荷物は盗られる

入念に準備しても盗られるものは盗られる

【2016 ベトナム ハノイ ⑧】ハロン湾1日観光

2016年7月、定例婦人旅行〜ベトナム ハノイ編〜第7弾です。

今回の旅の大目玉、ハロン湾観光について書きます。ハロン湾ツアー予約までのざっとした過程については、以下の記事をご覧いただければ幸いです。

 

mourino.hatenablog.com

何度も申し上げますが、「ゼッタイ日本語ガイドがいい!」「外国語に自信がなさすぎて予約できるかわからないし、日本語で予約したい」「ベトナム人を全面的に信用できない」等といった特殊な事情がなければ、現地予約がゼッタイ良いです。どちゃくそ安いしツアー内容変わらないし、英語しゃべれなくてもなんとかなりまくるし、ベトナム人は信用できます。

 

もくじ

 

ハロン湾に着くまで

おそらくどの会社のツアーに申し込んでも同じ行程を辿ると思うのですが、宿泊しているホテルまで、観光バスが迎えにきてくれます。ツアー申し込みの際に、ホテルの名前、住所、ホテルの部屋番号を記入し、「朝8時にロビー行くから待ってろよな」って言われるので、待ちます。

いくつかのホテルをまわってツアーの同志を迎えに行き、全員揃ったところでいよいよハロン湾に向けて出発です。3時間、東南アジアのバスに揺られ続ける覚悟と酔い止めを持参していましたが、思っていたより悪路ではなく平気だったので、どちらも役に立ちませんでした。揺れや匂いに過敏なかたはどちらも必須だと思うので、お手元にご用意下さい。

道中、激安ツアーでは恒例となっております、トイレ休憩とは名ばかりの「謎の土産店立寄り」イベントが発生しますが、各々素敵な時間をお過ごしあそばせ。

 

ハロン湾に到着

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バスに揺られること3時間、漸く船着き場に到着です。船着き場には、これからハロン湾観光に向かう客船が何十隻と待機しており、周囲にはリゾート感溢れるコンドミニアムっぽい建物が鎮座していてびっくりします。ここで、同じバスに乗り合わせた同志が「宿泊組」と「日帰り組」に別れます。ハロン湾ツアーには船上で宿泊するリッチなコースもあるみたいなので、気になる方は調べてみてください。ガイドが言うには、「ハロン湾ってすっげー広いから、日帰りなんかじゃハロン湾のハの字も見れてないと思うよ〜(意訳)」らしいので、ハロン湾の髄までしゃぶりつくしたいひとは泊まってください。

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実際に行くまでは「なんで海から岩が生えんねん」と疑念が少なからずありましたが、ほんとうに海から岩が突出していて、思っていたよりたくさんそれがあります。確かにこんな光景はなかなか見られるものではないので、なかなか感動します。

ハロン湾クルーズに行ったことがあるひとから「ほんとがっかり、どころか、がっかりしたか楽しかったか、その記憶すら無い」と聞いていたので、全く期待していなかったのですが、ちゃんと楽しいです。

 

ハロン湾の海域は雨が降りやすいらしく、曇りの日がほとんどらしいです。やっとノンラーの出番ですわ、ノンラー。買ってよかったよ、ノンラー。f:id:mourimouri:20170428123910j:plain

画像:http://store.shopping.yahoo.co.jp/e-omiyage/156018460.html

 

船上ランチ

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どこのセレブかと思うようなワードですね、「ランチクルーズ」。

船に乗り込むと同時くらいに食事が運ばれてきます。同じバスに乗っていなかったひとたちも同じ船に乗っていたので、もうほんとどういう状況なのか分かりませんが、そんな自由な感じで昼食をとります。

同じバスに乗っていた、この日初対面のフィリピン人マダム2人と、チームアラサーの4人でこの食事をつつきます。ツアー料金で2000円くらいしか支払っていないのに、きちんと食事代金まで含まれているので、寧ろ怖い気持ちもありますが、ぜんぶちゃんと美味しかったし、わたしのお腹は無事でした。

 

カヤック体験

ツアー申し込みの際に「バンブーボートかカヤックに乗れるんだけど、どっちがいい?」と聞かれ、「もしやオプション、、」と不安に思っていましたが、ツアー代金に含まれているよ!と言われたので安心していました。しかし、現地でガイドに「え?君たちは申し込まれていないよ」と言われた我々は唖然。「追加で金を払えば乗せてやってもいいけど?」みたいな態度に腹が立ちまくった気の短いアラサー、ツアー申込書に「カヤック」と代理店の人が記入していたのを思い出し、その申込書がガイドの手元にあるのを発見した我々は「ここにincludeカヤックって書いてあるやろがい!」と主張いたしました。アラサーの剣幕にガイドはドン引きでしたが、「やっぱり日本人は騙されやすいよね〜」みたいに思われるのは大嫌いなので、どんどん主張します。変なガイドに当たると、何の悪びれもなくこういうことやってきます。どんどん主張していきましょう。くるぶし出して、行きましょう。

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画像:http://www.vegatravel.vn/?f=North&p=14&id=60

こんな感じで、2人1組になってカヤックを漕ぐことができます。水の流れはほぼありませんし、2分くらいで操縦にも慣れるので、カヤック初心者でもアラサーでも大丈夫です。ちなみに、鞄を持って乗り込もうとしていたところ、先ほど我々を騙そうとした悪徳ガイドが「ぜっっっっっっっっったいカヤックに乗り込むときか降りるときに落とすから持ってくのやめとけ!預かってやるよ!!!」と言うので「え、こいつぜっっっっっっっっっったい財布とか携帯くすねる気やんけ!わたしのブログタイトル荷物は盗られるやぞ!もうやすやすと盗られていい荷物は無いんじゃい!」と思い、拒否していました。しかし、我々が乗り込もうとカヤック待ちしていたところ、カヤックから降りようとしていた女性が、ポケットからアイフォーンドボンしていたので、瞬時ガイドに預けました。

「いわんこっちゃない」顔のガイドがめっちゃニヤニヤしてこっち見てきたし、ムカつきましたが、ガイドに預ける以外の選択肢は皆無。結果、貴重品は無事だったので、たぶん信用して大丈夫ですが、ハロン湾ツアーには極力貴重品を持って行かないほうがいいです。

ちなみに、iPhoneドボンした瞬間に、現地民と思しきベトナム人男性が、何の躊躇も無く海に飛び込んでいたのを見て、やっぱり本来のベトナム人は優しいんだな、、と悪徳ガイドを横目に再確認しました。

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画像:https://www.halong-bay-kayaking.com/halong-bay-tours/halong-full-day-deluxe-tour-with-bamboo-boat.html

カヤック漕ぐのが怖いひとは、画像にもある「バンブーボート」に乗ることができます。バンブーボートは、現地の人が漕いで乗せてくれるので安心ですが、頭上ギリギリの岩のトンネルのところもカヤックなら漕いで入っていけるし、より一層冒険しているような気持ちになれるので、圧倒的にカヤックがおすすめです。

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画像見りゃ分かるわいってなってると思いますが、海の水は死んでいます。カヤックを漕いで「きゃー!透き通るようなブルーの海ー!見てみて!カラフルな魚がたっくさ〜ん!」とはならないので、そういうカヤックがしたいひとは、行き先を今すぐハロン湾ではないところにしましょう。水は死んでいる。

ハロン湾には水上生活をしている人がいます。住所が世界遺産ってなんだかすごいですよね。船上クルーズを楽しんでいると、突如おばちゃんがこんな感じの船で寄ってきて、めっちゃバナナ売ってきます。

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ハロン湾のこの岩の成り立ちとして、

石灰岩台地が沈降し、侵食作用が進んで、現在の姿となった。

引用:ハロン湾 - Wikipedia

と書かれていますが、全く想像できないし、学の無いわたくしはただただ景色に圧倒されます。よく霧が発生するらしいのですが、より一層幻想的な風景になりそうです。

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上の写真にある2つの向かい合った岩が、戦うニワトリに見えるらしく、悪徳ガイドは「あの岩はFighting chickenサ」と教えてくれました。実際にガイドブック的なものにもそのように紹介されていたので、本当っぽいです。わたしには、MajiでKissする5秒前のモヤイ像にしか見えません。

 

謎の鍾乳洞

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ハロン湾ツアーには、 ティエンクン鍾乳洞という鍾乳洞の内部に入るチケット代も含まれていることがほとんどです。わたくし鍾乳洞だいすきクラブの一員で、この鍾乳洞にもワクワクしていましたが、なんてことない、小規模の鍾乳洞でした。もうりは秋芳洞がすきだ。照明の色がやっぱり東南アジアで、めちゃめちゃカラフルです。意味わからん。

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小規模ですが、やっぱり鍾乳洞って不思議な空間です。空気もひんやりしていて、夏に鍾乳洞に行くのがすきです。鍾乳洞は日本で行くのが楽しいです。

 

こんな感じでハロン湾で半日過ごし、来た道を帰れば(同じ土産店に寄ります)、ハノイの中心部に到着できるのが20時くらいです。

帰りもツアー参加者のホテルを一つ一つまわるので、最後の乗客になると、たぶん最初に降りた人より30分以上遅く下車することになります。お腹がペコペコでしたら、途中下車しても何にも言われないので、そのへんで降りて大丈夫です。

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アラサー年に1度の定例海外旅行、ハノイ編はこれにて終了です。

どうしても欧米や欧州に比べると「東南アジアか、、」となってしまうのも事実ではありますが、一度足を踏み入れると抜け出せないのも、東南アジア。

タイ・ベトナムカンボジア、とこんなに近くに、しかも隣接している国なのに、どの国も色が違って、本当に楽しいです。

わたしは今回、ハノイの観光名所には行っておりませんが、観光したり、グルメを楽しんだり、ただ街歩きしたり、スパに行ったり、昼からビールを飲み散らかしたり、、、。色々な楽しみかたがあるハノイ、今回すこしでもその魅力がお伝えできていたら幸いです。

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カム・オン、ハノイ