい広場」として賞賛したらしいですが、1523年にはプロテスタントの殉教者たちが処刑された広場と、複雑な歴史を持っている広場です。昔から続くとこってそんな土地ばっかですよね、世界各国。
街の中心にあって、この建物のひとつが市庁舎として今も稼働しているといううことが素敵です。
我々が訪れた日も、なんてことない広場のなんてことない土日でしたが(ほかにどこにも行くところがないので)世界各国から終結したトラベラーや地元の若者たちでひしめき合っていました。21世紀の現代はみんなが地べたに座ってお酒を飲んだり、ピザを食べたり、とてもハッピーな空間です。スリには気をつけましょう。荷物は盗られます。
夜はもちろん綺麗なのですが、昼間も2年に1度、「フラワーカーペット」という祭典を行っているようで
(画像:https://akira-nonaka.blog.so-net.ne.jp/2016-05-23)
みたいな文字通り「花のじゅうたん」がこのグランプラスに敷かれます。2018年に開催されたらしいので、次回は東京もオリンピックで盛り上がる2020年。2018のフラワーカーペットの開催日程は8/16-8/19の四日間だったみたいなので、オリンピックが終わったらすぐにブリュッセルに行く日程になります。頑張ってくださいね。
小便小僧像
ブリュッセルにはとりわけ有名なものとして、世界3大がっかり観光スポットとしても名高い【小便小僧】があり、これは本当にがっかりで逆にがっかりしないがっかりスポットなので、ブリュッセルを訪れるならば、ぜひ見てください。
小便小僧、小便小僧と呼ばれていますが、彼の本当の名前は「ジュリアン」。彼だって好きで半永久的に小便を出し続けているわけでもなく、好きで毎秒何人かにがっかりを提供する人間になっているわけではないのでしょう。彼をこんな風にしてしまったこの世は本当に恐ろしいものです。そして写真というのもほんとうに恐ろしく、寄ればそれなりに見えるのですが、
実物はこれです。なにこれ。ほんのちょっとお金持ちなおうちのマダムがガーデニング好きで「ねえパパ、うちのお庭にも噴水が欲しいわ。そうだ!今週末はジョイフル本田にでもいってみましょうよ!前からちょっと行ってみたかったのよねぇ」って行って買うやつよりちっちぇえ。そして何かしら毎日洋服を着ているので、裸のジュリアンはなかなかレアで見れない様子です。
なおかつ、ブリュッセルの街中にはジュリアン以外にも小便〇〇が点在しているらしいので、小便フェチのかたは巡ってみてはいかがでしょうか。
高尚な幣ブログの読者にそのようなフェチズムを持ったひとがいないことを切に祈るばかりです。
ギャルリー・サンチュベール
1847年に完成した、ヨーロッパ最古のショッピングアーケードらしいです。と、書いている途中で気付いたのですが、ロンドンのショッピングアーケード「バーリントンアーケード」は1819年オープンらしいので、もう最古だとかそういった類の言葉はあまり信用しないようにします。ただ、こちら、とっても美しいアーケードで、グラン=プラスからも非常に近いので、ぜひとも足を運んでいただきたい所存でございます。
尤も、こちら日本の田舎の商店街とは違い、現在もしっかり稼ぐブランドの店舗が入居しています。「チョコレートはぜったい本店で書いたいんだ!」というこだわりが無ければ、ノイハウス/ゴディバ/マリー/レオニダス/ピエールマルコリーニと言った有名ベルギーショコラティエのショップが入っているので、ここにこれば大体のチョコレートを手に入れることができます。
ショッピングアーケードですが、上記のショコラティエやレストランなど、どちらかというと食品系に強いアーケードで、服飾系のショッピングはあまりできません。
確かRepettoとLongchampがあったことを覚えています。パリか。
全然関係ありませんが、2017年このタイミングでKICK THE CAN CREWの再結成が発表され、当時そんなにゴリゴリに聞いていたわけでもないのにばちくそテンションが上がりこの旅のテーマソングは「千%」でした。重ねて岡村靖幸との住所も最強にいいですね。どっちも千回くらい聞いた。
とか書いておきながら、このアーケードを歩いているときは頭の中でマルシェが流れてました。マルシェじゃないのに。アーケードっつってんのに。
ということを言いたかっただけです。ご清聴ありがとうございました。
ブリュッセル、いろいろと美しいものはあるのですが、ファッション系のショッピングにはあまり期待できない模様です。今回、涙を飲んでいくことをあきらめたアントワープには大好きなDries Van Noten、好みではないですがAnn Demeulemeester、また、マルジェラもその一人といわれているアントワープシックスらが卒業したアントワープ王立芸術学院があり、ファッショナブルな街としても知られるようですが、同じベルギー、なおかつブリュッセルは首都だというのに、ブランドショップやデパートもありません。
新幹線で1時間半、日帰りも可能なパリで買え、ということのようです。パリまで1時間半、、恨めしい、、。
タンタンたん
観光名所というカテゴリーでご紹介するかどうか迷いましたが、あまりにも簡素なブログになりそうなのでおまけとしてつけておくことに致します。
ブリュッセルは日本でもひそかに人気な(もうり調べ)タンタンの発祥地としも有名です。
街中にとってもかわいい壁があったので写真を撮りました。場所は不明です。
と、思ったらこんな記事がありました。便利な世の中、労力に感謝感激雨霰。
ほんとうはtintinだけど、日本だと青少年育成に弊害がありそうな発音になってしまうタンタン。かわいいですね。何かグッズ買えばよかった。
と、こんな感じです、ブリュッセルの観光。何かお役に立ちましたでしょうか。
おそらく他にもいろいろあり、例えば、シュールレアリズム好きなら見過ごすことのできないマグリットの美術館等、美術品でもあふれるこの街でありますが、大変申し訳ないことに、今回のブリュッセル旅行の目的は食と酒だったため、割愛させていただきます。
次回はその「食と酒」について書きます。