【2017 ロンドン・ベルギー⑬】ブリュッセルの甘味を食べ尽くしたい
2017年7月、定例婦人旅行〜ロンドン・ベルギー編〜第13弾です。
前回はフライドポテトだけの記事を投稿しましたが需要があるのかは不明です。今回も甘味に特化した記事なので、何らかの層にベネフィットを及ぼすか否かに関しては非常に懐疑的ではありますが書きます。
もくじ
チョコレート
ベルギーといえばチョコレート。ゴディバにヴィタメール、ピエールマルコリーニといった名だたるブランド発祥の国です。思ってみれば、カカオの原産国でもないのに、なぜベルギーといえばチョコレートなんでしょう、と調べたところ、やれスペインの探検家が南米から持ち帰ってなんやら、ベルギーはそのころスペインに支配されてたからなんやら、とかなり歴史っぽい話でジメっとしてしまった(≠面倒くさい)ので、気になった方は
でお願いします。
また、その歴史を生き延び、現在ベルギーチョコレートが人気な理由のひとつが、皆様もおそらくご存知「プラリネ」の存在です。
プラリネとは、砂糖をカラメル状に煮詰めてヘーゼルナッツやローストしたアーモンドを混ぜてペースト状にしたチョコレートで、名前の由来は17世紀にフランスで時の国王ルイ13世のためにプラリネを創造したといわれているプレシス・プララン公に由来しています。
「プラリネ」を初めて作った人は1857年にベルギー・ブリュッセルで誕生したチョコレートの老舗ブランド「ノイハウス」の3代目ジャン・ノイハウスJr.氏でした。(出典:https://chocolate.co.jp/column/belgian-chocolate_popular_reasons/)
おいしいですよね、プラリネ。日本でも高級チョコレイトでは欠かせないプラリネ。そのプラリネはベルギー発祥のようです。
高級ショコラティエから街のスーパーまで、多種多様なプラリネが揃っており、スーパーでは安価にプラリネをゲットできるので、プラリネ狂のかたは日常的に食べるプラリネをぜひ大量輸入してきてください。
グランサブロン広場周辺
(画像:グランサブロン広場(グランサブロンヒロバ)とは - コトバンク)
ブリュッセルのショコラティエが店を構えるエリアは大きく分けて2つ。この「グランサブロン広場」の周辺と、観光の中心部「グランプラス」周辺です。大半のショコラティエはグランプラスにお店がありますが、グランサブロンのほうじゃないと食べられないものがあったり、そもそもグランサブロンのほうにしかお店がないショコラティエもあるそうなので、用法用量を守って正しくご来訪ください。
ちなみに、グランサブロン広場は、グランプラスから徒歩で10分くらいなのですが、結構な坂道を登っていく上に、途中でちょっと閑散としてしまうので「ほんとにこっち、、?」となります。ちょっと不安になったくらいで正解なので大丈夫です。
チョコレートだけではなく、骨董品屋さんがあったり、蚤の市も定期的に開かれているみたいなので、アンティークに造形の深いかたもどうぞ、とのことです。
Pierre Marcolini
こちら、「日本でも手に入るやろがい!そんなもの見に荷物は盗られる、読んでやってるんじゃねえ!時間返せ」とのかた、わかってないですね。こちら、ベルギーのお店ではなんとピエールマルコリーニのエクレアが食べられるのです。えっへん。
麗しきエクレア。なんておいしいのでしょう。なんてったってチョコがうめえ。
1つ買うだけでもこんな立派なボックスに入れてくれます。(写真は友人のものを借りて撮影しております)
それはさておき、こちらのエクレア、日本の銀座店・名古屋店でも召し上がることが可能なそうなので、わざわざベルギーまで行って食べる必要はないそうです。がっくし。「日本で食べると700円のところベルギーだと300円程度!」ともいえないような値段(確か4ユーロほど)だったので、今のところ日本でお召し上がりください。
本題はエクレアではなくチョコレイト、との方、大変お待たせいたしました。チョコレートも大変お求め安い価格となっており、半額は当たり前、モノにも依りますが、だいたい日本の3割〜4割のお値段で購入できると思っていただいて相違ありません。そのうえ大量購入されるかたは、125.1€以上買えば免税対象となるみたいなので、糖尿を恐れずに購入してきてください。125€分のチョコレートは並大抵の量ではないので、帰国時の飛行機で重量オーバーにならないことを祈っています。
ちなみにPierre Marcoliniですが、グランサブロン広場周辺にも2店舗あります。1つが1階がショップ・2階がカフェになっている店舗、
Pierre Marcolini(カフェ併設のほう)
Rue des Minimes 1, 1000 Bruxelles
もう一つが、ショップ+このエクレアが売っている店舗です。エクレアが売っているほうはイートインができないので、目の前の広場のベンチで食べるか、持ち帰ってホテルで食べるか何かしらしてください。
Pierre Marcolini(エクレアのほう)
39, Grote Zavel, 1000 Brussel
月-日)10:00-19:00
ギャルリーサンチュベールにもお店がありますが、カフェやエクレアはなく、テイクアウトのみになります。ちなみに2017年当時、空手だか柔道を習っているベルジャンがおり、わたしたちが日本人だとわかると、些かショコラティエで交わさないような挨拶をされました。日本をすきでいてくれるのは嬉しいですね。押忍!このベルジャンカラテカもイモ食ってビール平らげながらも健気にチョコ売ってるんだ思うととてつもなく可愛く思えてきます、、。はぁ、、おねえさんと東京で遊ばない?
Wittamer
こちらも日本のデパ地下にはかなりの高確率で出店しているショコラティエ。ベルギーに行くまではベルギーのブランドだということも知らなかったですし、そもそもケーキ屋さんだと思っていました。
公式サイトによると、ヴィタメールのブティックはブリュッセルと日本にしか無いようです。日本人どないやねん。
さて、グランサブロン広場のヴィタメールですが、3店舗あり、ほぼどれもが隣接していると言っても過言ではない距離。
ピエールマルコリーニのように、チョコレートとマカロンを売るギフトショップ、ケーキも販売するブティック、そしてカフェとして展開している模様です。
だいたいここ行けば揃う気がするので、ここを目標にしてください。
Place du Grand Sablon 6-12-13, 1000 Bruxelles
月)9:00-18:00
火)8:00-19:00
水-土)7:00-19:00
日)7:00-18:30
Patrick Roger
(画像:https://www.jetro.go.jp/agriportal/trends/paris/patrick.html)
ここは無類のチョコレート好きとして知られる楠田枝里子氏のおすすめするPatrick Rogerのブリュッセル支店。本店はおパリにあるそうで、日本にはチョコレートの祭典、サロン・ド・ショコラ等の催事でしかお目にかかれないレアなチョコレートです。
めちゃめちゃ調べて頑張って行ったのに、改装中だか修行中だかバカンス中だかでおやすみでした。働け。…と思って調べていたらなんと現在閉店していました。。。えぇ、、、、どうしても食べてみたい楠田教の方はパリへ行ってください、、行きてぇよ、、パリ、、
グランプラス周辺
グランプラス周辺、とざっくり書いてしまいましたが、グランプラス周辺も
【ギャルリー・サンチュベール】エリア、【小便小僧】エリア、【グランプラス】エリアと詳細に分けるとキリがなさそうなくらい、かつ重複して出店しているチョコレート屋さんもあり、もうニッチモサッチモス、というかんじなので弊ブログでのご紹介は諦めます。チックショー
以下記事に美しく・かつわかりやすくまとまっているので、チョコフリーク殿は以下の記事のご拝読をお勧めいたします。
さて、個人的におすすめなので、以下だけ特別記入いたします。
Galler
こちら、高級ショコラティエとのことですが、ブリュッセルのだいたいのスーパーでもその一部商品が売られています。日本でも購入することができますが、日本とは価格が雲泥の差、、雲砂の差くらいの差はあり、1つからでも購入できるので、興味のある方はぜひご購入ください。
その中でも限定商品や新作等を扱うショップは以下のようです。
わたしはベルギーにいくまでガレーのチョコレートを見たことがなかったのですが、とにかく美味しそうな見た目だったのと、スーパーで爆安パックが売られていたので買ってみました。
こんなかんじのちっちゃなバーが入ったやつ。どちゃくそおいしいのでおすすめです。もちろんプラリネパックなどなどありますので、お見かけの際はぜひTRY.
ワッフル
強引にチョコレートカテゴリーを終了させたところで、ワッフルについての項目です。ワッフルもマネケンだけを見て食べて育ったわたしはブリュッセルにいくまで知らなかったのですが、主にベルギーのワッフルには、
・リエージュ風
・ブリュッセル風
の2種が存在する模様です。
我々が「ベルギーワッフル」だと思って貪っていたのは「リエージュ風ワッフル」であり、「ブリュッセル風」ではないので、注意が必要です。そういえばこういうふかふかしたワッフル、食べたことありましたわ。なんか勝手にアメリカの食べ物だと思ってました。Je suis désolé。
Maison Dandoy
ブリュッセルでワッフル、といえばもう間違いなくこのお店がヒットします。
1829年にブリュッセルで創業して以来、6代にわたり続く焼き菓子やさんらしいです。実は大丸東京にもお店があるので、リエージュ風ワッフル1枚350円もしますが、ベルギーにいく予定も無く途方にくれているワッフルラバーは大丸へお急ぎください。
さて、こちらのブリュッセルのお店はイートインも可能、テイクアウトも可能ですので、よきようにしてください。
我々は何の前情報もなしに列に並び、オーダーする順番になると同時に「リエージュオアブリュッセル」という呪文を唱えられ、5回くらい聞き直してしまいました。列もできていたのに大変申し訳ないことをしたとの知見を得たので、ぜひともこれからいく方々はリエージュorブリュッセルの意味を理解した上でご訪問ください。
リエージュがもちもちですでに甘い、ブリュッセルがふわふわでトッピングで甘くなる(店による)、です。
ちなみにイートインをご所望のかた、テイクアウトをご所望のかたで並ぶ列が違うので、こちらにもお気をつけいただきたいところ。
あと、イートインでレモンティーを頼むと「紅茶のかおりのするレモネード(リプトン製)」が運ばれてきてワッフルと一緒に飲むとげろあまなので重ねてお気をつけいただきますよう宜しくお願いいたします。
パンの神、みたいな人形がかわいい。
Rue Charles Buls 14, 1000 Bruxelles
月〜土)9:30-22:30
日)10:30-22:30
※ブリュッセル市内にテイクアウトだけのお店、等々数店舗あるみたいなので、焼き菓子をご所望で混雑を避けたいかたはこちらご参照ください。ベルギー国内の店舗が全て掲載されているのでご注意ください
Waffel Mania
おそらくなのですが、多くの人は小便小僧を眺めていると、どうしてもベルギーワッフルが食べたくなってくると思います。見ているうちに、どうしても食べたくて食べたくて仕方がなくなってくるのです。それは生理現象であり、仕方がないことだともいえます。
安心してください、そんなとこにブリュッセルはその欲望の受け口を用意しています。
左下の小便小僧から10mほど離れたところ、左手には「Be Waffle」右手には「Waffel Mania」というテイクアウト専門の「€1」との表記が眩しいワッフルやさんが対面しています。
正直どちらも変わらないと思うのですが、同行者が「右手のほうがおいしいらしい」との何のエビデンスもなき情報を提示してくれたので、素直に右手の「Waffel Mania」のワッフルをいただきました。
こちらもDandoyと同じくリエージュ風。やはり【ベルギーワッフル=リエージュ風】というイメージが強いのと、Dandoyで食べたリエージュ風がおいしかったのと、そもそもワッフルにそんなに生クリームやら何やら乗せてさらに甘くしたくないな、という気持ちから、連続でリエージュ風をオーダーする運びと相成りましたので、ブリュッセル風について言及できず申し訳ありません。
注意点としては、別のかたの投稿レビューを拝見するに1€では買えないということらしいのですが、(2€だった!オコ!みたいなレビューをよく見かけました)我々はトッピングゼロでオーダーしたところ、1€で見事購入することに成功しましたので、おそらくその違いかと思われます。
こちらの1€ワッフルも外はサクッと、中はもちもちでとても美味しかったので、小腹が減ったらこちらの大量の小麦と砂糖をバターで和えて焼き上げたものをぜひご賞味くださいませ。ダイエットは日本でやろう!
Rue de l'Etuve 24, 1000 Bruxelles
営業時間・定休日共に不明、だいたい毎日遅くまでやっていそう
以下水色の小便小僧がいるほうのワッフル屋さんは向かいの競合店、Be Waffleであり、Waffel Maniaではありません。ご注意ください。
どれだけ味の差があるかはわかりませんが。
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さて、「ブリュッセルの甘味を食べ尽くしたい」と大きく出た割にはショコラティエ数店舗とワッフル店2つしか泣く泣くご紹介できませんで申し訳ありません。
とにかくそのへんの適当な甘味を食べても美味しいことが判明したブリュッセル。甘味のみならずベルギーには美味しいご飯とビールがてんこもりなので、こんな国に住むのは健康上・コレステロール的にも非常に危険です。国民はどのようにして健康を維持しているのでしょうか。
さて、13弾まで続きましたロンドン・ベルギー編ですが、まだまだ先が見えません。次回はおそらくベルギーのスーパーマーケットについて書きます。
余談ですが、2019年の目標の1つ、【ロンドン・ベルギー編】を2019年1月以内に完了させるというものはびっくりするくらい無理でした。今年も無理せず書いて参りますので、ご興味ある方は本年も何卒宜しくお願いいたします。
そうそうもうり